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仮面ライダーW 第21話 『還ってきたT/女には向かないメロディ』

人気のない薄暗いビルの谷間で、二つの影がゆっくりと歩み寄る。

「今月分のリストだ。」

トレンチコートを着た男から書類の入った封筒を受け取り、黒スーツに白いスカーフの金田さんが…男が、札束で分厚く膨らんだ封筒を差し出した。互いが相手に渡された封筒の中身を確かめる。

「そこまでだ!氷室刑事!!」

二人に銃口を向け、照井竜が叫ぶ。隣にはへっぴり腰の真倉刑事の姿もある。

「超常犯罪捜査課の照井だ。」
「真倉だぁ!!」

警察か…黒服の男はさして慌てる様子もなく、村岡さn…氷室は両手を広げて抵抗の意思がないことを示して見せた。
ガイアメモリ流通業者に、警察内部の情報を流す内通者がいるという情報を掴み、竜は密かに氷室をマークしていたのだ。取引の現場を押さえられて言い逃れのできない状況に追い込まれた氷室は、傍らに立て掛けてあった鉄材を薙ぎ払い、身をひるがえして逃走を始めた。黒服の男がズイと前に出る。とたんにバラバラと数人の黒服たちが竜と真倉を取り囲んだ。彼らは一斉にガイアメモリを取り出すと、マスカレード・ドーパントに変身した。

金田さんの表情がりりしくてかっこいいです~…じゃなくて、マスカレード・ドーパントはコネクターがみんな首なんですねー。気のせいか生体コネクターが見えなかったんですけど。悪の戦闘員って久々だからなんか楽しいですね。JAEファン的に。あ、あの方がいる、あ、この方もいる!…みたいな。

突然、怪人軍団に囲まれて怯え動揺する真倉刑事は、足元に転がってきた鉄パイプに足を取られてひっくり返り、後頭部を強打して昏倒した。

「これで心おきなく…暴れられる。」

だらしなく伸びた真倉にちらりと視線を送り、竜はアクセルドライバーを取り出した。(なんか、ふつーに「変身」ってゆった!)仮面ライダーアクセルに変身した竜は、襲いかかるマスカレード・ドーパントを叩きのめす。



竜達の前から逃げおおせ、ホッとしたように汗を拭った氷室は、近づいてくる口笛に顔を強張らせた。

「この口笛…まさか…!」

不安げにあたりを見回す氷室の前に、1体のドーパントが姿を現した。

「久しぶりだな…氷室。」
「樋口か…?いや…お前…お前死んだはずじゃ…!!」



小うるさく群がる雑魚との戦いにさっさと決着をつけて、一刻も早く氷室を追いたいアクセルは、エンジンブレードにエンジンメモリを挿入し、マキシマムドライブを発動した。暗闇に輝く鮮やかな”A”!

「絶望がお前たちのゴールだ。」

マスカレード達は、一瞬で爆炎を上げて消えた。
雑魚を片づけ、アクセルは直ちに氷室を追う。しかし、アクセルが見た物は、謎のドーパントが放つ力によって跡形もなく消し飛ぶ氷室の最期の瞬間だった。

「まずは…一人。」

満足そうに呟くドーパント。口封じに消したのか?油断なくエンジンブレードを構えるアクセルに、そのドーパントは興味なさげに「どけ。貴様に用はない。」と言った。

「あいにく、こっちにはある!」

アクセルはドーパントに躍りかかった!しかし、そいつの出鱈目なパワーで壁まで吹っ飛ばされ、アクセルが体勢を立て直した時には、ドーパントの姿は消えていた。



せっかく追い詰めた氷室をドーパントに殺られ、しかもそのドーパントも取り逃がしてしまった。竜は変身を解き、昏倒している真倉の所に戻った。「おい…」真倉の頬を叩いて目を覚まさせようとする竜を、背後から銃口が狙う。

「ぅあ!!うしろーーっ!!」

目を覚ました真倉が、それに気付いて叫ぶ。その時銃声が轟き、マスカレードは胸を撃ち抜かれてゆっくりと崩れ落ちた。一体だれが…?!倒れたマスカレードの後方から一人の女が姿を現し、竜と真倉に警察手帳を示して「九条あや」と名乗った。

「本日付で、風都署超常犯罪捜査課に配属されました。
 Nice to meet you! 」



私は見ていなかったのでわからなかったのですが、旦那が「デカイエローだ!」と言ってました。
今回で、数年ぶりに刑事デカに返り咲いたわけですね(笑)

