スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2

侍戦隊シンケンジャー 第40幕 『御大将出陣』

ようやくレビューをお届け出来ます。だいぶ遅くなってしまいましたね。
もうすぐまたスーパーでヒーローは日曜日がきちゃいますね。ホントにお待たせいたしました。



朝稽古の風景。
流ノ介、ことは、茉子が打ち込みをするその向こうで、丈瑠は千明を相手に手合わせをしている。
ドウコクが封印から目覚め、シンケンジャーが集結した当初は基本のきの字も出来ていなかった千明の剣。今も相変わらず正道の剣とはいえないが、風に舞う木の葉のような形にとらわれない柔軟な太刀筋は、今一歩で丈瑠に打ち込めるのではと思わせる程、著しく上達していた。流ノ介達も思わず稽古の手を止めて二人の立ち会いを見守る。
鋭く突き出された千明の竹刀を咄嗟に受け止め、丈瑠な千明を睨みつけた。丈瑠に向けられる千明の真っすぐな瞳は、技術の差など飛び越えて「丈瑠に勝つ」という強い気迫に満ちている。

「なぜ弱くなった!」

突然、脳裏に十臓の言葉が甦る。弱くなった…思いに囚われたその一瞬、丈瑠に隙が生まれた。その機を逃さすに打ち込む千明の竹刀を辛うじて受け、丈瑠は思わず本気で反撃してしまった。

「それまで!!」

流ノ介の一声が無かったら、丈瑠の竹刀は千明の脳天を割っていたかも知れない・・・。丈瑠の只ならぬ様子に強張った表情で立ち尽くす仲間たち。

「今日はこれまでだ。」

それだけ言い残し、部屋に戻ってしまった丈瑠。不安げに茉子に寄り添うコトハ。再び閉ざされた丈瑠の心、その時一番近くにいた茉子も、今はただ見守るしかない。

「思わず止めてしまったが・・・・今のは鬼気迫るものがあったな。」

茫然と座り込む千明に流ノ介が言葉をかけた。一瞬、マジでびびった・・・・そう言いながらも千明は
「ったく…いいトコまで行ったと思ったんだけどなぁ・・・ああいうの見せてくるし。」
と、勝負に負けた事が悔しい様子。丈瑠の変化に気付かないのか、気付いてあえて口に出さないのか。
流ノ介も丈瑠が深刻な状況なのを察したのか、丈瑠が消えた廊下を心配そうに見つめた。


【三途の川・六門船】

「シタリよ、そろそろこいつらの口三味線にも飽きた。・・・そう、思わねぇか? 
 飽きたんだよ!!!」

募る苛立ちに声を荒げながら乱暴にススコダマを振り払い、ドウコクはいつもの場所にドッカと腰をおろして不機嫌に酒を煽った。

「そうかい・・・・大夫を連れ戻すんだね?」



森をさまよう大夫。掌の中で楽しそうに三味線の音色を真似るススコダマを寂しそうに撫でる。
虚ろな大夫の心の中に、新佐の三味の()が響く。



「え?大夫さんの・・・・三味線を・・・ですか?」

怪訝そうにシタリに聞き返すアクマロ。
渡さぬ事もないが、なぜ急に・・・と顔を背けて口の中で呟く。

「ドウコクがいると言ってるんだ!いいからお出しよ!」
「左様でござりますか。それではすぐに持ってまいりまする。 
 ある場所に隠して在りますれば・・・・。」

「お待ち!」
 
足早に六門船を出ようとするアクマロをシタリは呼びとめた。ドウコクの前では従順を装っているが、こいつは腹の中では何を企んでいるのか、どうも怪しい。

「・・・お前さんが素直に渡すかどうか怪しいからねぇ。
 あたしが一緒に行って受取ろうじゃないか・・・。」

疑い深く陰険に告げるシタリに背を向け、「お好きに・・・」と溜息をつくアクマロ。
確かに何か企んでいるんですよねアクマロ。表面上は怖いドウコクの手前大人しくしていて、裏で蠢くヤラシイヤツです。大夫の三味線を一体何に使うのか。「よこせ」と言われたのは不測の事態と言うやつですか。仕方ないから目的の事(・・・・)をさっさと済ませてから、不要になった三味をドウコクに渡そうと企んでいたのか。けどシタリについてこられたら・・・それも難しい。
それはそれで、手間ではかかるけれど、手がない事もない・・・そんな溜息でしょうかね。

