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仮面ライダーW 第23話 『唇にLを/シンガーソングライダー』

「事件よ!依頼をするわ!」

たこ焼きでランチタイム真っ最中の鳴海探偵事務所のドアが勢いよく開き、物凄い形相のクイーンとエリザベスが入ってきた。

「事件て?ドーパント?」
「ドーパントじゃない!フーティック・アイドル!!

フーティック・アイドル。視聴者参加の歌謡番組だ。
毎回の挑戦者を退け、3週勝ち残れば無条件でCDデビューできる。
…とフィリップが端的に説明する。彼だって実際に見たわけじゃないんだろうけど。
オーディション番組って事ですね。全日本歌謡選手権…みたいな。

クイーンとエリザベスは、このフーティック・アイドルに挑戦し、2週目まで勝ち抜いたらしい。
ところが、これを勝ち抜けばCDデビューという3週目。彼女らの歌に会場は大いに盛り上がり、2人は勝ち抜けに十分に手応えを感じていた。にも関わらず、審査員は2人に最低の評価を下したのだ。

あ!!審査員席にいるあのお方は!!
アニソン界の帝王!アニキこと水木一郎さん!!(ネームプレートは『大貫一朗太』になってましたが)

還暦を過ぎてらっしゃるのに、相変わらず情熱の赤が良く似合います!
そして、仮面ライダーの主題歌、『W-B-X 〜W-Boiled Extreme〜』を歌ってらっしゃる 上木彩矢 w TAKUYAのお二人じゃないですか!!チープな番組セットに似合わない豪華な審査員です。
その豪華な審査員たちが。

「クズだね!クズ!」
「あなた達レベルはね、掃いて捨てるほどいる、クズよ♪」
「その程度のシャウトで、人の心は揺さぶれないゼェェェェ!!!!

ああもう素晴らしい暑苦しさです!(誉めてます)このまま永遠にシャウトしていて欲しいですね、アニキ!

クイーンとエリザベスに対する酷評に会場もざわめいた。彼女らの表情にも悔しさが浮かぶ。フーティック・アイドルは辛口のコメントが”売り”の番組らしいが、しかし彼女らが翔太郎に依頼をするほど憤りを感じているのはその事ではなかったのだ。
クイーンとエリザベスの勝ち抜けを阻んだ挑戦者のジミー中田という男が、実力で勝ったのなら納得もいくが、そいつは超ドヘタだったというのだ。絶対に審査に不正がある!だから彼女らの名誉のために調査して欲しい…というのが彼女らの依頼だ。

憤慨する2人に詰め寄られて、翔太郎が遠慮がちに言った。

「それ…なんかその…ジミーって奴の方が上手かっただけの話じゃ…ないのか?」
「じゃあ一度聞いてみなよ!死ぬから。」
「死ぬから!」

というわけで、亜樹子と連れだって、ストリートミュージシャンだというジミー中田のストリートライブを聴きに来た翔太郎。場所は路上パフォーマーが集まる広場。あれじゃない?と亜樹子が指差す先に、白いフォークギターを抱えた一人の男がいた。見た目イケメンの彼の歌を聞いてみようと立ち止まる数人の通行人の中に、花束を抱えてうっとりとジミーを見つめる女がいる。彼女は「あれ?結構イケメンじゃ~ん!」と破顔する亜樹子を疎ましそうに横目で見た。

「どうも、ジミー・中田です。
 今日も愛を込めて歌います…。ボクを取り巻く、すべての世界に…!
 聞いてください。『風都タワー』」

ジミーの声が広場に響き渡ったとたん、他のパフォーマー達が急に恐慌に陥る。近所に店も急いでシャッターを下ろし、人々は耳を押さえて広場から走り去っていく。一体何がはじまるというのか。

  『風都タワー』
  作詞・作曲:ジミー中田  歌:ジミー中田

  クルクルクルクル 風車が回る~
  クルクルクルクル 君が来る~

  ミルミルミルミル 君を見つめるぅ~
  ミルミルミルミル 好きになる~

  ヘルヘルヘルヘル愛情が減るぅ!
  ヘルヘルヘルヘルまるで地獄だ~

  シルシルシルシル 君を知りたい!
  シルシルシルシル 味噌汁(?)