それにしても、今回の、芝居しているその後ろの方々が気になってしょうがない(笑)
冒頭からして「あ!!金田さんと村岡さんが、悪い事してる!!」とはしゃいで息子に怒られました(ノω;`)
だってさ…クスン。


「頼む!!俺に力を貸してくれwww!!」

鳴海探偵事務所に真倉がけたたましく飛び込んできた。何事かとあっけにとられる翔太郎のデスクの前に立ち、真倉は「翔ちゃん、翔太郎さん、翔太郎先生wwww!!」と気持ちが悪い。
若干引き気味の翔太郎の足もとに、恥も外聞もなく土下座して「捜査協力をお願いしたいww!」と必死の形相で懇願する真倉。しかし普段から顔を合わせれば偉そうに突っかかってくる真倉の依頼を、翔太郎が素直に聞くはずがない。

「はっはー!悪いなァ、俺は警察みたいな権力にゃぁなびかねぇ…。
 それが…ハードボイルド探偵の…鉄則!」

翔太郎は真倉を鼻フックで釣り上げて、ここぞとばかりに冷たく言い放った。(←いじわる翔ちゃん。)
金さえ落としてくれれば猫だろうが警察だろうが、客は客…と思ったかどうかは知らないが、亜樹子は、真倉に料金3割増しを持ちかけた。抗議する翔太郎に挑戦的に顔を突き出す亜樹子。そこへフィリップが一言。

「真倉刑事が君に頭を下げるなんて。よほどの事情があるに違いない…。
 興味深い!!

楽しそうです。フィリップ。心底面白がっています。真倉君も、どうしてここに相談にきちゃったのか(笑)
話だけでも聞くべきだ…というフィリップの言葉を渡りに船とばかりに、真倉は嬉しそうに話し始めた。

超常犯罪捜査課に最近配属された、ロス市警帰りの女性刑事…。
彼女は、照井とも互角に渡り合えるほど、格闘技に秀でていた。真倉は凛としたクールビューティーな新任刑事にすっかり心を奪われてしまったのだ。
私は竜とあやの後ろで組手をしている方々に心を奪われておりましたが(^^;)
園崎家のドーパント態の中の方たちと金田さんですね。今は亡き霧彦さん=ナスカの渡辺淳さんと、タブーの小野さん、クレイドールのフヂタさん、スミロドンの藤井さん、それと金田進一さん…もうお一人はどなただろ?引きの画で組手をする竜とあやも吹き替えですね。永徳さんと…人見さん?!ああ、楽しい…。

真倉がだらしなく緩んだ顔で、組手をする凛々しいあやに見惚れている中、当の彼女は声をひそめ、自分が掴んだ情報を竜に報告していた。

「私が掴んでいる情報によると、殺された氷室はただの窓口にすぎません。
 本当の内通者は、まだ他にいます。」 
「心当たりは…?」
「あります。」

「ならすぐに証拠を固め、そいつを上げるぞ。」

竜はそう言うと組手をやめ、あやに背を向けた。Got it…竜!突然、名を呼ばれ、少し驚いたように振り返る竜。

「Sorry…ついファーストネームで呼ぶ癖が…。でも、これからもそう呼んでいいですか?」
「…好きにしろ。」

そっけなく答え、トレーニングルームを後にする竜の後ろを、あやも小走りについて出て行った。
さすがアメリカ帰りは一味違うねぇ~…竜とあやのやり取りを聞いていた刃野が感心したように唸った。
「俺の事もミキオ…なんて読んでくれねぇかな…」とへらへら笑う刃野とは対照的に、少し悔しそうな真剣な顔で押し黙る真倉。

トレーニングもせずに無駄話をする二人を睨みつけ、鬼教官の富永さんが肩を怒らせてつかつかと近づいてきた。

「おい!そこ!なにサボってんだ!オラァ!!」

逃げ遅れた真倉は、胸倉を引っ掴まれて、宙を飛んだ。



「つまり…マッキーは竜君を出し抜いて、その女刑事にかっこいいトコ見せたいんでしょう?」
「…つまらない事情だ…話を聞くべきじゃなかった…。」

亜樹子とフィリップは急激に真倉の話に興味を失って、呆れたようにそっぽを向いた。ところが。

「いや…わかるぜ…。俺にはわかる…。」

一人翔太郎だけが、真倉の話に心を動かされたようだ。いかにも”違いのわかるハードボイルドな男”と言ったニヒルな表情を作り、クルリと椅子を回してニヤリと笑って、翔太郎は真倉に言った。

