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仮面ライダーW 第19話 『Iが止まらない/仮面ライダーの流儀』

片平真紀子に振り下ろされたエンジンブレードは、メタルシャフトに止められた。
「貴様だけは生かしておかん!」真紀子に対して異様なまでの憎悪を燃やす照井竜=アクセルは、怒りの矛先を、攻撃を邪魔し真紀子を逃がしたに向けた。

「奴は俺のすべてを奪った”ダブリュー”のメモリの持ち主だぞ!!

「ダブリューのメモリとはなんだ…?」
「俺に質問するなぁぁ!!!」

激昂したアクセルは憤懣をすべてにぶつける様に、がむしゃらにエンジンブレードで打ちかかってきた。も必死に防御するが、激しい突きに吹っ飛ばされて地に転がる。
負傷して変身も解けてしまった翔太郎は、それでも必死に立ち上がり、同じ仮面ライダーとしてアクセルに問うた。

「あんた…仮面ライダーになるんじゃないのか?!
 罪を憎んでも、人は憎まない。
 この風都の人々が仮面ライダーに望んでいるのは…そういう心だ。」

「甘い…甘ったるいことを言うな!!」

照井竜の心の中に渦巻く憎しみは深く、翔太郎が言う仮面ライダーの流儀は彼にとってはただの”きれい事”でしかないのか。わなわなと堅く握りしめた拳を見つめ、アクセルは再び翔太郎にエンジンブレードを振り上げた。

「いい加減にしてよ!竜君!!」

亜樹子が刃の前に飛び出して翔太郎をかばう。まっすぐにアクセルを見つめる亜樹子の瞳を前にして、彼は我に返った。そうだ。翔太郎は関係ない。今ここでこの男を攻撃しても、それはただの暴力だ。
竜はブレードを下ろして変身を解いた。しかし。

「この街は腐っている。だから人も腐るんだ! 俺はこの街が大っ嫌いだ!!

暗く燃える憎しみの炎を瞳に宿し、照井竜は翔太郎を睨みつけてそう言い捨てると背中を向けて去って行った。
なんという憎悪。翔太郎は一瞬気圧けおされて言葉を失った。奴は、この風都を愛し守るためにこの街に来たわけではない。それどころか街も人も憎んでいる。
照井の片平真紀子に対する異常な憎悪…彼がこの街に来た理由は彼女に対する私怨を晴らすためのみなのか。
そんなものは正義ではない。

「照井竜ゥゥ!!」

翔太郎は傷ついた身体を引きずって竜を追おうとして、崩れ落ちた。



今回はしょっぱなから緊迫の場面です。
過去、照井竜の身に何が起こったのか。今回は竜のビギンズナイトが明らかに。

緊迫の冒頭なんですが、「俺に質問するなー!!」とブッ飛ばされた翔太郎。あ~あ、質問したのはフィリップなのに、翔太郎がボコボコにされちゃったよー、みたいな(笑) なんだか貧乏くじキャラが定着しつつありますね、翔太郎。

昨日発売されたヒロマの高岩さんと永徳さんの対談を読んでから、改めてvsアクセルのバトルをみると、また格別に面白いですね。本当は高岩さんたちはそういう裏側の事情に抜きに、画面から伝わる内因表現とか気迫とか、物語の中のキャラクターの立ち位置とか関わりとか、そういうものを見て感じて欲しいと思ってらっしゃるのでしょうけど、スーツの中の方々のファンとしては、表側からも、裏側からも作品を楽しみたい。なんてな。

それにつけても、OPの足首。何回見ても慣れない…(////
「あの怒り…どっから来るんだろう…」

翔太郎の手当てを終えて亜樹子がつぶやく。彼女の目に映る照井竜はクールで知的で、あんな風に乱暴な激情を秘めているとは到底思えなかっただけに、軽くショックを受けているようだ。
一連の凍結事件に、何か個人的に関係がありそうだ…事務所の簡易ベッドに身体を横たえ、翔太郎が言った。
フィリップは二人の会話など耳にも入っていないといった風に、手に持ったハードカバーの本に無心に目を走らせていたが、不意に独り言のように「ハードボイルド」と言葉を漏らした。

「ああいう男をそう呼ぶんじゃないのかい?
 冷徹なまでに一人です信念を貫きとおす…鋼の男…。」

フン…と鼻で笑って、翔太郎は痛む身体を無理やり引き起こした。
確かにハードボイルドなのかもしれないが、翔太郎はそれを認めたくない。おやっさんが残してくれたハードボイルドの流儀は、クールで非情な眼の奥に、心が震えるような優しさを隠していた。