大夫がいつも座って三味線を弾いていた円座に目を遣り、ドウコクは大夫を思う。
脳裏に浮かぶは人間・薄雪だった頃の大夫の横顔、三味の音。



「思えば・・・・こんなに長く三味を弾かなかったのは・・・初めてだ・・・。」

虚ろな表情でススコダマの口三味線に耳を傾ける大夫。彼女が欲しているのは三味を弾く事なのか、それとも三味そのものなのか。十臓が静かに歩みより、そろそろアクマロに催促せねば・・・と言った。

「直す手間賃にしては高すぎる。」



「ドウコクさんは、よほど大夫さんが大切と見えまする・・。」

アクマロの言葉に、人間の様な事を言うじゃないか!とシタリが吐き捨てる。自分以外の誰かを大切に思う・・・それは外道衆にはありえない事・・・と言う事なのか。外道というのは自分の事しか考えない者なのか。

 三途の川に生まれ、生きて人の世にも行けず、さりとてあの世へも行けず・・・
 そのもどかしさ、辛さに人にまとわりつく者・・・・それが外道衆。
 特に悲しみや苦しみに惹かれる事、この上なし・・・。


「ドウコクさんもそれござりまするか?」

つまり、ドウコクは大夫が奏でる三味線の、血を吐くような悲しみと身を焦がしのたうちまわる情念の苦しみに惹かれていると?
シタリはアクマロの戯言など聞く気はさらさら無いようで、せっかちに三味線の在りかを問いただす。
アクマロは一つの岩の裂け目の前に立ち、術を解く呪文を唱え始めた。



【志葉家】
いつもの座敷にみんなを集めて、ダイゴヨウがもったいぶった調子で口上を述べている。

「とにかく大ニュースなんでさぁ!親分!ささ、どうぞ!」

ダイゴヨウに輪をかけてもったいぶって登場した源太の手にはタウン誌が。
源太の寿司屋台がグルメ雑誌に掲載されたらしい。驚きの声を上げる仲間たち。凄い!と目を輝かせて拍手するコトハが可愛いです♪この子は本当に純粋で素直やぁ(^^)
「いよっ!親分!日本一!」ダイゴヨウの掛け声に上機嫌で応えていた源太が、この場に丈瑠がいない事に気付いた。それに見れば彦馬さんの姿もない。

「・・・奥じゃないかな?」

源太の問いかけに茉子が曖昧に答えた。
「取り敢えず見てくれ」とみんなに雑誌を配り、源太は丈瑠の分を持って丈瑠の部屋へと行ってしまった。今の丈瑠はそういう雰囲気ではない。慌てて源太のあとを追っていく茉子。
心配そうに見送るコトハ。

ところで源太が持ってきたグルメ雑誌「食べ歩きんぐ 12月号」
今月号は「検証 急上昇の店百選」だそうで。記事によると

ゴールド寿司
西へ東へアナタの街へ?!
記者が偶然発見した世にも珍しい移動するお寿司屋さん。
狭いスペースながら品揃えは大変充実していた。

所:関東各地 TEL:無し 営:ネタの仕入れ次第
休:不定期 P:無し 席:9席 煙:不可

珍…★★★★★
味…★★


味が★二つww(笑)やっぱり味は普通なんだ~。
流ノ介の言う通り、味よりも屋台の珍しさで掲載されたって事ですね(^^;)