「照井には一度、ガツンと思い知らせてやる必要が…ある。」
「手を貸してくれるのか…!!」

かくして、契約は成立したのだった。
…なんだかんだカッコつけて、結局二人とも、照井竜をギャフンと言わせたいだけじゃん(笑)
見てみたいけど。「ギャフン」っていう照井竜。



警察内部の内通者の手掛かりを探るため、翔太郎はウォッチャマンを捕まえて話を聞いていた。しかし、さすがのウォッチャマンも、そこまでディープな情報は持っていない。そこで、翔太郎は質問を変えた。

「きなくさ~い噂のある刑事とか、知らないか?」

とたんにウォッチャマンは得意げな笑顔を浮かべ、もったいつけて「それならば知らない事もない」と言った。

「誰だ!!そいつは、どこの!誰だァァァ?!!」

翔太郎と亜樹子を押しのけて、ウォッチャマンに詰め寄る真倉は、亜樹子のスリッパ(今回の金文字は『せかすなや)の洗礼を受けた。見事なローリングスマッシュ。
「それじゃ、しゃべられへんやろ!」ごもっとも。
ふらふらとフレームアウトしていった真倉をほっといて、翔太郎がウォッチャマンにその刑事の事を尋ねた。

その刑事の名は「阿久津」。裏社会では有名な悪徳刑事デカで、そいつの周りで最近、失業中の人間が何人も行方不明になっている…と言う噂もある…。



ウォッチャマンの情報を元に、阿久津を張り始めた翔太郎・真倉・亜樹子。
阿久津は荒んだ顔をした、とても刑事には見えない男だった。彼はふと足を止め、誰かに話しかけている。

「お前…最近仕事が無くて、”泣き”が入ってるんだって?」

「本来わりと、季節物だから…。」

物陰から姿を現した阿久津の話し相手は、サンタちゃんだった。思わぬ知り合いの登場に慌てる翔太郎達。阿久津はサンタちゃんに「行こうか。」と声をかけ、二人は連れだって歩き出した。一体どこへ…?
ふと気がつくと、正面にとまった車の中に、照井竜と九条あやの姿もある。
どうやらあの二人も。阿久津にたどりついたらしい。

その時、真倉があやにいいところを見せようと暴走し始めた。翔太郎が止めるのも聞かずに飛び出し、阿久津に向かって叫んだ。

「阿久津!お前がガイアメモリ流通業者と裏でつながっているのはわかっている!!逮捕する!!」

ジロリ…と真倉を睨みつけた阿久津は、傍らにいたサンタちゃんを真倉の方に押しやり、その隙に逃走した。

「What are you doing?!勝手なことしないで!!」
「す…すみません…。」

あやと竜は二手に分かれて阿久津を追う。
永徳さんの見事な前宙!!かっこいいっすねー!

外に逃げた阿久津の前に、回り込んできた竜が立ちふさがる。阿久津は観念したように立ち止り、血走った目で竜を睨んで「お前も刑事デカか…?」と言った。

「見かけねぇツラだが、どこの部署だ。」
「俺に質問するな。」
「…小僧が…。カッコつけてんじゃねぇぞ。」

阿久津は不敵にニヤリと笑うと、いきなり竜に殴りかかってきた。とっさに阿久津を投げ飛ばす。阿久津から落ちたキーホルダーが、コンクリートの上を転がっていく。
その時、そこからともなく聞こえてくる口笛。阿久津は自分に向かってゆっくりと歩いてくるドーパントの姿を見つけ、その場に凍りついた。
氷室を殺したドーパントと再びまみえた竜は、アクセルドライバーを手に変身しようとしたが、させじと突進してきたドーパントに阻まれてしまった。やはりこのドーパントのパワーは凄まじい。竜は吹っ飛ばされコンクリートの手すりから階下に落下してしまった。

今回永徳さんは大活躍ですね!階段で前宙とか、ダイブとか。竜の衣装が良く似合ってらっしゃるし。

「久しぶりだな、阿久津。」

阿久津の顔色がみるみる蒼ざめる。溝口か…いや、あり得ない!奴は…死んだ! 