『この街は腐っている。だから人も腐るんだ!』

照井の憎悪は、この街のせいだけなのか…。それとも他になにか…。

「照井は間違っている。俺は俺のやり方でこの事件を追う。」

まだ寝てなくちゃだダメだよ…と心配する亜樹子の言葉も聞かずに、翔太郎は街へと出掛けて行った。
ハードボイルドを気取っているくせに翔太郎はすぐに熱くなる。ぼろぼろの身体を引きずって出ていく相棒の背中に微笑んで、フィリップはフィリップのやり方で事件を追い始めた。

「”ダブリューのメモリ”それは一体なんだ?」



風都警察・超常犯罪捜査課。
割り当てられた殺風景な部屋で、寺井竜は刃野刑事と真倉刑事から調査報告を受けていた。

「容疑者・片平真紀子は失踪したままです。現在全力を挙げて捜索中です。」
「花屋からもメモリを使った証拠は出ませんね。」

二人の口からは、もう分りきった既出の報告しか出てこない。竜はイライラしながらも彼にしては辛抱強く黙って聞いていたが、ついには二人に背を向けて「子供の報告か。」とはき捨てる様に呟いた。
ドーパント事件に実績があるというから、超常犯罪捜査課に配属したというのに、こいつらときたら何の役にも立たないではないか。照井竜は、この役立たずの刑事たちにさっさと見切りをつけて、自分だけで捜査を進める事にしたらしい。うろたえる二人の刑事を残して、照井はさっさと街へと出掛けて行ってしまった。



フィリップは地球の本棚の中で照井竜が言っていた”ダブリューのメモリ”が一体何なのかを検索している。
しかし”ダブリュー”が頭文字で氷を連想させるような言葉をキーワードに設定しても、一向に絞り込めない。
winter… white…頭文字がWの氷のメモリでは、どうも今回の一連の事件と能力が合致しない。本当に”ダブリュー”は”W”なのだろうか?
フィリップは過去に風都で起こった凍結事件を片っ端から調べてみることにした。



片平真紀子の経営する花屋コーンフラワーブルーでは、息子の清が周囲の目を気にするようにしてどこかに出掛けて行った。単独で店を張っていた照井竜がすぐさま尾行を開始する。

一方、翔太郎は街の情報屋ウォッチャマンから片平親子に関する情報を仕入れていた。二人は必ずどこかで落ち合う。
その場所はおそらく『あゆみ公園』。そこの花壇を母親の真紀子が担当しているらしい。何より、隠れるところがたくさんある・・・・・・・・・・・・・
翔太郎は情報の礼に缶ジュースを1本、ウォッチャマンに手渡すと、すぐさまあゆみ公園に向かった。



あゆみ公園に一人佇み、片平真紀子は少し悲しそうなまなざしでブランコをぼんやりと眺めていた。昔、清がまだ小さい頃、よくこの公園で一緒に遊んだっけ。幼い息子の楽しそうな笑い声が真紀子の耳に甦る…。その時。

「母さん!!何考えてんだ!!無茶ばっかして!俺がどんだけ心配したと思ってんだ!!」
「何言ってんの!私だってね、覚悟かあってやったことなんだよ!!」
「でもこの先どうすんの?…もういい、俺、知らないから。」

清はそう言い捨てると、くるりと母親に背を向けて怒ったように行ってしまった。
一人公園に取り残され、苦悩の表情を浮かべて俯く真紀子。

「母親を庇う孝行息子にも愛想を尽かされたか…。」

清の後をつけ、二人の会話をじっと陰から聞いていた照井は、清がいなくなるのを見計らってアクセルに変身し真紀子の前に姿を現した。手にはエンジンブレード! なぜだ!なぜおまえは俺の…!!憎しみに燃えるアクセルは、真紀子に向けて思い切りブレードを振り下ろした。悲鳴を上げて必死に逃げ回る真紀子。その時。

「やめろォォ!!」
「またか!左!!」

俺の話を聞け!!翔太郎は懸命に呼び掛けるが、アクセルは聞く耳を持たない。再び真紀子に向き直り無礼度を振り下ろそうとした刹那、ファングが飛び出してその刃を止めた。

「よくやった」

フィリップの手のひらにちょこんと飛び乗り、ファングは得意げに一声吼えた。
隙を見て必死に立ち上がり、その場を逃げ出そうとする真紀子。逃がすまいと後を追おうとするアクセルの前に翔太郎が立ちはだかった。