  クルクルクルクル 風車が 回ってる~
  ゥワエェェェェwwwwwwイ!!(←奇声)


歌詞を起こして見ましたが、人々の阿鼻叫喚で聞き取れない部分も。
広場には白目を剥いた人々の屍が累々と横たわり…あ、別に死んじゃいないか。苦悶の表情を浮かべてのた打ち回る人々の悲鳴が響き、広場の上空を横切って飛ぶ鳩達が次々と墜落する。
亜樹子は腹痛を起こし、翔太郎は呼吸困難に陥って喉を掻き毟る…嗚呼、この世に地獄。


確かに、この殺人ソングが合格したのだとしたら、
どんな奴だってまず番組の不正を疑うのは自然だ。 



すんごい歌だ(笑)でも、ちょっと好きかもしんない。
ジミー・中田役の冨田佳輔さん、本当は歌はお上手だそうですよ、彼の名誉のため。

OPが上木彩矢 w TAKUYAさんご出演記念特別バージョンで豪華です!フーティック・アイドルのセットの前で歌って下さってます!わお!さすがに水木アニキは歌っては下さいませんでしたがw。


もう土曜日になっちゃったし、今回のレビューは簡単に書こうと思ってたのに、OP前まででどんだけ書いてるの、私。アニキとジミー・中田に食いつき過ぎ。歌詞まで拾ってからに。
ここからはサクサク書きますわよ、サクサクと。



ジミー中田。本名、中田次郎(19)…こいつの歌は噂以上だった…。もちろん、悪い意味でだ。

まだ大惨事の爪痕を残す広場で、にこやかに翔太郎と亜樹子に握手を求めるジミー。彼は自分の音楽を『スピック』という意味不明なジャンルの音楽と言った。
スピックとは、すなわちスピニング・トゥ・フォークの略。フォークをベースにロックやラップなどの高揚感をブレンドした独自の音楽……らしい。

説明を聞いてもまったく理解できない未知の音楽に翔太郎は首をかしげる。。そんな彼を憐れむように見つめ、「センスが古い人には理解しづらいんですね…。」とカッコつけてジミーは言った。確かに翔太郎のセンスは古いけど。『理解出来ない』じゃなくて『理解しづらい』なんですね。自分の音楽が人々に理解されないわけがない…という根拠のない自信。

「ジミーくんの言うとおりよ!」

花束を抱えた女がズイと前に出て、翔太郎と亜樹子に手作りのパンフを手渡した。
ジミーくんの音楽を聞くなら、もっと勉強して!
彼女はジミー・中田の熱烈なファンらしい。「いつもありがとう!」と片手を上げてウインクするジミー見て、翔太郎は心の中で面白くなさそうに呟いた。

「この野郎…どうも見ていてイライラすると思ったぜ。なんか……俺に似てやがる……。」

頭に描く理想のカッコいい自分が、実際には空回りしているってあたりですかね。
同族嫌悪。



いつにもまして美しく装い外出しようとする冴子を、「どこへ行くんだ?」と琉兵衛が呼びとめた。

「例の怪物の件で、ちょっと。」
「おお!ダブリューのメモリの…」

言いかけた琉兵衛の言葉を遮り、冴子は「すべて私にお任せ下さい」と艶やかに微笑み、背中を向けると部屋を出て行った。その後ろ姿を琉兵衛は面白くなさそうに見つめ、「随分魅力のある人物の様だねぇ。」と言った。

「私はあまりお近づきにはなりたくありませんケド。」

若菜は「お姉さまの気がしれない…」とでも言いたげな表情で答えた。

「新しい恋か……フン……随分早いな。
 ま、冴子も大人だ。自分で判断すればよい事だがね。」

霧彦さんは、ご自身のブログで叫んでましたけどね(笑)
琉兵衛さんも普通の父親っぽいですねぇ。娘の新しい恋(?)の始まりに、言葉の端々に寂しさと強がりが混在していて、なかなか胸中は複雑…みたいな。冴子さん未亡人ですしね。父親としては心配です。