「地獄から戻ってきたのさ。お前達を迎えに…!!」

溝口…と呼ばれたドーパントの左手に、氷室を殺したのと同じ力が集まる。殺される…!阿久津は恐怖に目を見開いてガタガタ震えながら命乞いをした。遅れて阿久津に追いついた翔太郎は、急いでフィリップに呼び掛ける。

に変身した翔太郎達は、間一髪でドーパントの攻撃を阻み、阿久津は命拾いをした。

「たとえ悪人でも…殺らせるわけにはいかないぜ!」

カチャリと手首を回して、がドーパントに立ち向かう。(きゃー!だ!待ってました!高岩さん!)出鱈目に固い身体とパワーを持つドーパント相手に、蹴るわ殴るわ奮闘するの向こうから、さっき階下に落下した竜が、痛みをこらえてヨロヨロと戻ってきた。
阿久津は自分の命を狙うドーパントが仮面ライダーと戦っている間に、あたふたとその場を逃げ出す。それを見て、竜も後を追いかけようと走り出すが、ドーパントに吹っ飛ばされたに押されて転倒し、阿久津取り逃がしてしまった。しかし…。
竜は地面に転がったキーホルダーを見つけ拾い上げた。これはさっき阿久津の身体からこぼれた物!

はドーパント相手に苦戦を強いられている。装甲が固い上に力も強く、幾ら手を打っても一向に歯が立たない。強い相手にあしらわれて、どたばたと振り回される高岩さんのアクション、好きですが、何か。かっこいいアクションをカッコ良くと言うのも素敵ですが、カッコ悪いアクションを、より自然に魅力的にっていうのはもっと凄いなーと思うわけです。高岩さんのこういう自然な演技力がとっても好きです。多分何より私が一番惹かれる部分かもしれないです。

「翔太郎!このタイプの敵にはヒートメタルだ!」
「よっしゃあ!」

はヒートメタルにチェンジしてこん棒で打ちかかってくるドーパントの攻撃をシャフトで止めた。やはりパワーはメタル系ですね!はシャフトで強く足を払うと、ドーパントはもんどおりうって転がった。よろよろと立ちあがったドーパントは火球を放ち、炎にまぎれて姿を晦ました。

変身を解いた翔太郎のもとに、竜と真倉と亜樹子、それに別の方からあやも合流した。またしてもドーパントを取り逃がしてしまった。両手を広げて肩をすくめて見せる翔太郎。ドーパントだけでなく、阿久津も逃してしまった。
せっかく掴んだ敵組織に迫る糸口が…!悔しそうに言うあや。竜は懐から阿久津の遺留品を取り出して見せた。

「まだ糸は繋がっている…。」

『Catherine』と書かれたキーホルダー。

「あ?キャ…サ…リン?キャサリン?!…ホステスの名前かよ!!

子供番組!これ子供番組だよ~。
翔太郎の頭に亜樹子のスリッパが炸裂する!金文字は『どスケベ!ホイホイ



冴子様の会社・DIGALの社長室。

「新しい仮面ライダー…アクセル。こいつと『ダブリュー』のメモリを持つ男との間に
 妙な因縁があるらしいわね…。」

冴子様はその因縁が気になる様子。私も気になります、それ。
広い社長室に置かれた応接セットの高級そうなソファに若菜が座っている。膝に乗せたミックをなでている。それを眺め冴子は「若菜、なんであなた会社にミックを連れてきたの?」と顔をしかめた。
若菜はにっこりと無邪気に笑って、「あらぁ?行けなかったかしら」と言って立ち上がった。
つかつかと冴子が歩み寄り、パンっ!と若菜の頬を張った。

「遊びじゃないのよ、この仕事は!あなたはまだ何もわかってないわ…。
 ガイアメモリの本当の力も…その恐ろしさも…。」

冴子の携帯が鳴った。若菜は不安げにミックを抱きしめた。

緊迫した場面なんですけどね。若菜姫に抱かれているミック様の気持ちよさげな顔を見てると和むというか、頬が緩むというか。可愛いな、ミック様。猫飼いたいな、猫。うんとふてぶてしい奴。

冴子の携帯に電話をかけてきたのは阿久津だった。怪物に襲われ、警察に追われ、助けを求めてきたのだ。やはり事件の裏にはミュージアムの影がある。



阿久津とドーパントを逃した一行(?!)は、当然のようにぞろぞろと鳴海探偵事務所に戻ってきた。
竜は真っ直ぐにフィリップに向かう。その後ろから九条あやが歩み寄り、フィリップに握手を求めた。