「弱くなった・・・。十臓がそのような事を?」
「当たっている・・・・俺は十臓に遅れを取った。」

座敷のゆるい会話とは打って変わり深刻な雰囲気の丈瑠の自室。他の誰に言えなくとも、じいにだけは己の苦しい胸の内を明かすんですね、丈瑠。いや、もしかしたら彦馬さんの方が丈瑠の異変に気づいて問いかけたのか。

弱くなった理由を、丈瑠は流ノ介達に近づきすぎたからだと考えていた。
家臣と心を通じ、一致団結したからこそ今日まで外道衆と戦ってこれたと彦馬は言う。

「でも、俺は・・・!」

弱くなった・・・そう続けたかったのだろうか。一体どんな思いが丈瑠をこうまで苦しめているのか。痛々しいほど必死な目をして彦馬を見つめる丈瑠の心が、暗闇の中で出口を求めて泣き叫んでいるように思えます。

十臓は丈瑠が「自分を惜しむようになった」と言った。それはどういう事なのか、先週からずっと考えているんですよね。初めて十臓と対峙した頃の丈瑠はどんなだっただろうか。自分の感情に流されて戦局を見誤るような事はなかったし、少なくとも、仲間を庇いながら戦うと言う事もなかったような気もするし。
早くに両親を亡くし、幼くして志葉家18代目を継いだ丈瑠は、彦馬さんが傍らに居はしたが、ずっと独りで重圧を背負ってきたのでしょう。そんな折、ドウコクの封印が破られ、シンケンジャーが丈瑠の元に集結したんでしたね。頑なだった丈瑠が少しずつ仲間に心を開き、やがてシンケンジャーは強い絆で結ばれた。
いつの間にか、流ノ介達は丈瑠にとってかけがえのない存在になっていたんでしょうか。上手く言えないんですが、孤高の侍だった丈瑠が初めて安心して背中を預けることのできる仲間を得た。丈瑠はベストプレイスを見つけたのだろうかと。
いつの間にか丈瑠はそれを失いたくないと、無意識のうちに思うようになって「守りの剣」になってしまっている・・・と言う事を言いたいのかな?それに・・・。
亡き父は、幼い丈瑠に「強くなれ。」と言った。だから丈瑠は志葉家当主として、強くあらねばという気持ちが強いのかなと。十臓の「弱くなった」と言う言葉に、これほど過剰に反応するのは、そういう事なのかな。

ずっとこの事を考え続けて、レビューもここで止まっちゃっているんですよね。

じっと丈瑠を見つめ、彦馬は静かに口を開いた。

「志葉家18代目を背負うとは、その全てを飲み込んでこそ・・・。」

それほどまでに過酷な宿命を負わねばならないのか・・・。苦しげに顔を歪め深く溜息をついて俯く丈瑠。これは丈瑠自身が己で乗り越えていかねばならない事なのだ。苦悩する丈瑠の痛々しい横顔を、ただじっと見つめる彦馬さんも・・・辛そうです。
辛いんですよね。ただ見守る事しかできないと言うのは。

騒々しく源太が部屋に入ってきて、大ニュース大ニュースとがなり立てる。咄嗟にいつもの(てい)を取り繕う丈瑠。慌てて後を追ってきた茉子がたしなめても、場の雰囲気などお構いなしに丈瑠に話しかける源太を、彦馬はさりげなく部屋から連れ出した。