何度も何度も真紀子を庇い、自分の邪魔をする翔太郎にブチ切れたアクセルは、エンジンブレードを振り回して翔太郎に襲いかかった。必死に刃をかわす翔太郎。

「翔太郎!彼を止めるには僕の方が向いている!!」
「わかった!頼んだぜ!相棒!」

二人はファングジョーカーに変身し、アクセルに躍りかかった。

キレたアクセルvsワイルドなファングジョーカーの闘いですな。激しいw!息をもつかせぬ激しいバトル、いやー、見ていて楽しいですね!ファングジョーカーは恐竜がモチーフのライダーですけど、やっぱり私にはネコ科の猛獣に見えてしょうがない。身軽にひょいひょいと攻撃をかわしたり、飛んだり跳ねたり宙返りしたり。しなやかな獣っぽい。
動く恐竜なんて、ジェラシックパークでしか見たことないですけど。でもそういえばヴェラキラプトルはしなやかな動きだったっけ。ファングメモリはどの恐竜なんでしょ。T-REXは最初のドーパントとかぶるし。

めちゃくちゃに攻撃してくるアクセルの足をショルダーセイバーで止め、ファングジョーカーは身をひるがえしてアクセルの後ろを取った。怒りに冷静さを欠いているアクセルは、本来の力を出し切れずにいる。

「落ち着きたまえ!照井竜!」
「なぜ邪魔をする!!俺は法の番人として当然の正義を行なっているだけだ!!」

「君の行為は正義ではない。 個人的な復讐だ!!

とたんにアクセルの動きが止まった。

「調べたのか…?」
「ああ。」

照井竜はファングジョーカーから離れて変身を解いた。暗く燃える瞳でフィリップを見据える。

「かつて風都で起こった凍結事件を検索してわかった。
 彼の家族は氷のドーパントに殺されている。

照井竜はフィリップを睨みつけ胸倉を掴んで叫んだ。

「何がわかる!!あの日のことがどれだけわかるというんだ!この検索小僧が!!

 俺の心の叫びまで検索できるというのか!!」

竜はフィリップを突き飛ばした。

「いや…人の心は検索できない。だから…教えてくれ。君の身に起こった事を。」
「なんだと?」
「だって、それを解決するのが依頼だったはずだろ?」



父 琉兵衛の命令で、ミュージュアムの中枢の運営に携わることになった若菜は、姉 冴子といっしょに”重要人物”と会うことになっているらしい。『少々危険な人物』父はそう言っていた。

「そうね、風都を震撼させた連続凍結事件の立役者ですから。」

そしてその人物のガイアメモリのイニシャルは…『ダブリュー』!!

冴子様のお口元がなんて麗しい…!本日もお美しく。



照井竜には警察官の父と母と妹がいた。平凡だが幸せな家庭だった。
しかし、去年の8月、帰宅した竜が目にしたものは、一面にびっしりと氷に覆われ凍てついた部屋と、変わり果てた家族の姿。妻と娘を守るように抱きしめ、まだ息のあった父が最期の力を振り絞って竜に残した言葉。

「竜。…氷…氷の怪人だ。”ダブリュー”のガイアメモリを…!!」

「なんだよ…それ…」

何が起こっているのかわからずに肩に手を置いたとたん、父の身体は竜の手の下で無数の氷の欠片となって砕け散った。現場には、青い矢車菊が残されていた。

そんな彼の前に”彼女”が現れたのだ。

「私はシュラウド。あなたと同じ苦しみを味わった者。
 犯人が憎いのだろう?力を与えよう…。私は…あなたの復讐を支える…。」

そして彼はエンジンブレードを手に入れた。彼女の正体も、目的も知らないが、家族を奪った”ダブリュー”のガイアメモリの持ち主、氷のドーパントに復讐するために、照井竜は仮面ライダーアクセルになったのだ。

それが彼、照井竜の…ビギンズナイト!

「この街は悪魔の巣だ。俺はようやく悪魔を…俺の家族を奪った犯人を見つけた!
 片平真紀子を…消す!君たちになど…俺を止める資格はない!!」

踵を返し、竜は背を向けた。立ち去ろうとするその背中に、翔太郎が声をかける。
照井、おまえの憎しみは痛いほど伝わった。だが。

「だがそのせいでお前は、間違った相手を殺すところだったんだぞ!!」

照井竜の足が止まる。犯人は、片平真紀子じゃない!