そして下の娘は…。

「あ!フーティック・アイドルの時間だわww♪」

目を輝かせてウキウキとテレビの前に座る若菜の後姿を見つめ、琉兵衛は深いため息。

「それに引き換え…お前はまだまだ子供だね、若菜。」

琉兵衛さんの言い方がね。可愛らしくて(笑)すみません、大ベテランの寺田さん捕まえて『可愛い』だなんて。だって本当に呆れて、でもそんな言葉の中に、この子はまだまだ自分の手の中から飛び立っていない…という一種の安心感が表れていて、年頃の娘を持った世の父親達は皆こんな思いを抱くのだろうと思いましたもので。
琉兵衛さんの、大げさにため息をつく表情が…好きです。

なんか、セリフだけ聞いてると、普通のファミリードラマのワンシーンみたいな会話ですよね。



風都テレビは地獄と化していた。ジミー・中田の2週目です。
悶絶する客席、そしてブーイングの嵐!平気な顔をしているのは審査員のみ。それどころか。

「素晴らしい!その一言しかない!」
「天才的芸術に言葉はいらないわ。文句なしよ!」
takuyaさんは黙ってサムズアップでジミーの歌を讃える。

なんてこったい、まさかの高評価。スピック絶賛。
しかしジミーの歌を絶賛しているのは審査員のみ。見まわすと客は正気の様だ。

舞台裏には真倉刑事と照井竜の姿があった。超常犯罪捜査課の刑事がなぜここに?
照井竜の衣装がいつもの真っ赤なスーツじゃないのは、アニキの真紅のジャケッツに被るから?

「照井刑事、本当にこの中に電波塔の道化師がいるんですかねぇ。」

彼らは超常犯罪事件を追ってここまで来たのだ。
客席でも、翔太郎とフィリップも、これは何かあると感じていた。あるとしたら審査員か。
間近で見てみようか…と、フィリップが楽しそうに呟く。

「さて、今日はスペシャルイベント、飛び入り挑戦者バトル!
 会場には歌う気満々の客しか来ていなぁ~い!!」

DJの声に湧き立つ会場。挑戦者を選ぶ為に審査委員長の大貫一朗太が舞台に上がる。鋭い目で客席を見渡していた水k…大貫一朗太が、ギンっと目を見開いて指をさし叫んだ!

「おぉ!そこの彼!!赤いスカーフを振っている…君ィーーー!!!」

「検索の通りだ!
 大貫一朗太は会場右寄り、赤い装飾物の人間を高確率で指名するんだ!!」

あの子が振っていた 真っ赤なスカーフ~と歌っていたのは佐々木功さんだったっけ。
赤いスカーフを振っていたのは、いつのまにか黄色いマスクを付けたフィリップ。亜樹子じゃないですけど「聞いてないよ!」状態の翔太郎に「行くよ!」とやる気満々で声を掛ける。

「ま…まさか・・・!!」
「そう。そのまさかさ。」

フィリップは鞄から青いマスクを取り出して翔太郎に差出した。

「ボク達は、2人で1人の仮面シンガーだ!」
「なんだとぉぉぉぉ!!」

場内は割れんばかりの拍手。もう引き返せない。スタッフに促され、歌う気満々のフィリップと渋々立ち上がった翔太郎がステージに向かう。その様子を天井から見ている者が居た。

「ふっふっふ…。誰が来ても勝てないよ。ジミー中田は…天才だ。」

手を打って不敵に笑うドーパントの前に、すっと照井竜が姿を現した。

「電波塔の道化師といかいう悪党は、お前か。」

照井竜は仮面ライダーアクセルに変身した。



ステージでは、”謎のボーイズデュオ仮面シンガー”がコールされ、フィリップが勢いよく飛び出して行った。翔太郎は慌てて仮面をつけてあとに続こうとして、ジミーに呼び止められた。

「探偵さん!あなたは素人のくせに、ボクをバカにしに来たんですか?」

ばればれ(笑)いやこいつが勝手に…と釈明する翔太郎。フィリップは嬉しそうに振り返り、翔太郎に「君のカラオケの十八番は検索済みさ!」と指を立てて見せた。曲は風都のホットナンバー「Finger on the Trigger」 だから仮面が黄色と青なのね。わかりやすい。

お二人とも歌お上手ですね。翔太郎のパワフルなラップとフィリップの柔らかい声が素敵です。コーラスもばっちり。会場は飛び入り参加の仮面シンガーの歌に酔いしれ、リズムに合わせて腕を振り上げ熱気に包まれる。盛り上がる会場の様子をソデから見つめ、自分の時とは違って湧き立つ客席に茫然とするジミー。 

曲の終りに翔太郎の仮面がほどけて落ちる。慌てて拾い上げ顔を隠すが時既に遅し。テレビの前で見ていた若菜が驚きの声を上げた。

「あぁ!これあの探偵!!…って事は?…こっちの子は…フィリップくん??!!

