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侍戦隊シンケンジャー 第48幕 『最後大決戦』 其の弐

薄皮太夫はドウコクの腕の中で消えていった。

かつて茉子が垣間見た、人であった時の太夫…花魁薄雪は、自分を裏切った男を狂おしいまでに憎み、それでもなお愛し、決して満たされぬ思いと身を焦がす情念の炎に焼かれて、男を道連れに外道に堕ちた。
あの女とは死んでも結ばせぬ。たとえ外道と蔑まれても。
その太夫が。

あれほど執着した新佐の三味を自ら斬らせて手放し、ドウコクの腕の中で穏やかに微笑み逝ってしまった。

「薄皮…太夫…。」

身を固くして因縁の相手の最期を見届けた茉子が、その名を呟いた。
他のシンケンメンバーたちも、言葉もなくじっと見守っていることしか出来ない。
太夫が光に滲んでドウコクの中へと溶け入ると、ドウコクのひび割れた身体が元に戻った。

「おおおおおおおおおお!!!!」

ドウコクの長く尾を引く雄叫びは、太夫への弔いの咆哮か。もしかしたら、ドウコクは深く悲しんでいたのかもしれない。それがなんという感情なのかも知れずに。
響き渡るドウコクの咆哮は、丈瑠の耳にも届いた。ドウコクが人の世に現れた!
急ぎ仲間の元へ駆けつけるため、丈瑠はナナシ連中の中へ斬り込んでいく。

ドウコクは腹の底から息を吐き切ると、ズイと流之介たちに向かって足を踏み出した。ビリビリする様な激しい威圧感に、流之介達はうかつに踏み込めずにいる。

「シンケンジャー!!俺を騙してくれてた志葉の当主はどこにいる!!
 出てこい!!」

「ここだ!志葉18代目当主・志葉 薫!
 血祭ドウコク!今日こそお前を封印する!!」

習得した切り札の封印の文字を引っ提げて、高らかに名乗りを上げる薫。傍らに薫を守るように源太がつき従う。
しかし、ドウコクはフンと鼻で笑い歯牙にもかけない。

「てめぇのような小娘に何が出来る。今日が志葉一族最期の日だ!」
「最期なのはお前だ!」
「しゃらくせぇ!」

ドウコクが太刀を一振りすると、その刃から放たれた炎が薫を襲う。とっさに源太が薫を抱えて横に飛び事なきを得た。他の仲間たちが薫の元に駆け寄ってくる。

「これから封印の文字を使う。だがある程度の時間が必要だ。皆、頼む!」

薫は流之介にインロウマルを、千明に恐竜ディスクを手渡した。これで戦いが終わる。そう信じて、侍たちは姫にすべてを託した。必ずドウコクを封印する。薫は力強く頷いて駆けてゆく。術を完成させる時間を稼ぐために、侍たちは強大な敵ドウコクに対峙した。流之介はスーパーシンケンブルーに。千明はハイパーシンケングリーンに。

「へっ!」

ドウコク、鼻で笑うだけのことはあります。でたらめに強ぇー!5人がかりで、内2人はスーパーとハイパーで、斬りかかられても微動だにせず!あえて全員の太刀を身体に受けて、クロックアッp 目にもとまらぬ速さで一人残らず薙ぎ倒す…なんという力の差!!

「てめぇら雑魚に用はねぇ!」

と、豪快に笑い飛ばす。くああぁ!カッコイイ!!痺れるほど強いラスボスですよね。シンケンジャーの渾身の一刀も、蚊が止まった程にしか感じてなさそうですもん。
殿もいいけど、Gロッソでドウコクに御出迎えして欲しいなぁ。グイと細くもない腰を抱き寄せられて耳元で「待ってたぜ」と西さんボイスで囁かれたらああああ。砕け散る。砕け散ってしまう。
無しですか、そうですか。そりゃそうですわね。お出迎えドウコクとか、お出迎え太夫とか、お出迎えシタリとか、六門船の面々が出てきたら、大人のGロッソになってしまう。明治座とかでやった方がよくね?みたいな舞台になりそう。

封印の文字を放つために、小高い場所でショドウフォンを構える薫の姿を見つけ、ドウコクは「そこか!」と近づいてゆく。ドウコクの攻撃を食らい悶絶していた侍たちは、必死に立ち上がりドウコクに組みついた。ドウコクはまるで五月蠅い虫を払うように、無造作に侍たちを蹴散らす。
薫はショドウフォンを取り出して、ゆっくりと封印の文字を書き始めた。