「ああ、判った。殿をお連れするから、座敷に戻っとれ。・・・さぁさぁさぁさぁ!」

源太は彦馬に引き摺られて行った。茉子は足を止め、丈瑠の様子をそっと覗い見た。
丈瑠は、まだ真っすぐに仲間を見れないでいる・・・。



「苦しみや悲しみねぇ・・・・・。
 そんな言葉じゃ到底言い表せないものがあったねぇ。
 昔聞いた、あの三味には・・・。」

アクマロが大夫の三味を取り出す呪術を行っている間、シタリは遠い記憶を手繰り寄せている。


 
 ドウコクの生まれ持った底抜けの苛立ち。
 そいつが紛れるくらい・・・人の世の涙をかき集めた様な音色だった・・・。

   薄雪は待っていた。
   いつまで待てば。いやもう少し。きっと明日にも・・・。
   愛しい男が迎えに来るのを。

 毎日毎日、1年2年・・・3年。
 ドウコクが耳を傾けない日はなかった。
 そして・・・・・・。

 薄雪は外道に落ちた。
 賽の河原で三味を抱きしめ、茫然と座り込む薄雪はドウコクに拾われたのだ。

 「てめぇは外道に落ちた。もう2度と戻れねぇ。」

 恐ろしさに逃げようとする薄雪を強引に引き寄せドウコクは囁いた。

 「待ってたぜ・・・・大夫。」



人見さんやら五味さんやら、現場のJAE女性陣のブログがこぞって「キャー(////)」ってなってて笑いました。私も「キャー(////)」でしたけど(笑)照れますねー。この場面ともう一つ後の方の場面。
西さんの低音が色っぺ―のなんのって。腰に来たのは関さん以来です(ドキドキ)朴さんが色っぺ―のはもちろんですが、私はこう見えて実は女性なので、西さんの色気にやられました。しょうがないですね、これは。
艶とか色気って、出そうと思って出るもんじゃないですよね、たぶん。何気ない一言や、仕草にどうしようもなく滲みだしていてゾクっきます。
また演じてらっしゃる日下さんは漢っぽし、なんといっても蜂須賀さんが女性よりたおやかで色っぽい!
実はどっちもおじ様なんだよーん・・・なんて事はまったく信じられません。 



「あれは・・・・人で言うなら、『執着』かねぇ。」

外道衆の言葉で言い表すと一番近いのが「執着」なんですね、ドウコクの大夫に対する感情。人の世にはもっと別の言葉があるんですが、それは外道衆には無い感情なのでしょうかね。確かに「執着」も含まれる場合がありましょうが。

「シタリさん、お待たせいたしました。」

背後から声をかけられ、遅いんだよ・・・と振り向いた途端、シタリはアクマロに斬りつけられた。咄嗟に錫杖で受け止め攻撃に転じたが、アクマロはひらりひらりと身をかわし、遂にその本性を現した!

「申し訳もござりません。吾にはどぉしてもやりたいことがござりまして、
 この三味線もそれに使いまする。
 先ほどからこれを渡さぬ言い訳を考えましたが、思い付きませぬゆえ、
 ドウコクさん達を欺くのもこれまでと・・・。」

「やっぱりお前さん…最初っから!!
 そんな勝手をドウコクが許すものかい!!後悔するよ!!」

悔しそうに言い捨てて、シタリは隙間に消えていった。

スキマセンサーはアクマロに反応したんでしょうか。前から思ってたんですけど、スキマセンサーって外道衆が人の世に現れただけじゃ反応しないんでしょうか。大夫や十臓は元は人間だったはぐれ外道衆だから反応しなかったりすることもあるのかなと思うんですが、シタリやアクマロも割と平気で出歩いてますよね。って事は・・・何か条件があるのかなー。他人に仇なす明確な悪意を持った時とか?

志葉家のスキマセンサーが外道衆の出現を知らせて鳴り響く。
一方、森を彷徨う大夫の耳に「薄雪・・・」と苦しげに呻く新佐の声が届いた。
三味の傷は塞がれぬままではないか。

「おのれ、アクマロめぇ!!」

突然、形相を変えて走り出す大夫、驚いて振り返る十臓。



海岸の岩場。
手にした装置はダウジングの為のものか。ある一か所に差し掛かった時、それは反応し耳障りな金属音と共にクルクル回り始めた。このあたりで間違いないな・・・と独り言をつぶやき、苦しそうに呻く新佐の三味に語りかけた。