乙女の表情です。

ところで。亜樹子の隣で嬉しそうに2人の歌を聞いている真倉刑事。確か竜は天井の梁の上でドーパントと対峙してますが。…おいてかれちゃった?



その竜は。
戦いの場をテレビ局の倉庫に移して、ドーパントを追い詰めます。しかし一方的にやられているのにも関わらず、余裕で軽口をたたくドーパント。口から針のような物を噴き出して反撃してくる。アクセルは圧倒的な力でドーパントを建物の外にブッ飛ばした。壁を突き破って駐車場に落下するドーパント。

「お前のメモリはなんだ?答えろ。」
「ら…あい。愛の戦士さ。そんな剣じゃ、傷つけられないぜ。」

ドーパントの口から奇妙な風船が現れ、それをアクセルに向かって吹き飛ばした。風船は針に変化してアクセルを攻撃する。だが、威力はさほどないようだ。アクセルはブレードで攻撃を受け止めると、「試してみるか?」とエンジンのメモリを挿した。アクセルのマキシマムドライブが炸裂し、ドーパントが爆炎に包まれる。

「絶望がお前のゴールだ。」

「わ…私のメモリが…バラバラに…!!」

爆炎の中からドーパントが叫び、と同時にまたあの奇妙な針がアクセルめがけて飛んできた。それを造作もなく腕で叩き落として爆心に目をやる。本体は逃げたのか姿が見えないが、まだぶすぶすと白煙を上げて燻るガイアメモリの残骸はそこにあった。

「これでもう悪事はできんがな…。」

竜はバラバラのガイアメモリを拾い上げた。



さて、フーティック・アイドルのステージでは、審査委員長の大貫一朗太が高らかに勝者の名を宣言した。

「勝者は君だ!ジミー中田!!」

会場がブーイングに包まれる。ジミーも…素直に喜べない…そんな表情を浮かべて微かに俯いた。しかし、すぐに顔を上げ、翔太郎の後ろに回ると勝ち誇ったような笑顔で語りかけた。

「探偵さん、意外とやりましたね。でも、これでわかったでしょう?スピックがキテる・・・って。」

「ジミー。ハッキリ言うぞ。お前の歌で勝ち残れるはずがない。何か不正があるんだ。」

しかし翔太郎の精一杯の忠告も、ジミーには負け惜しみにしか聞こえなかったようだ。両手を広げて客席に挨拶し、罵声を浴びても気づかないジミー。



「電波塔の道化師?」

照井竜からもたらされた情報によって、今回の不正疑惑がドーパント絡みである事が分かった。正体不明のこの詐欺師にひどい目に遭わされている人が大勢いるという。奴があのあたりに出没すると聞いて、超常犯罪捜査課が調査していたというわけだ。
おそらく電波塔の道化師・・・と呼ばれているそのドーパントは、審査員を何かしらの力で操っていたのだろうが、その方法が分からない。

「どの道、もう二度と出来ん。奴のメモリは砕いた。」

そう言って、照井は回収したガイアメモリの残骸を見せた。

「それの…どこがメモリだ…?」

照井が差出したビニール袋を覗き込んだ翔太郎が、首をかしげ怪訝な顔で聞いた。
袋の中には、無残に砕けた…いやちぎれたすこんぶのパッケージの残骸が入っていた。

「おそらく君は何かの暗示をかけられたんだ。ドーパントは無事だ。」

虚仮にされ、怒りにわなわな震える照井竜。
「へっ、ざまぁねえな。エリートさん。」
よせばいいのに翔太郎が軽口を叩いて、さらに照井の怒りを煽る。

「フィリップ!奴のメモリの正体を掴みたい。力を貸せ!」
「いいだろう。」

へっ!…翔太郎はぷいと横を向いてガレージを出て行こうとした。
亜樹子が慌てて行き先を問う。

「ジミーを探し出す。あのバカ!妙にほっとけないんだよ。
 センスねぇ癖にカッコばかりつけやがって。」
「その言葉!…言ってて自分に刺さんないの?」
「うるせー。」