ミラーボールが回る薄暗いクラブ。大きなモニタの前に設えたステージで、真紀子の息子・清がご機嫌で踊っている。彼を囲む取り巻き達の声援に拳を突き上げて応えていたが、突然曲が途切れ、店内は不満げは声で騒然となる。

「追い!早く音鳴らせよ!!」

不機嫌に怒鳴る清の声に応えたのはDJではない。

「お開きだぜ、お坊ちゃん」

突然現れた侵入者、我らが鳴海探偵事務所の面々と照井竜。あたりに怒号が飛び交う。彼らの目的に築いた清は、イライラと地団太を踏んで、ヒステリックに取り巻きたちを帰した。

「まさか…こいつが…?!」

氷のドーパントの正体hじゃ、片平真紀子ではなく、息子の清の方だったのだ。
清は正体を暴かれても悪びれる風もなく、あっさり自分がドーパントであることを認め、「さっき公園でお袋から取り返した。」とガイアメモリをちらつかせた。

実は本当に評判が悪いのは母親ではなく、息子の清の方だったのだ。母親が働いて得た金で遊びまわり、自分の気に食わない母の取引先を、ガイアメモリの力を使って次々に襲っていたのだった。
親のすねをかじるダメ息子。そうバカにされたと逆切れした清は、片っ端からむかつく奴を凍えさせてきたのだ。
公園で翔太郎に襲いかかったのは、初めてコーンフラワーブルーに聞き込みに行った時に、翔太郎が竜に思い切りぶつかったから…たったそれだけのつまらない理由なのだ。

片平真紀子は息子を庇うため、わざと現場に花を巻いたり、アクセルに追われていた清からガイアメモリをもぎ取って、あたかも自分が氷のドーパントなのだと信じ込ませたりしていただけに過ぎなかったのだ。

「俺は危うく…別の人を…」

真実を知って愕然とする照井。バックのモニタに映し出された清の無表情な冷たい目との対比が印象的でした。自分の母親の話なのに…。モニタの清が、くっ…と笑う。「人を凍えさせるのは面白かったぜ。」
竜の顔がみるみる険しくなる。

「貴様ァァ!!」

翔太郎が鼻に皺を寄せて清を睨みつけ、詰め寄ろうとした時、母親の真紀子が飛び込んできた。

「待って!!待ってちょうだい!時間をください!この子は私が止めます!!
 清!もうやめましょう!!」

必死にしがみつく母親を突き飛ばし、床に倒れこんだ母に向かって清は「誰もかばってくれなんて言ってねえだろ!」と吐き捨てた。

「お前…母親に向かって何してんだ!!」

翔太郎が叫んで前に出る。清は止められてたまるかと、ドーパントに変身し、店の外へと逃げて行った。
もう…取り戻せないのか。息子を止めることは出来ないのか…。悲嘆にくれ涙する真紀子に、翔太郎は約束した。

「彼は俺たちが止める!
 
 あんたにもう…一人でメリーゴーランドは乗らせない。
 木馬に乗ったあんたの切ない顔が忘れられなかった。…それだけさ。」

行くぜ!フィリップ!翔太郎は相棒とともに清を追って外へ飛び出していった。亜樹子は真紀子に駆け寄り、身体を気遣う。照井竜は立ち尽くし、呻くように「甘い…」と呟いた。

「甘ったるくて…耐えられん…。」

まるで涙を堪えるように、照井竜は顔を歪めてそっぽを向いた。

「ハーフボイルドだから。あいつ。」

「いや…あいつがそういう性格でなければ…今頃俺は…。」

心…震えてしまったのかな、照井竜。



「熱く行こうぜ!」
「了解だ!」

氷のドーパントになった清を追って外に出た翔太郎とフィリップは、ヒートメタルに変身した。
炎の拳にブッ飛ばされて氷のドーパントは池の水を操って氷のつぶてを撃ってきた。これでは防戦一方で埒が明かない。はヒートトリガーにチェンジして応戦したが、ヒートマグナムも弾き飛ばされてしまった。
ドーパントは丸腰になったに殴りかかる。

「自分の砕ける音を聞きな!」

ドーパントは拳に冷気を溜め、にとどめを刺そうとした。絶体絶命のを救ったのはエンジンブレード!!地面に深々と突き刺さったブレードの前に照井竜が起つ!