「あなたがフィリップ? Nice to meet you!」

「右の足…怪我してるんですか?」

あやの握手には応じずに、フィリップは冷たい目でそう言った。あやの顔から笑顔が消えた。

「今微妙に庇うようにしていたから…。」

竜も目を細め、無言であやの強張った顔を見つめた。その表情を、「気を悪くさせた…」と捉えた亜樹子があわててフィリップに駆け寄り、「変わり者なんで~」と無理矢理フィリップに頭を下げさせた。
ひとつ確かめたいことがある。…竜があやを見た。

「阿久津はあのドーパントを『溝口』と呼んだ。」

「溝口正輝…風都署捜査一課刑事。あたしの同僚でした。」

あやは身体の前でぎゅ…と強く手を握りしめながら言った。
溝口刑事は半年前、裏金をめぐる汚職事件で懲戒免職になっている。世間やマスコミに追い詰められ、最期は崖から飛び降りて死んだ。
「もう、最低な刑事ですよ!!」そう言う真倉を正面から睨み、あやは真相を話し始めた。

溝口は尊敬できる優秀な刑事だった…と、あやは言った。目標だったと。
そしてロス市警に行きたいというあやの夢も後押ししてくれた。溝口のおかげで今のあやがある。
溝口は刑事であることに誇りに思っていたのだ。なのに。

「溝口刑事は、無実の罪を着せられ…消されたと…。」

竜があやの言葉を受けて、静かに言った。

「おそらく…氷室と阿久津の二人に…。」

その氷室はドーパントに襲われて死に、阿久津も同じドーパントに襲われた。つまり…。
溝口は生きていてドーパントになり、自分を陥れた氷室と阿久津の二人に復讐を始めた…?

「やっぱり最低だ!!」

突然真倉が怒ったように叫んだ。あやがキッと真倉の横顔を睨みつける。

「立派な警察官なら、犯人達を逮捕し、裁きは法に委ねるべきだ!!
 それを、ドーパントになって復讐だなんて!!」

「お前に何がわかる!!」

息巻く真倉は、竜の怒りの裏拳を食らってよろめき、鼻を押さえてフィリップに聞いた。

「ボク…なんか間違ったこと言いました?」

「正論は時として暴論より相手を怒らせる。」

そんなァ…真倉はくらくらと白眼を向いて倒れた。
あああ、名言だー。メモしておいてどっかで使おう…φ(..)メモメモ…。真倉君と同じ失敗ってありがちですもんね。正論が必ずしも正しい答えではないということです。気をつけよう…。

竜はフィリップに阿久津の残したあのキーホルダーの検索を頼むと、事務所を出て行った。



風都タワーを望む屋上に、竜とあやはいた。

「竜!さっきは私の為に殴ってくれたの?」
「いや…あいつのほっぺたにハエが止まっていた…。」
「あなたでもそんなジョークを言うんだ。」

あやが笑い、竜も少しだけ表情を緩めた。
溝口とあやは仕事のパートナーであると同時に、恋人同士でもあったのだ。
「彼とよく風都タワーを眺めていた」…あやが懐かしそうに目を細める。彼は決まって口笛を吹いていた。この曲は、風都に良く似合う…曲名は知らないけれど、この曲が好きなんだ。溝口はそう言って笑った。

あやもその曲が好きだった。そして溝口の笑顔も。

「でも…あの頃とは変わってしまった…復讐と言う強い感情によって…。」
「理解できるの?彼の気持ちが…。」
「ああ、俺にも復讐すべき相手がいるからな。
 『ダブリュー』のメモリの持ち主…そいつは俺の家族を皆殺しにした…!」

最初に登場したときには、家族を殺された話をする時、竜はもっと感情的でした。あの時はアイスエイジドーパントを家族を殺した犯人と思い込んでいたから冷静で居られなかったのかな。それとも、翔太郎の言葉で、「俺も仮面ライダー」と言うことを思い出して、竜の意識が変わったのか…。
すっかりハードボイルド・キャラになりました。照井竜。



フィリップは地球ほしの本棚で竜が置いて行ったキーホルダーを検索している。

キーワードは『阿久津 憲』『風都署捜査一課刑事』『失業者の連続失踪事件』
そして…『Catherine(キャサリン)』

本がみるみる内に絞られ、フィリップの前に1冊の本が残った。

「わかったよ。阿久津が潜伏している場所が!」
「何丁目のスナックだ!?」
 まだ言うか!