ああ、自覚してるんですね、翔太郎は。



ジミーがいつも路上ライブをしている広場にやってきた翔太郎と亜樹子だが、サンタちゃんに聞いてもジミーの行き先が分からない。すると。

「兄ちゃん達。まァ、座んなよ。」

傍らから路上書道家のおっちゃんが声をかけてきた。
この方、カブトの16・17話でフォルミカアルビュスワームに擬態されたお医者さんですね。3人もこのお顔が並んで屋台ではんぺん食べてたので、印象が強烈に残っています。今にも「はんぺん」とか言い出しそう。
今回もまた味のある役をされています、モロ師岡さん。
この書道家、さちをさんとおっしゃる(笑)これはあの方のアレですね。人間だもの。

「ジミーなァ。あいつなァ、夢だけはでかくてなァ。無理だよなァ。」

さちをさんは、2人に色紙を差し出した。

翔太郎には 『半人前でもいいじゃん』
亜樹子には 『金なくったっていいじゃん』

みつをさんは心に響く言葉を書にしておりましたけど、さちをさんは心に刺さる言葉を書いてらっしゃる。サービスで心折られてもwww!
でも並べてある書を見ると、結構心に響く物があるんですよね。深いなァ。
私も書いてもらいたい。

その時、翔太郎は閃いた。ジミーのファンのあの女性!彼女ならジミーの居場所を知っているんじゃないか?翔太郎の言葉を受けて、サンタちゃんが彼女を見た!と言い出した。



サンタちゃんの目撃情報を元に、火口社長の工場 とある工場を訪れた翔太郎と亜樹子は、広場で見た時とは打って変わって化粧っ気もなく、男たちに混じってキツイ労働に汗を流す彼女の姿だった。

「墨田さん!シフト入れ過ぎなんじゃないの?身体壊れるよ、ほんと。」

心配して声をかけた男性従業員に「ほっといて!」と怒鳴り返したものの、彼女…墨田ゆきほは遂に倒れてしまった。そう言えばジミーのギターに「ゆきほ」というステッカーが貼ってあったっけ。
駆け寄る翔太郎と亜樹子。



フィリップは地球の本棚で検索を始めていた。
キーワードは 『道化師』『針』『暗示』
しかしそれだけでは、犯人につながる情報は絞り込めない。他に何かキーワードは?フィリップが問う。

「掴みどころのない奴だったからな。口の軽い、ふざけたドーパントだった。」

照井竜の言葉を聞いて、フィリップはさらにキーワードに「口」を付け加える。



倒れたゆきほは、翔太郎達によって井坂内科病院に運び込まれた。
診察をした医者はもう心配はいらないと言った。栄養剤と安定剤を処方しましょう…という医者に、ゆきほは頑なな表情で「いいです!薬のお金も、寝ている暇もありませんから!」と立ち上がった。

それを聞いた翔太郎が心配そうに声を掛ける。身体を壊したら元も子もないだろう…。
しかし、ゆきほは聞く耳持たず、しきりに時間を気にして飛び出して行こうとする。翔太郎は単刀直入にゆきほに問いかけた。

「ジミーを合格させたのは…あんたか?」

ゆきほは言いがかりをつけないでと翔太郎を睨みつけた。

「ジミーくんは天才なんだから!」
「そんなウソついてなんになる?あいつの為になるとでも思っているのか?!」
「うるさいわね!…彼の為じゃないわ。私の為よ!
 私は他に楽しい事が一つもないの。私の人生に…ジミーくんが必要なの!!」

そう叫ぶと、ゆきほは井坂医院を飛び出した。
あとを追う翔太郎達。やがてどこかの工場にやってきたゆきほの前に、1体のドーパントが現れた。
こいつが照井竜の言っていたドーパント?!緊迫する翔太郎達。しかし驚いたことに、ゆきほは小走りにドーパントに駆け寄ると、鞄の中から封筒を取り出して差出したのだ。