「照井竜…」
「お前…」

ちらりと肩ごしにを見やり、照井竜は仮面ライダーアクセルに変身した。

「振り切るぜ!」

エンジンブレードを引き抜いてパワーでドーパントを圧倒する。ドーパントもを攻撃したのと同様に氷のつぶてで対抗するが、アクセルのスチームがすべての氷を溶かし、そのままエレクトリックのブレードでドーパントを一撃、宙に投げ出されたドーパントに向けてマキシマムドライブを発動。ドーパントは撃墜されて地に転がった。駆けつけてきた真紀子は必殺技を決められて転がる息子の姿に、小さく息を飲んだ。

「絶望がお前の…ゴールだ。」

エンジンブレードからエンジンメモリが排出され、氷のドーパントは爆炎に包まれた。
人間の姿に戻った片平清は、おびえた目でアクセルを見つめる。照井の異様なまでの憎悪を知る母は、震える声で息子の名を呼び続ける。アクセルはブレードを構えて、清殿間を詰めていった。

「こいつが…俺の家族を…!!」

アクセルは殺気を込めてブレードを握りしめる。清は蒼白になりながらに後ずさりする。
「ヤベェ!!」はアクセルを止めるためにあわてて走り出した。真紀子は悲痛な声で叫びながら駈け出した。

「やめろ照井!!やめるんだ!!」

「待って!!待ってください!!清!…清!!」

清に追いついたアクセルがブレードを振りあげた。

「助けて!!」
「殺さないで!!」
「やめろ!!」

次の瞬間!照井竜は、片平清に手錠をかけた。

「行き先を変えよう…。お前のゴールは…刑務所だ。」

一瞬何が起こったのか理解しかねる様に、不思議そうに自分に掛けられた手錠を見つめ、片平清は素直に立ち上がって照井に伴われて歩き出した。

「ハーフボイルド…とか言うらしいな、君の流儀。
 この街にいるうちはその流儀に合わせる。俺も…仮面ライダーだからな。」

照井竜は少し照れくさそうにそう言った。

「いや…別にハーフじゃねぇんだけど。」

相棒のフィリップが他にしそうに笑った。ホッとした真紀子はゆっくりと清に歩み寄り、上着を肩にかけてぎゅと息子を抱きしめ、いとおしそうに頭をなでた。

「母さん…ごめん…。」

照井竜は、清の足もとに転がっていたガイアメモリを拾い上げてイニシャルを確認した。

『ICE AGE』

手の中で砕け散った”I”のガイアメモリ!!照井の表情が再び険しくなる。翔太郎もフィリップも驚きを隠せない。やはりイニシャルが違っている。清のガイアメモリは”ダブリュー”ではなかった!照井は血相を変えて清を問い詰めた。

「おい!!!去年の8月、俺の家族を殺したのはお前ではないのか!!」
「知らないよ、そんなの。俺がメモリを手に入れたのは2週間前だ。」

振り出しだ。竜の家族を殺した真犯人は…別にいる!竜の闘いはまだ終わっていない。



黒雲が雷鳴を孕んで不吉に流れていく。
園崎の姉妹との会食を終えた謎の人物…凍結事件の立役者という男は、山高帽を手にとって席を立った。

「にこやかだけど怖い人…冷や汗が出ましたわ。」
「特殊な男よ。行ってみればガイアメモリが生み出した突然変異の化け物…。
 私…いえ、園崎に家に相応しい。」

え?霧彦さんの後釜?!

「お姉さま?!」
「冗談よ。彼は誰にもなびかない…。いま大事なのは…敵に回さないこと。」

ピアニストに代わってピアノを弾いていた男が、突然バンと鍵盤を叩いた。
鍵盤におかれたガイアメモリのイニシャルは…””!! この男が!