その頃志葉家では、留守を守る丹波と彦馬が、姫と侍たちの勝利を信じながら待っている。丹波さんは熊のように落ち着きなく歩き回りながら、神にも仏にも祈っている。いや、日本で神と言ったら八百万の神様でしょう、丹波さん。キリスト教だとわかりやすいけど。
対照的に、彦馬さんはじっと座してひたすらに皆の帰りを待っている。



「絶対に成功させる!!この日のためにこそ…!」

強い決意を胸に、薫は一画一画モヂカラを込めて封印の文字を完成させてゆく。
未完のままにドウコクを封印し力尽きた父の思いも込めて。いや、何百年もの永きに渡る歴代当主達の悲願を達成するために!

ドウコクを抑えようと奮闘する侍たちはしかし苦戦していた。源太はドウコクの足払いを食らってひっくり返り、その足に踏みつけられて首を落とされようとしている。助けようと飛びかかるシンケンジャー達を、覇気だけでふっ飛ばし、再び源太に太刀を振り上げた。絶体絶命の危機に、太刀の下に飛び込み源太の命を救ったのはダイゴヨウだった。
ダイゴヨウも加わり、さらに全力でドウコクに立ち向かう。
それでも!ドウコクに毛一筋の傷も付けることが出来ない。気休め程度に小うるさく纏わりつくのがせいぜいだった。
それも、あっという間に叩き伏せられ、万策尽きて侍たちは立ち上がることも出来ない。

薫の封印の文字はあと少しで完成する。ドウコクは薫を睨みつけ「させるかよ」!」と威嚇する。
丈瑠もようやく到着した。そして。

遂に封印の文字は完成した!と同時にドウコクはさせじと炎の太刀を放つ!

「外道封印!!」

封印の文字はドウコクの力を弾き飛ばし、ドウコクをはるか後方の岩壁に縫い付けた。あたりを震わせるような怒りに満ちた咆哮とともに、ドウコクの身体は爆炎に包まれた。
遂にドウコクが封印された!!ホッと安堵し、喜ぶ侍たち。薫はすべてのモヂカラを使い果たして、へなへなと膝から崩れ落ちた。

「父上…ようやく…ドウコクを!」

丈瑠は少し離れた所から薫を見つめ、嬉しそうに頷いた。
数百年に渡る戦いが、ようやく終焉した。誰もがそう思ったその時!
爆炎の中からゆらりと立ち上がる影!

血祭ドウコクは封印などされていなかった!太刀を一振りして炎を払い、現れたドウコクの左胸は白く変化している。

「残念だが終わってねぇぜ。」

信じられない事態に愕然とする丈瑠、そしてシンケンジャー達。薫はふらふらと立ちあがり「そんなはずは」と茫然と呟く。封印の文字が、最期の切り札が…効かない! 


「太夫…。てめぇの身体…役に立ったぜ。」

ドウコクは静かに自分の中の太夫に囁いた。ドウコクの胸に抱かれて消えた太夫は、取り込まれてドウコクの身体の一部になっていたのだ。白く変色した左胸に太夫はいる。
半人半外道のはぐれ外道・薄皮太夫の身体を取り込んだため、ドウコクの身体に人が混じって封印の文字が効かなくなってしまったのだ。
六門船でシタリがほくそ笑む。太夫のおかげで、半分人の身体がドウコクを守ったのだ。

「全員死ね!」

ドウコクが力を放つとあたりはたちまち爆炎に包まれ、侍達は為す術もなく炎に飲まれていった。そして容赦なく放たれたドウコクの気が薫の身体を直撃し、薫は炎に焼かれながら崖から落ちた。
一人離れた所から戦いを見守っていた丈瑠が、急いで薫の元へ駆け寄り、黒子に指示を飛ばした。

「退くぞ!!」

たちまち陣幕が傷ついた姫と侍たちを覆い隠し、ショドウフォンを取り出した丈瑠が「煙」の文字で作り出した煙幕にまぎれて退却した。
ドウコクはチッ…と舌打ちし、「とどめはお預けか…。」と言い捨てると、あっさり踵を返した。
そして、太夫の内掛けを拾い上げると、バサリと肩に掛け、隙間へと消えた。
ドウコクが内掛けを肩に掛けて、くっと首を微かに回して内掛けを見やる仕草が、イイんですよね。左胸の太夫に向かって声をかける声の優しい響きとか。外道衆に優しいもないですけど。もう、西さんのお声が艶っぽいのもあるんでしょうけど、日下さんの大人な芝居に痺れますね。日下さん好きだなぁ。