「お金を持ってきました!これで次もお願い!!」

ゆきほはジミーを勝たせる為に金でドーパントに仕事・・を依頼していたのだった。おかげでジミーはフーティック・アイドルを2週勝ち抜く事が出来たというわけだ。あと1週。そうすればジミーはCDデビュー出来る。
その依頼料を稼ぐために、ゆきほは寝る間も惜しんで働き、金を作ったのに。
ドーパントは、金のはいった封筒を跳ね上げるとサディスティックに笑ってこう言ったのだ。

「全然足りねぇんだよ!そんな金額じゃ、この間の2週目の合格だって足りやしねぇ!!」

お金は必ず用意するから…!散らばった金を必死にかき集め、ドーパントに縋って懇願するゆきほの喉元をグイと掴み、

「甘ったれなさんな。契約は今日で破棄だ!人生なめんなってことだ!!」

と冷酷に言い捨てた。ひどい…こいつ外道だ!

「お前こそなめんな!!」

翔太郎の怒りの蹴りがドーパントを直撃した!翔太郎はドーパントを睨みつけると懐からダブルドライバーを取り出した。その時、ドーパントが突然「私はお前のご主人さまだ」と囁いた。その言葉は風船のように膨らみ針に変化して翔太郎を襲う。とっさの事に動けない翔太郎。
しかしその針は翔太郎には届かなかった。間一髪のところでアクセルがその針を止めたのだ。

「くだらん嘘をつくのも大概にしろ。
 左、こいつのメモリの正体は、liar(ライアー)だ。」
「ライアー?…嘘つきってことか。」
「奴は言葉の針を刺して、自分の嘘を相手に信じさせる事が出来る!」

アクセルは腹立たしげに針を投げ捨てた。フーティック・アイドルの審査員たちは、こいつの言葉に操られて「ジミーは最高」という言葉を信じ込ませ、合格させていたのだ。手の内を読まれ、雲行きが怪しくなってきたと察したドーパントは逃げに転じようとしている。逃がすか!翔太郎は相棒を呼んだ。

「行くぜ!フィリップ!!」
「ああ!」

とアクセルがライアー・ドーパントを追い詰める。

「俺をバカにした報いだ!」

アクセルがブレードにエンジンメモリをセットしエレクトリックでドーパントに斬りかかった。

「奴の能力は厄介だ。」
「要するに…針に気をつけとけきゃいいんだろ?」

はルナトリガーにチェンジした。ルナトリガーの変幻自在の弾道は、アクセルを避けて全弾ライアー・ドーパントにヒットする。2人の仮面ライダーの攻撃を浴びたライアー・ドーパントはたまらずに地面に転がった。

「よし、メモリブレイクだ。」
「まって!!その人を倒さないで!!その人を倒したら、ジミーくんが合格できない!!」

ゆきほがとアクセルに縋って叫んだ。戸惑うライダー達。亜樹子も駆けてきてゆきほを宥める。

「何言ってんのゆきほさん!!」
「そうだ。こんな奴さっさと倒して、ジミーにはまたちゃんと当選させればいい!」

ところが。

「無理に決まってるでしょ!!」

ジミーくんは天才。そう言い張っていたゆきほが叫んだ。

「どれだけ彼を見てると思ってるの?!
 あの子は…あの子は…信じられないくらい才能がないんだから!!!」

地面にギターケースが落ちて転がる。ライアー・ドーパントがニヤリと笑う。
その音に驚いて振りむいたゆきほは、そこに蒼白な顔で愕然と立ち尽くすジミーの姿を見つけて息を飲んだ。



井坂内科医院の診察室。
診察時間は終わったのか、井坂医師が帰り支度をしている。
椅子に掛けられた白衣の下から現れたのは、見覚えのある傘!そして、ハンガーには山高帽!!この男はまさか!!診察室のつい立ての陰から、美しい横顔が覗く。

「今日の診察の時間は終わりましたよ。園崎のお嬢さん。」
「裏の診察はこれからでしょ?井坂先生?」

照井竜の復讐すべき相手、ダブリューのメモリの持ち主は、医師の井坂!!