ダブリューのメモリの正体は『weather』、気象ですね。ずいぶん厄介な能力です。手ごわい相手が登場しましたね。
一体どんな男なんでしょう。そして彼は、どんな理由があって竜の家族を殺したんでしょう。
中盤のボスキャラ登場!といったところかな。



【報告書】

片平清は警察に逮捕された。
本当にあの親子がまたともに木馬に乗れる日が来るのだろうか。
俺には信じてやることしかできない…。

「で、ひとつ質問だ。怒らずに聞けよ…照井」
「なんだ~?左ィ。」
「なんでお前が!自分の事務所みたいな顔してコーヒー淹れてんだよ!!」
「君の入れる物がひどすぎるからだ。せっかくの豆が泣く」

ちゃっかり仲間入りw(爆笑)
家族を殺した真犯人は闇の中。照井竜の戦いはまだまだ続きますが、この街にいる限り翔太郎の流儀に合わせるといった彼の言葉は嘘ではないようです。

「ついでにフィリップも相棒も代わろうか。彼の力は君には不釣り合いだ」

にやりと笑って事務所を出ていく竜。本当はそんなこと思ってない癖に。多分。
翔太郎がカチンとくるツボを早くも見つけ出したようで。本当にからかいがいのある男です(笑)
わざわざ壊れない物、当たっても痛くない物を選んで照井にぶつけようとするあたりが小心者で笑えます。なのに外まで追いかけて行って投げつけるとか。面白すぎる、翔太郎。

「二度と来んな!この性悪刑事!!」



今回の見て思いました。ハードボイルドって、心が震えるってのも一つの要素かな、なんて。
照井君、ずーっと捻くれ坊やのままじゃなく、先週よりもずっとハードボイルドな男になりましたよね。翔太郎とはずいぶん違うタイプなので、この先もぶつかりながら、悪態付きながら、なんだかんだとうまくやっていくんでしょう。そしていずれは on アクセルが実現するんじゃないかと(笑) 期待です。ワクワク。


 
さて次回のは。
超常犯罪捜査課にロス市警が襟の女性刑事が配属!真倉刑事活躍(?)のエピソードになるんでしょうか。
風都警察に内通者とは穏やかではありません。

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こんばんわノラさん^^

両親と妹が殺された事で復讐を誓う竜。
各所でV3オマージュじゃないかと言われてますね。
家族が悪の魔手にかかるのは、
ライダーが通る道なのでしょうか。

しかし、いつの間にかハーフボイルドが翔太郎の流儀にw
本人はハードボイルド目指してるのにね(苦笑)

犯人が予想通り息子だった!
初めて予想が当たったかもw
ついカッとなって殺しましたにしたって酷いですよね。
現実でもそういう理由で犯罪おこす者が最近多いですが、
ライダーの話も世相を反映してるのですね。

暫くのあいだ不毛なライダーバトルが続くかと思って
ちょっとげんなりしてましたがすぐ和解して良かったです。
某先生だと…。
復讐で目が曇っていただけで根はいい人っぽいですよね
竜は。
ちゃんと反省してましたし。

>絶体絶命のWを救ったのはエンジンブレード!!地面に深々と突き刺さったブレードの前に照井竜が起つ!

あれ~?あんなに引きずって重そうだったのに、
今度は変身前に投げてはるww
変身して生身もパワーアップしましたかね(天道みたいに)


>「お前…母親に向かって何してんだ!!」

この怒り方で思ったのですが、
翔太郎の両親て出てきてませんし、
話題に上がってないですよね?
仮面ライダーっ両親が既に他界してる事が多い気がする
(剣崎・天道・良太郎など)ので翔太郎もそうなのでしょうか?
『パパは仮面ライダー』の回の時にも思ったのですが、
翔太郎は、なんとなく理想の母親像を求めている気がします。
(本当の母親を知らない・物心がつく前に他界したとか)
そんなわけで私的に孤児院で育ったとか思ってます。

>「行き先を変えよう…。お前のゴールは…刑務所だ。」

これからの決め言葉は、
『刑務所がお前のゴールだ!』になるんですね!

>ダブリューのメモリの正体は『weather』、気象ですね

左から晴れ、雨、雷、台風でしょうか?
色々な属性(火・水・雷・風)の力が使えそうなメモリですね。
色々なメモリで戦うWと対比して手強い敵になりそうです。

>今回のW見て思いました。ハードボイルドって、心が震えるってのも一つの要素かな

その言葉を聞いてシティハンターを思い出しました。
確か『俺が依頼を受けるのは心が震えたとき』とか
言っていたような?
そういえば冴羽遼もハードボイルドかも。

竜は翔太郎とは正反対の男ですが、
悪を許さない心は一緒なので、
共闘してくれそうですね。
W on アクセルも遠くなさそうですw

そういえば竜の中の人のブログ見ましたが、
竜のキャラと全然違って吹きました。
ttp://ameblo.jp/kinomoto-minehiro/page-2.html#main