ドウコクに敗れ、大怪我を負った薫は包帯だらけの痛々しい姿で、志葉家の奥座敷に寝かされていた。命には別条ないとはいえ、丹波の嘆きは大きい。封印の文字も効かず、志葉家の真の当主、薫の存在も外道衆に知れてしまった。先代が命を賭けて託した作戦は失敗に終わってしまったのだ。丹波は薫にすがって嗚咽を漏らした。

「落ち着いてくださいませ」
「これが落ち着いていられるかー!!」

丹波の叫び声で、薫がぽかりと目を開けた。身体を気遣う丹波の問いには答えずに、薫はポツリと「失敗だった」と呟いた。

「誠に…無念…しかし今は、お身体を…。」

薫はじっと天井を見つめていたが、おもむろに「…影はいるか?」と丹波に問いかけた。彦馬がハッと薫を見る。丹波も怪訝な顔で「影が何か?」と問いかける。

「呼んでくれ。話がしたい。」

姫直々になど、とんでもないと取り合おうとしない丹波にさっさと見切りをつけて、薫は彦馬を見やり、二人きりで話がしたい…と言った。彦馬は静かに頭を下げて立ち上がった。



いつもの座敷には、茫然と座り込む侍達がいた。まさかドウコクに封印の文字が効かないとは。源太が頭をかきむしる。本当だったら効いたはずが、半人半外道の薄皮太夫に守られる形になってしまった。茉子は切なそうに言った。ドウコクの奴…命拾いを…もう一歩早ければ。流之介が忌々しそうにつぶやいた。どうするよ。どうやってドウコクを…千明が唇を噛みしめる。

「お姫様、辛いやろな。お父さんから受け継いで、一生懸命稽古してきはったのに。」

コトハの言葉を聞いて、皆が主座を見つめる。今一番つらいのは…。



丈瑠が薫の寝所の控えの間に姿を現した。
最後まで影の分際で、無礼なと食い下がっていた丹波を、彦馬が「姫のお言いつけですぞ」となだめすかしてようよう立たせた。丈瑠は姫の寝所に入り離れた場所で畏まって座った。

「丹波。」

丹波さんww。そのままの格好で倒れてくるとか、素敵過ぎる(笑)松坂君とか夏居さんとか、噴き出しちゃったりしなかったんだろうか。私はツボにはまる自信がある。姫が憎まれないように、憎まれ役を一手に引き受けて…と丹波役に松澤さんはインタビューでおっしゃってましたけど、回を重ねるごとに憎めないキャラになっている気がする(笑)

初めて二人きりで向き合った志葉家の光と影。

「許せ…丹波は私のことしか頭にないのだ。」

丹波の非礼を薫が詫び、丈瑠は穏やかに「当然ですよ。」と答えた。
まじまじと丈瑠の顔を見つめ、ずっと自分の影がどういう人間なのか気になっていたと言った。「私より時代錯誤ではないな。私は丹波のせいでこの通りだ」と薫が苦笑いする。丈瑠は黙って柔らかく微笑んだ。薫は痛む身体を起こし静かに話し始めた。

 会わなくても、ひとつだけわかっていた。
 きっと、私と同じように独りぼっちだろうと。
 いくら丹波や日下部がいてくれてもな。
 自分を偽れば・・・・・人は独りになるしかない。

寂しそうに語る薫の横顔に、丈瑠は目を伏せ「はい」と俯いた。同じ孤独を知る者同士の奇妙な連帯感…。
ただ…。丈瑠が静かに話し始めた。

「それでも、一緒にいてくれる者がいます。」

「あの侍達だろう?…私もここへきてわかった。
 自分だけで志葉家を守り、封印までなど…間違いだった。
 一人ではダメだ。」

「俺も…やっとそう思える様に。」

主従を超えて固い絆で結ばれた、かけがえのない仲間たち。
流之介、茉子、千明、コトハ、源太。
丈瑠の心は、今、温かい者達で満たされている。しみじみと微笑む丈瑠は、薫の真剣な声に顔を上げた。