「『Catherine(キャサリン)』は、阿久津が所有するクルーザーの名前だ。」

一介の刑事がクルーザー所有…。相当儲けてますね、悪徳刑事。
クルーザーって、おいくら?



翔太郎と風都署長上事件捜査課御一行は、阿久津のクルーザーが停泊しているマリーナにやってきた。
『Catherine(キャサリン)』はすぐに見つかった。4人は二手に分かれて阿久津を追い詰める作戦に出た。あやは真倉と。そして…。

「じゃあ俺達はこっちだ。左、ついてこい!」
「わかった…って、だから俺に命令するなっつうの!!」

竜と翔太郎は『Catherine(キャサリン)』に乗り込み、左右に分かれてキャビンの中を伺った。翔太郎がドアを開けると、阿久津が身を起して翔太郎に銃口を突き付けた。

「ちょろいな。簡単に罠にかかりやがって!」

ちょろいのはどっちだー。翔太郎一人で乗り込んだと思い込んでいたのか、背後から近づいた竜にあっさり銃を蹴り落とされて慌ててクルーザーから逃げ出した。すぐさま阿久津を追いかける二人。

一方、あやとチームを組んだ真倉は、大げさな鼻栓(我が家では鼻ポッチと呼んでいる)でフガフガしながらも、やはり自分は間違ったことを言っていないと言う思いから、一生懸命あやに食い下がっている。

「あやさん、照井課長には殴られちゃったけど、俺、やっぱ思うんです!
 復讐は決して正しい事じゃ…。」
「今、そこを人影が横切ったわ!」

真倉の言葉をさえぎるように叫び、あやが銃を構えて建物の角に消えた。と、ガシャンと何かがぶつかる音がしてあやの悲鳴が聞こえた。驚いた真倉はすぐにあとを追って角を曲がったとたん、何者かに強い力でふっ飛ばされて、コンクリートに頭を強打し…昏倒した。鼻ポッチがきれーに吹っ飛んでGJでございました(笑)

こんなに何度も後頭部を強打して、真倉君、大丈夫なんだろうかー。



阿久津を追った竜は、逃げる阿久津にとび蹴りを食らわし(マジで入っちゃったらしいですねー、木ノ本さんのキック。蹴られた方は吹き替えのJAEの方らしいですが…)倒れた所を取り押さえた。

「さぁ言え! お前が仕事をやると言って連れ去った人たちはどうした!?」

阿久津はニヤリと厭な笑いを浮かべ「実験台にされたらしいぜェ…」と言った。

行方不明の失業者達は皆、おそらくはミュージアムに連れて行かれ、ガイアメモリの商品テストの人体実験の使われたらしい。

「いい商売だったぜ…行方不明になっても、誰も探さない人間なんて、
 警察にいればいくらでも目星が付けられるからな。」

阿久津と氷室は、それを樋口に嗅ぎつけられ、口封じのため二人で崖から突き落として殺したのだ。確かに殺した。あの高さから落ちて助かるはずはない。なのに氷室は殺られ、阿久津も命を狙われている。

「お前の命は、刑務所で守ってもらえ。」

胸糞の悪くなる話に、翔太郎が静かに怒りながら言った。だが。

「いぃ~や。俺を守るのは…あの化け物だ!」

阿久津が竜の後ろを指差した!振り向いた翔太郎と竜に向かって突進してくる影!ミック様…もとい、スミロドン!!すぐさまアクセルに変身する竜。翔太郎もフィリップに呼び掛けてサイクロンジョーカーに変身して参戦する。
追ってをスミロドンの任せ、阿久津はぺッ!と二人に唾を吐きかけると、後をも見ずに遁走した。

アクセルと、二人がかりでもスミロドンは手ごわい。

「油断するな、こいつは敵の幹部だ。強い。」

フィリップがアクセルに声をかける。

「なんだろうと、ドーパントは倒すのみだ!!」

アクセルは果敢にスミロドンに向かっていく。もそのあとに続く。
野生動物のように身軽ですがしこいスミロドンは、攻撃しては身をかわし、なかなかこちらの攻撃が当たらない。業を煮やしたアクセルがエンジンブレードにエンジンメモリをセットし、ジェットで跳躍するスミロドンを撃ち落とし、がルナトリガーにチェンジして、トリガーマグナムの追尾弾でスミロドンを狙う。が、追尾弾をことごとくかわされてしまった。
ならば…とスチームでわが身を覆い隠し、飛び込んできたスミロドンを上から攻撃して、ようやくスミロドンに一撃を入れた。