そして。
自分が勝ち抜いたのは実力ではなく不正な取り引きによっての勝利だった事に気づかされたジミー。そればかりか、唯一自分を応援してくれたゆきほの口から聞いた「信じられないくらい才能がない」という言葉。
ジミーは足元がガラガラと崩れる様な絶望の中に立っている。

「そんなのうそだ!!!」
「悪いな、嘘なのは、お前の合格の方なんだよ。」

ライアー・ドーパントの哄笑と、ジミーの慟哭がこだまする。




もう明日は後半ですよ。間に合ってよかった。
かなり駆け足レビューでしたけどね。でも面白かったです。最後はたぶんみんな翔太郎と同じ気持ちになったと思うんですが。ドーパントに対する怒りと、ジミーに対する痛々しさと。
こんなにお遊びの多い回ですけど、田崎監督なんですね。意外です(笑)
でもがなかなか登場しなくて寂しかった…。出てきたと思ったら、あまり見せ場もなく終わってしまったしね。

さて、ライアー・ドーパントは一体誰でしょね。あの人かなー。
次週予告ってもう明日だし。

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こんばんわのらさん^^

もう今週はWのレビューないのかと思いました^^;

今回の話はキャラクターソングCDが出るので、
宣伝してみました的な話でしたが、無理なく話に組み込まれていましたね。
流石Wは販促うまい!翔太郎とフィリップが結構歌がうまいのにびっくりです。
加賀美はあれだったのに(苦笑)
しかし、事件としてはわりとどうでもいい事件ですねw

>「ボク達は、2人で1人の仮面シンガーだ!」

翔太郎とフィリップの仮面の色は、ルナトリガーの色でしたね~。
実際に今回、ルナトリガーに変身して戦ったのも芸細かいです。

今回は嘘のメモリ。
上本綾矢とTAKUYAが酷いことを言ってたのも、
ライアードーパントが言わせていたんですね。
でも水木の兄貴はよくわかりません。
あの方は、素であれくらい言いそうな気がしますしw
来週にでも、俺は歌のうまさではなくお前のソウルに
感動したんだZEEEET!とかいいそうです。

あと今日の照井さんが黒いジャケットだったのは、
水木の兄貴と丸被りになっちゃうからですかね? 

そして今回も騙される照井さん。

探偵事務所に「ドーパントは既に俺が倒した」と
自慢しに来たのに、実はメモリブレイクでなく
酢昆布ブレイクしていました(苦笑)
すこんぶw

映像ではかっこ良く必殺技決めていた照井さんですが、
実は酢昆布相手にマキシマムドライブしていたと想像すると…。

照井さんは実は騙されやすい人?
1エピソードに一度は騙されてるような。
某橘さんや某加賀美並みの騙されやすさですね^^;

さて 電波塔の道化師とは何者でしょう?
私的にあの詩人か工場の人が怪しいと見てますが
どうでしょう?

しかし新人歌手に入れ込むアラサーの独身女性って、
本当にいそうです。
子供番組に出てくるキャラじゃないですよね^^;
風都の女性はいつもドロドロすぎますね。


>照井竜の復讐すべき相手、ダブリューのメモリの持ち主は、医師の井坂!!

遂にダブリューもメモリの持ち主が顔出ししましたね。
表の顔が医者とは意外です。
表の顔がまっとうで裏で凍結殺人とか逆に不気味ですね。
あとこの方はVガンダムでクロノクル役を演じていた人だとか。
そうするとなにか小物に見えてきたw

そして来週アクセルにWが乗っている!?
あれだけインタビューで照井さんの中の人とアクセルの中の人が
絶対に乗せないよと言っていたのに!
高岩さんがノリノリで演技してる様子が目に浮かびますw
ダブリューのメモリの持ち主の顔出しといい、アクセルの乗りも
もう少し引っ張ると思いましたが
Wは出し惜しみしないですよね~。
それが人気の秘訣かもしれないですね。
来週も楽しみです。

今週は大変でしたね

こんばんは。ノラさん

怒涛の力技でレビューを間に合わせましたね(^^)
流石でございます。
明日に備えて丁度良いタイミング。お疲れ様でした。

「W」はお遊びと懐かしのあの人…だったりとゲストが多彩で豪華ですね。
違った意味での楽しみがあり目が離せません。
(レビューを拝見させていただきながら気づく人も居たりして)

明日も楽しみ。。。と言いながら「電王」観ながらの夜更かししすぎ(汗)
リアルタイムで観る為にもいい加減に寝ます(--;)

おやすみなさい

曲は風都タワー

こんにちは。風都タワーの歌詞が!わたしもおこそうと思ったのですが断念しました…すごい!
ということで事後で申し訳ないのですが今週のわたしのブログで
「歌詞はノラさんの先週分のレビュー記事にあります」と勝手にご紹介させていただきました、すみません。
問題あるようでしたら削除しますのでお知らせください。よければリンクが貼りたいです。ご検討くださいませ。

こんにちわ!白いのさん!