ハードボイルド

ノラ様、おはようございます。SHT共通モチーフ「真打ち登場」
ネタ切れかと思ったら・・・有りました。正義と悪の真打ちが。

W>
「仮面ライダーV3」「怪傑ズバット」果ては「相棒」ネタも取り込む解決編。
真犯人の息子、キレやすい若者達を象徴する暗喩キャラ。
抹殺を止め、逮捕に切り換えた照井。成れど、全ては振り出しに。

園崎家に現われた紳士風の「もう一人のW」その正体と能力の謎は、
何時明かされる? (バットマン怪人ペンギンのオマージュキャラ?)

然し、我が者顔で探偵事務所に出入りする場面、馴れ合い過ぎでしょう!!

こんばんわ、白いのさん!

実は竜の「変っ!…身っ!」を聞いた時、風見志郎が浮かんだんですよねー。そう言えば家族を殺され復讐を誓うってところが一緒ですね。なんとなく顔も似てるかな…目が鋭くて鼻がとがってるところとか。(←すみません。聞き流して下さい ^^;)

早々に竜が鳴海探偵事務所の面々とつかず離れずのいい関係を築いて行きそうで、私もホッとしました。探偵と警察は慣れ合ってはいけないが、互いに持ちつ持たれつみたいな微妙な距離感を保つものと思ってるんですが、その辺りも含めてコミカルに4人が絡んでくる展開を期待です。

>復讐で目が曇っていただけで根はいい人っぽいですよね
竜は。

竜も…仮面ライダーですもんね。
そして、エンジンブレード、時々軽くなるようですね~。先週も持って走ってましたし~(^^;)

翔太郎、確かに両親の話は全く出てこないですね。見たところ成人しているので一人暮らしも変ではないですが。これだけ風都を愛しているのに風都出身じゃないってのも考えにくいから、もし両親がいるなら同じ風都に住んでいそうなものですが。いずれにしても翔太郎って、マザコn…いやなんでもないです。
白いのさんがおっしゃる通り、死に別れているのなら母親に対する憧憬を求め、そうでないのなら、きっと彼の母親は素敵な女性なんでしょうね。理想の女性像になるくらい。

全天候型のダブリューのメモリ、一筋縄では行きそうにないですね。気象を操るってことは謎の人物自身がお天気屋で感情の振り幅が激しいんでしょうかねぇ。逆鱗に触れたらそれこそデウスの雷(いかずち)が…みたいな。怖いなぁ…。
あの冴子様をして「大切なのは敵に回さない事」と言わしめる人物ですもんね。

竜の中の人のブログ、教えてくださってありがとうございました!ほんとに竜とは全然違うユルキャラですね~。


犯人的中、素晴らしい!私の周りには清のような母親を泣かせる子は見当たらないんですが、もし自分の子が…と考えると、真紀子さんの苦悩が痛いほどわかる気がします。
最後にアクセルにマキシマムドライブ決められた時、思わず小さく叫んだ真紀子さん。あの微かな悲鳴、わかる気がします。

こんばんわ、M NOMさん!

今回のエピソード、子供を持つ母としては、真紀子のような悩みはなくとも、子を思う母の苦悩は身に迫るものがありました。だから翔太郎のハーフボイルドな台詞に心が震えたし、小さな声で「かあさん、ごめん」と俯く清を、抱きしめたくもなりました。母親は、子供のこととなると愚かになるものなんですよね。

ダブリューのメモリの持ち主、一体どんな人物なんでしょうね。
山高帽子にステッキ…いや、あれは傘でしたか。身なりのキチンとした男ですね。
冴子様が「園崎家に相応しい…」なんて冗談をおっしゃるからには、若いんでしょうかね。

>我が者顔で探偵事務所に出入りする場面、馴れ合い過ぎでしょう

鳴海探偵事務所でコーヒーを淹れる照井竜。
あれは、彼なりの”礼”だったのかな~なんて、今思いつきました(笑)
ハーフボイルドな翔太郎の言葉がなければ、竜は間違った相手を手に掛けるところだったわけですから。仮面ライダーとしての流儀を、竜は口が裂けても「教えてもらった」とは言わないでしょうが。
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高岩成二さんのファンです。
仮面ライダー大好きです。
来世は絶対男に生まれ変わってJAEに入って、仮面ライダーを目指します。

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