「お前の苦痛・・・ここに吐き出して(くさび)となってもらいましょう。」

着ぐるみですから表情は変わらないですけども、この時アクマロの面がニタリ・・と歪んだように見えたんですよね。六門船の外道衆の皆さんに表情が浮かんで見えるのは、以前から感じてはいたんですが、今回は特に芝居どころが多いせいかいつもより余計に”生っぽく”思えます。

ドウコクと大夫に大人の男女の艶っぽい切なさを観たり、アクマロの狡猾さを苦々しく思ったり。
シタリが思った以上にドウコクに献身的・・・と言ったら変ですが、親身に仕えているなと感じます。外道衆ってのは一緒にはいてもそれぞれの繋がりはもっと希薄なものだと思ってました。極端に言えば、相手がどうなろうと知った事ではないと。シタリにしても、ドウコクがおっかないから御大将と担ぎあげて、そばで知恵を貸しているけれど・・・と言う程度なのかと。

ふと思ったのは、ドウコクとシタリっていうのは、丈瑠と彦馬の関係と裏面のようだなんて事もおもったり。そこは外道衆と人間の違いはありますけど。

「アクマロ!!何をするつもりだ!」
「これはこれは、ご足労をおかけして。ご覧の通り何もしておりませぬ。
 吾になんの罪が・・?」

駆けつけてきたシンケンジャーを前にしても一向に悪びれる様子もなく、アクマロは小馬鹿にしたようにせせら笑う。丈瑠がどの様な気持ちで仲間と共にここに居るのかは、取り敢えず保留ですね。出陣の時、丈瑠のいつもの「行くぞ!!」が無かったですけど。
6人揃ってシンケンジャーに変身するのを見て、アクマロは無数のナナシ連中を呼び出した。

戦いながらの名乗りがカッコいいですねー!!陣幕の前の名乗りも素敵ですが、ナナシ連中を右に左に斬り捨てて名乗りを上げるってのは、いつも以上に気迫がこもっているように思えて、見ていてワクワクしてきます。それぞれのキメどころを切り取って壁紙にしたいくらいだ。

小うるさいシンケンジャーがナナシ連中と戦っているこの隙に・・・。アクマロが新佐の三味を片手にかねてより目論んでいた事を実行に移そうとしたその時。
怒りに燃えた薄皮大夫がアクマロめがけて斬りかかって来た。ひらりと身を躱し離れた場所に飛び移ったアクマロを激しく詰る。

「アクマロ!!貴様なんのつもりだ!わちきの三味を直すのではなかったのか?!」

直すと言うから、アクマロの言うがままに動いてきたのに。新佐の三味はアクマロに預けた時のまま、弦の1本すらも直っていない。これではまるで・・・まるで・・。
たばかっていた事が大夫に知れたところで、アクマロは慌てる様子もない。それどころか冷酷な笑みを浮かべて無慈悲に言い捨てた。

「実は吾が欲しかったのは、十臓さんと、極上の苦しみが詰まったこの三味だけでございます。
 あんたさんのおかげで上手くいきました。ありがとう。」
「きっさまぁぁぁ!!」

直すと言うから・・・・十臓にも話を持ちかけたのに。騙された。何もかもが嘘だった。
深い絶望と悲しみと怒りに我を忘れて斬りかかる大夫。しかし新佐の三味を盾にされて刀を振り下ろす事が出来ない。逆にアクマロの鋭い爪に斬り裂かれて倒れた。倒れても起き上がり、湧きあがる黒い憎悪、胸を引き裂かれる様な悲しみを何とかアクマロに報いろうする大夫を、アクマロは容赦無く叩きのめす。
もはや起き上がる事も出来ずに無様に地に転がり、悲嘆する大夫。