根性でUPしました!!誉めて。

クイーンとエリザベスのCDデビューの宣伝回…と言えなくもないですね、23・24回。でも白いのさんがおっしゃるように、ストーリーを壊さないように上手く組み込まれてましたね。CDの話題に触れたのは最初と終わりだけでしたし。
仮面シンガー、癖になる歌声でした!加賀美君は…まぁ確かにアレでしたけど(苦笑いww)

>あの方は、素であれくらい言いそうな気がしますしw
たwしwかwにw(笑)あの方はもう存在自体がレジェンドですからねぇ。(今日の放送で、確かにソウルに感動してましたし)

照井竜は橘さんや名護さんとおんなじ匂いがしますね(^^)本人が大真面目で自信満々だから余計に痛々しいというか笑えるというか。
暫くはスコンブ見るたびにニヤリとしそうです。(ニヤリ)

(電波塔の怪人、正体当たってましたね!まだ24話のレビュー書いてないのでコッソリ讃えあいましょう!)

いよいよダブリューのメモリの持ち主が登場しましたね!思わず「えええ?!あのお医者さん?!」と叫んでしまいましたよ。エキストラ的なポジションで、あまりにも何気なくしれ~っと、にょろ~んと登場したので、よもやそんな重要な方とはつゆ知らず。やられました。

ダブルは本当に、出し惜しみしませんねぇ!毎回驚かせてくれます。もう半分終わっちゃったのかと思うと、今から寂しくなっちゃいますね。
後半のレビュー、明日書きますので、またよろしくお願いします(^^)

こんにちわ!Acinonyxさん!

強引にねじ込んでしまいました(笑)
あとで読み返したら物凄い誤字のオンパレードで、お見苦しい物をUPしてしまったと、慌ててコッソリ直しておきました。

Wは本当に面白いです。笑いの間もカッコいいシーンもすべてがツボにハマるんですよね。それに、過去のライダーがさりげなくリスペクトされてたり、懐かしい方々がご出演されたりしていて、異国で親友にばったり出くわした様な驚きと嬉しさで、思わず「おおお!!」と叫んでしまいます、毎回。

24話も最高でした!色んな意味で(笑)

こんにちわ!makiさん!

問題なんて、とんでもないです!
リンク貼っていただけるのでしたら、喜んで!
ありがとうございます!

一生懸命聞き取ろうとしたんですけど、悔しい事に聞き取れていない部分があります。それでもよろしければ(^^)

風都タワーの歌詞を聞き取ろうと、繰り返し聞いていたら、なんだかだんだん癖になってきてしまいました。
この回がDVDになったあかつきには、是非、特典として歌詞付きフルコーラスを収録していただきたいものです。

残念、見逃しました

ノラ様、こんばんは。
期待の23話、残念乍ら見逃しました。
ようつべでも見つからずです。

然し、第24話怪作でした。
こんな凄い場面、朝から写して良いのでしょうか?

感想up時に、又御邪魔します。

ありがとうございます

さっそくリンクを貼らせて頂きました!ありがとうございます。

こんばんわ、M NOMさん!

ああ!見逃してしまったのですか!!それは残念です。
ジミー中田の歌が聴けるのは、23話だけでしたしね。見る機会に出会えると良いですね。

24話がまた輪を掛けて濃かったですし!いや本当に、日曜朝の子供番組で、これはアリなんでしょうかー!ドキドキしてしまいました。


こちらこそ、ありがとうございました!makiさん!

せっかくリンクを貼っていただいたので、歌詞の部分の色を変えて、飛んできて下さった方が見つけやすいようにして見ました(^^)
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Author:路地裏のノラ
高岩成二さんのファンです。
仮面ライダー大好きです。
来世は絶対男に生まれ変わってJAEに入って、仮面ライダーを目指します。

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