しかし、その時モーターの音が鳴り響き、阿久津を乗せたクルーザーが岸壁を離れて行ったのだ。すぐにクルーザーに向かって走り出すアクセルと、とりあえずアクセルの攻撃が当たったとはいえ、まだ動けるスミロドンを気にする。照井竜は冷静沈着に見えて、ひとつの事に集中すると周りが見えなくなるタイプ?翔太郎は穴だらけだけど、常に全周囲に気を巡らしていますね。大概、目の前の物に気づかなかったりしますけど。
柔と剛って感じですね、この二人。

遠ざかる阿久津を悔しそうに見つめるアクセルと…その目の前で、突然阿久津のクルーザーが大爆発を起こした。燃え上がるクルーザーから杖のような物が飛んできて、あのドーパントの手の中に収まった。

「溝口…」

翔太郎が呻く。が。

「いや…溝口じゃない。」

フィリップの言葉に、竜も「ああ・・。」とうなづく。
どういうことだよ!一人わかってない翔太郎が喚く。可笑しい。可笑しすぎる。二人仮面ライダーがいて片方の左半分だけが事情を飲み込めてないて(笑)

「君なんだろ?九条刑事。」

竜がドーパントを見据えて言った。

「やっぱり気づいていたのね…竜」

ドーパントは九条あやの姿になった。驚くの左半身!
氷室と、そして遂に阿久津までも手に掛けたドーパントの正体は、溝口ではなく恋人の九条あやだった!
初めてあやが鳴海探偵事務所を訪れた時…あの時フィリップは気づいたんでしょうかね。ドーパントの右足を攻撃したのはですしね。フィリップの言葉を聞いて、竜もピンと来たのかも。翔太郎だけが迂闊だったわけですねー。翔太郎らしい…。

さて、前半でドーパントの正体が明かされました。21~22話は竜の話ですね。あやの事件を絡めてますけど。
長谷川さんの脚本は、三条さんよりも、もっとなんというか、人間の内面にある闇や醜さと言ったものが描かれてますね。そんな感じがします。大人が見ていても「人間って怖いな」と思ったり。ゲゲゲの鬼太郎もそんな話が多いですしね。子供番組でそんなシビアな…なんてことも思われる方もいるかもしれませんが、子供って子供なりに、意味は理解できなくともちゃんと感じて、考えて、心に刻むもんですよね。インパクトのある話の方が、忘れられないかも。

私はいまだに、幼少のころ見たゲゲゲの鬼太郎の話を強力に覚えてますもん。話の内容はともかく、お社とか、神社とか、どれほど文明が発達して近代化しても、決して穢してはいけない場所と言うものがあると。だから、私は無宗教で無信心名人間ですが、神社仏閣はもちろん、道祖神やお地蔵さまなどを前にすると、なぜか敬虔な気持ちになるんですよね。神様の御座所は人が踏み入ってはいけない…そう記憶に焼き付けられているのかもしれません。

さて次回は。
竜は『ダブリュー』のメモリの持ち主についての情報を手に入れるのか。
そして、ああ、冴子様がドーパントに押し倒されている!!
竜もボロボロになってるし、あやさんは恐竜になってるし。
それに…この乗り物は?『4』?

毎度毎度、後半が楽しみです。






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第21話感想

ノラ様、おはようございます。

ライダーW、ハードボイルドストーリーの定番『腐敗する警察組織』が、
描写されてきましたね。
九条あやにデカイエロー。阿久津にガジャと、戦隊シリーズからの豪華ゲスト。

復讐の女刑事『Gメン75』の定番ストーリーっぽい。意外や意外ドーパント。
早くも正体バレの九条あや。後半、死亡退場のフラグか?
照井の相棒『ダーティーハリーシリーズ』みたいに、
エピソード毎にチェンジか?

若き日の渡 哲也氏みたいに、玄人女を愛人にする傍らで、純情乙女に心動かす
悪徳刑事路線を、驀地に進むのか? 照井 竜。
真黒刑事、中和剤役で良い味出してます。

おはようございます、M NOMさん!