「丈瑠。考えがある。」



薄皮太夫が解放した新佐の嘆きと苦しみが流れ込み、三途の川も時を置かずに溢れるだろう。太夫を取り込んだおかげで、ドウコクも封印の力が効かないばかりか、三途の川を離れても水切れを心配しなくてもいい身体になった。
思わぬ好転に大はしゃぎのシタリとは反対に、ドウコクは口数少なく六門船の縁に立つと、肩に掛けた内掛けを掴み、三途の川に投げ入れた。太夫の内掛けはひらりひらりと風に舞い、水面を目指して落ちていく。

「なんていうんだろうね。外道衆のアタシ達に念仏も無いだろうし。
 ドウコク、お前さんも…因果だねぇ…」

ドウコクは無言のまま佇み、太夫の形見をじっと目で追い続けた。やがて…内掛けは三途の川に落ち、水底に沈んでいった。あの内掛けは…太夫を外道に堕とした情念や執着といった物の象徴だったのでしょうか。それらのものから解き放たれた太夫の魂はドウコクの内に留まり、ドウコクを守っている…。ドウコクが欲しかった太夫は、内掛けの太夫ってことですよね。未練に引きずられ、情念に焼かれる外道の太夫。だから内掛けを三途の川に沈めて弔ったのかと。
ドウコクにとっては、これが本当の薄皮太夫との別れなのかもしれないですよね。

内掛けが水面に消えるのを見届けると、別れはすんだとばかりにクルリと踵を返し、ドウコクは凶悪に凄んだ。

「行くぜ!」



志葉家でも、決戦を前に薫が家臣を一堂に集め、驚くべき決断を下した。

「封印の文字が効かない以上、私は…当主の座から離れようと思う。」

あまりの事に家臣一同言葉もない。封印の文字という切り札が使えなくなった今、さらにシンケンレッドまでも欠けてしまったらシンケンジャーに勝機はない。丹波が顔色を変えて薫に問いかけた。薫は落ち着いた声で、「シンケンレッドはいる」と答えた。

「丈瑠!」

薫に呼ばれ、丈瑠がゆっくりと主座に向かって真っすぐ歩を進める。驚いて食い入る様に丈瑠を見つめる仲間たち。薫がす…っと横に退き、丈瑠は振り返ると当然のように主座に座った。
当然丹波は黙っていない。影の分際で姫を差し置いて主君の座に就くとは何事か。血相を変えて丈瑠をどかそうと躍起になって座布団を引っ張り始める。

「コラ!影の分際で!!」
「影ではない!!」

薫の一喝に固まる一同。裃黒子が家系図を記した巻き物を持って御前に進み出で、するすると巻き物を広げる。
初代・志葉烈堂から数えて十八代目・薫の名の下にハッキリと『丈瑠』と記されていた。
驚いて巻き物にかぶり付き、目を皿のようにしてそれを見つめる丹波。

「私の養子にした。」

「はぁぁ?!!」
「え”!!」
「うそ!」
「へ?!」×2

「お母さんにならはったんですか?」というのはいかにもコトハらしいリアクション。
私も丹波さんじゃないですけど「はぁぁぁ?!」と叫んでしまいましたよ。皆様も似たり寄ったりだったんじゃないかと。志葉の当主を継ぐためには、薫と丈瑠が婚姻を結ぶのか…とそれは考えもしましたが、まさかの養子。
未成年でも養子は迎えられるのかなと、この際細かい事は考えず、いやー。びっくりしました。してやられたという感じ。そう来たか。

仲間のリアクションに、ばつが悪そうに目を背ける丈瑠の苦虫を噛み潰したような顔が何とも言えず可愛いです。薫がまじめに話を続けているのを聞いて、気を取り直したように居住まいを正し、しゃんと背筋を伸ばす。