「わちきは・・・馬鹿だ。また・・・裏切られるとは・・・・。」

足元に転がる大夫を見下ろし、嘲笑するアクマロ。
その時!雷鳴と共にあたりを揺るがす咆哮が響き渡る。



ドウコクの怒りをうつしてか、荒れてうねる三途の川。

「ゥアクマロ、てめぇぇぇ!!」

手がつけられないほどの憤怒に燃えるドウコクは、シタリの制止を振り切って遂に人間界へと姿を現した!
先の戦いの封印のせいで人間界に行けばたちどころに水切れを起こしてしまうというのに。外道衆に”死”と言う概念があるのかどうかは知らないが、少なくとも己が”消滅”してしまうかもしれないと言うのに。
アクマロを殺る為に。



一転にわかにかき曇り、轟く雷鳴と地の底から響き渡る咆哮に、戦いを止め不安げにあたりを見回すシンケンジャー。たちまちあたりは闇に包まれ、岩が吸寄せられるように一点に積み上がっていく。

「なに・・・!まさか!」

岩の隙間が禍々しく光り、次の瞬間それは四方に飛び散った。
遂に、御大将ドウコクがその姿を現したのだ!

か…カッコいい…!地獄の業火を背負って現れるシルエット・・・みたいな演出が、むちゃくちゃカッコいいです。チャプターとって待ちうけにしようかしら。

よもやのドウコク登場に苦々しく舌打ちをするアクマロ。
封印の文字の後遺症はすぐにあらわれた。ドウコクの右肩がみるみるうちに白く石化してひび割れる。しかしドウコクはそんな苦痛など物ともせずに、無造作に大太刀を横に払う。

「アクマロ・・・シンケンジャー!!!」

たったひと振りが何と言う威力なのか!一帯はあっという間に業火に包まれる。
ドウコクが放った縛りの力を辛くも逃れ、ここは退くが得策とばかりに彼方へとのがれていくアクマロ。

「縛られては溜まりませぬ!!
 よもや人の世に出てくるとは!!吾としたことが、少々早まったやも・・・!」

薄皮大夫の三味線は、アクマロの手を離れて草むらに落ちた

外道衆の御大将、宿敵・ドウコクが目の前にいる!丈瑠は火炎を上げるシンケンマルで真っすぐにドウコクに立ち向かっていった。丈瑠のシンケンマルを肩に受けても、毛筋程もドウコクを傷つける事はできない。
肩に斬り込んだシンケンマルはドウコクにガシリと掴まれ、びくとも動かない。

「シンケンレッド…志葉の当主めがあぁぁ!!」

ドウコクが振り下ろす大太刀に、シンケンマルは真っ二つに折れた。返す刀でさらに丈瑠を薙ぎ払うドウコク。丈瑠の身体は宙を舞い、地に転がって悶絶する。

「貴様ァ!!」 

丈瑠を倒された流ノ介達が一丸となってドウコクに立ち向かう。力を合わせた渾身の一撃も、ドウコクの一振りに打ち砕かれ、間髪いれずに放たれた一閃がシンケンジャーを打ちのめした。
大きなダメージを負いながらも気力で立ちあがった丈瑠は、コトハの手からシンケンマルをもぎ取り、スーパーシンケンレッドとなってモウギュウバズーカの照準をドウコクに合わせた。

「志葉の…!てめぇら一族には、返し切れねぇ借りがある!」

体中が石化を始めてもなお、凄味を纏って起つドウコクの恫喝・・・・・痺れる(惚)・・・。
流ノ介達が止めるもの聞かずに、ドウコクに引き金を引く丈瑠。しかし外道覆滅さえもドウコクの太刀一振りで砕け散った。今度はドウコクが仕掛け、二人は空中戦をくりひろげる。
戦いを制したのはドウコク。縛りの力で丈瑠の動きを止めて、とどめの一撃を放つ。
炎の中、膝から崩れ落ちた丈瑠は変身も解け、もはや立ち上がる事も出来ない。自分を一瞥するドウコクの姿が目の中でかすんで…丈瑠は意識を失った。
仲間たちが駆け寄りどんなに呼びかけても、丈瑠は目覚めない。