今回のエピソードは物凄くハードボイルドでしたねー!!悪徳刑事・復讐の女豹・暗躍する犯罪組織・・・キーワードだけ並べると、とても子供番組とは思えないです。

照井竜は、ガッツリとハードなストーリーに溶け込んでシリアス路線ですが、我らが鳴海探偵事務所の面々は相変わらず(笑) そのとぼけたやり取りが、好きなんですけどね、私は。『探偵物語』や『シティーハンター』みたいに。

今回の真倉君はやる気が空回りしてますけど、「それでもやっぱり復讐は良くない」と言い切る彼を、かっこいいなと思いました。

Wは女怪人の比率が高い気がします。
しかし、ドーパントは声自由に変えられるんですかね?

マスカレードにはゼクトルーパーで対抗したい所ですw

今回はわかりやすかった。
フィリップの足の怪我の指摘とか、
あのドーパントが出てきたときに
不自然に消えたりしてましたからね。
誰でもわかりますよね。
わからないのは翔太郎だけw

Wは最近苦戦することが多くなってきましたね。
特にサイクロンジョーカーの噛ませっぷりが…。
そろそろ最終フォームフラグでしょうか?

クルーザーって探偵物ではよく出てくる舞台ですよね。

ミックが幹部って前から思ってましたが、
やはり人手不足でしょうか?
中身が猫なのに真面目に気をつけろって何となくシュール。
メモリブレイクした後に猫が出てきたら、
どんなリアクションするんでしょうね翔太郎はww

>デカイエロー

私の場合はどこかで聞いたことある声かと思ったら、
遊戯王5DSのヒロインのアキじゃないですか!
って叫びました。
そういえば何かの戦隊に出てたと聞いたことがありましが、
声優さんじゃなかったんですね。

>鬼教官の富永さん

富永さんの「何サボってんだコラ!」に吹きました。
クウガの中の人なんですね。

>「地獄から戻ってきたのさ。お前達を迎えに…!!」

地獄から…
やさぐるまさんを思い出しました。
俺の弟に…妹になれ?

>「正論は時として暴論より相手を怒らせる。」

そういえばフィリップも2話で正論を言って翔太郎に
殴られてましたね。

Wで前半で犯人が判明って初めてでしょうか?
私的に竜もいい味出してると思いますし、
アクセルもかっこよく見えてきましたw
本当毎度毎度、後半も楽しみですね~^^

おはようございます、白いのさん!

女怪人の割合は高い方かもしれませんね。園崎家のお嬢さんたちを除いて(ミック様が♂か♀か不明ですけど。 =^ω^=)、見返してみたらこれまでに出たドーパントの3分の1は女性でした!

平成ライダーはショッカーみたいなわかりやすい悪の戦闘員がいなかったので、マスカレードは新鮮ですね!カブトではワームが複数出てきて、脱皮する奴以外が、微妙に戦闘員のポジションと言ってもいいでしょうかー?(一応白いのさんにお伺いを立ててみる…(笑))数で言ったらゼクトルーパーですね。あとは555のライオトルーパーとか、警察のみなさんとか…。

アクセルが登場して、のアクションがコミカルになってきたようなw。龍騎の時、シリアスなナイトのキャラ作りに悩む伊藤さんの隣で、高岩さんがフリ~ダムに楽しそうに龍騎を演じていた…という話を思い出しました。これから、かっこいい永徳さんと、高岩さんの奥義・小芝居が見られるかも…と思うと楽しみしょうがないです。

>ミックが幹部って前から思ってましたが、
>やはり人手不足でしょうか?

それはほれ、猫の手も借りたいという…(←違う)

木下あゆ美 さんて、声優さんもされているんですね。それは知りませんでした。俳優さん兼声優さん…と、多方面でご活躍の方って、以外に多いもんですね。

富永さんのビンタ、あれはアドリブだったらしいですね(笑)叩かれた藤井さん(スミロドンの中の方ですね)のあのリアクションは素だった…と、後で知って見直してしまいました。

>「正論は時として暴論より相手を怒らせる。」

フィリップは2話で翔太郎を怒らせて学習したんでしょうかー。
でもこれは心に刻んでおきたい名言ですよね。正しいとか間違っている…という事では片付かないですもんね。人の心って。「わかっているけど…。」っていうところで人は悩むのだろうし。

来週のダイハードな竜が気になります。何が起こるんでしょうか。


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