「封印の文字は使えなくとも、丈瑠のモヂカラは戦うには十分。
 後継ぎがなければ、養子を迎えるのは昔からあることだ!」

家系図を前に茫然と座り込んでいた丹波がはっと我に返り、大切なのは志葉の血筋だとまくし立てる。

「だいたい…子供の方が年上ではございませんか!!」

確かに(笑)丈瑠を主座から引きずり降ろそうと、丹波が丈瑠の肩に手を賭けた途端、薫が一喝した。

「無礼者!!
 年上であろうと、血が繋がってなかろうと、丈瑠は私の息子!
 志葉家十九代目当主である! 頭が高い!!一同、控えろ!!」


彦馬が、流之介が、茉子が、千明が、コトハが、源太が、裃黒子さんたちが、皆満面の笑みを浮かべて嬉しそうに平伏する。丹波は家臣たちを見渡して、しぶしぶ丈瑠の前に跪いた。奥から裃無しの黒子さんたちもしずしずと現れて平伏した。彦馬は惚れぼれと丈瑠の横顔を見つめ、本当に嬉しそうですよね。お母さんも(笑)満足そうに丈瑠を見つめて笑った。



志葉家の一件落着を余所に、街には不吉な地鳴りが響いていた。隙間という隙間が赤く不気味に光る。

丹波は十九代目当主・丈瑠の前でキッチリと両手をつき尋ねた。

「恐れながらお尋ねいたします。
 封印の文字が効かぬ今、一体どのようにドウコクを倒すおつもりであるか。」

「策ならある。」

丈瑠はハッキリと言い切った。万策尽きたと思われた今、新しい当主に一体どんな策があるというのか。そこにいた誰もがハッと丈瑠の言葉に耳を傾けた。
丈瑠はズイ…と半身を乗り出して、にやりと笑って言った。

「力ずくだ。」

ポカンとする一同。一体それのどこが秘策なのか。しかし次の瞬間、千明たちが噴き出し笑い始めた。

「そりゃそうだ。」
「倒すしかないもんね」
「おお!殿!素晴らしい策ですぞ!」
「うち、がんばります!」

なんて行き当たりばったりな…丹波さんは呆れてがっくりと項垂れる。源太のサムズアップ素敵。

「封印は出来なかったが、ドウコクにダメージは与えている。
 志葉家の火のモヂカラが有効なのは間違いない。
 姫が…あ、いや…母上が作った志葉家のモヂカラのディスクだ。
 封印することは出来ないが、俺でも使えるし今なら倒せる可能性はある。
 ギリギリの戦いになるのは間違いないがな。」
 
一同が覚悟を決めたその時、隙間センサーが鳴り響き、外道衆出現ポイントを示す座標棒が雪崩をうってざらざらと溢れ出た。遂に…三途の川が溢れたのだ。

そこらじゅうの隙間から噴き出した三途の川の水は、人々を飲みこみ、街に溢れ、遂に六門船が人の世に姿を現した。舳先にはドウコクが仁王立ちしている。

「乗り込め!人間どもを好きなだけ苦しめろ!!この世は外道衆のもんだぁぁ!!」

ナナシ連中が大挙して現れ、人の世は阿鼻叫喚の地獄と化す。



バラバラと積み上がった座標棒を見つめ、千明が「やるしかねぇよ。」と言った。

「やろう!」
 
侍達が目を見交わして頷き、丈瑠の前に集まった。決戦だ。丈瑠も頷き、立ち上がる。
 
「殿のご出陣!!」

誇らしげに高らかに、日下部彦馬は出陣を告げた。
外道に埋め尽くされた戦場に、志葉家の陣太鼓が鳴り響く。家紋を染め抜いた陣幕を背負って、六人の侍が並び立つ。

「どうあっても外道衆は倒す!俺たちが負ければ、この世は終わりだ!
 お前たちの命、改めて預かる!!」


「もとより!」

「当然でしょ。」

「何度でも預けるよ!」 

「うちは何個でも!」(おいおい)

「じゃ、俺たちは二人合わせてさらに倍だ!」

そうだった。ダイゴヨウも仲間でしたね。六人の侍じゃなくて七人の侍でした。
この後の変身。胸が踊りました!久しぶりに胸のすくような変身に、涙が出そうになりましたよ。
六人横並びで一斉にシンケンマルを抜いて、走り出すシンケンジャー。やっぱりこうじゃなくちゃ。
あと一回で彼らの雄姿も見納めかと思うと、本当に寂しいですよね。寂しいです。

さて、いよいよ次回…といってももう明後日ですね。最終幕。
どう決着がつくのか、早くみたいような、幕引きを先延ばしにしたいような。
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路地裏のノラ

Author:路地裏のノラ
高岩成二さんのファンです。
仮面ライダー大好きです。
来世は絶対男に生まれ変わってJAEに入って、仮面ライダーを目指します。

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