思わず「強えぇぇ!!」と叫んだのは、シンケンジャーばかりじゃありません!私も思わず声に出して呻いてしまいました!ドウコクでたらめに強い!!久々に最初から最後まで圧倒的な強さを誇るラスボスらしいラスボスですね!ドウコク!強いだけじゃなく、男前ですし。艶っぽいし。ゾクゾクしますねー!
今回のでドウコクに惚れた人は全国にいっぱいいるんじゃないでしょうかー。



ドウコクの水切れは、既に全身の半分にも及んでいる。シタリが躍起になって三途の川に連れ戻そうと説得するが、ドウコクは耳も貸さない。大夫の三味線を拾い上げ、ドウコクは大夫の元に歩み寄った。

「てめぇは外道に落ちた・・・。他に行く場所はねぇ。」

ドウコクは自分の皮膚の一部をひっぺ返し、三味線の傷に貼り付けた。それはみるみるうちに三味線と同化して傷はたちまち塞がった。はっと息を飲んでドウコクを見上げる大夫。
そっと差し出された三味線を恐る恐る受け取った大夫は、愛おしそうに胸に押し抱いてすすり泣く。何も言わずに大夫の様子を見つめるドウコクを、シタリが無理やり隙間に押し込む。

「さぁ…ドウコク!早く!戻るんだよっ!早く!!」 

ドウコクの大夫に対する感情がどういうものなのか、外道衆の気持なんぞは判りませんが、人の世ではこれを『愛』と呼んだりするのかなと仮定して、これほどに執着している大夫が別の男のなれの果てを抱きしめ咽び泣く様を、黙って見つめるドウコクが・・・なんでしょ、カッコいいと言うか、こう・・・キュンとなりますねー。なんじゃそら。
いや、別の男を思い続けている、その想いごとひっくるめて大夫を受け入れるドウコクの懐の深さと言うか、度量の大きさと言うか。本当に男前です。男と言うかって感じですね。私が男でも惚れたと思います。いやBL的な意味じゃなくて。(あたりまえやーん)

ドウコクと大夫のこのシーンも「キャー(////)」でしたよねー。ドキドキ。
ああ、ドウコクカッコいい。大夫色っぺ―。くどいと言われようが、何度でも言う。
ドウコクカッコいい。大夫色っぺ―。



三途の川に帰りしな、シタリは大筒を持った大ナナシ連中を召喚していった。

「殿、お借りします・・・。」

流ノ介はインロウマルをそっと丈瑠の手から取り、意識のない丈瑠をコトハに任せてダイカイシンケンオーに乗り込んだ。丈瑠とコトハを欠き、残ったメンバーもドウコクとの戦いで満身創痍の中、力を合わせて大ナナシ連中に立ち向かう。源太がモウギュウダイオーを出撃させる。モウギュウ大回転砲とダイカイシンケンオーの折神ダイカイ砲のダブル攻撃で、辛くも大ナナシ連中を撃破し、戦いは一応の決着を見た。



志葉家に運び込まれた丈瑠の容態は、かなり深刻のようだった。心配そうに見守るコトハ。

深刻な場面なのに、丈瑠をお姫様だっこで小走りの黒子さんすげーと思ったり。こんなに重体なのに、病院には運ばないんだーと思ったり。ああそうか、こんな状態で病院に運んだら「こんな大怪我…一体何したんですか?」って事になって、警察に通報されちゃったりして、めんどくさい事になっちゃうかーと自己完結してみたり。



一方、こちらの殿・・・もとい御大将も深刻な状態の様です。水切れは全身の7割に及んでいそうで、こちらも既に意識が混濁しているんでしょうか。シタリの手によって三途の川の底に沈められ、回復を待つようです。
心配そうに水面を見つめるシタリの背後で、あの憎っくきアクマロの声がする。

「アクマロッ!!」

思わず錫杖を振りあげて、打ち据えようとするシタリを、「そのまま」と押しとどめ、

「吾を追い出す力は在りますまい・・・。」

と勝ち誇った様にドウコが沈められたあたりを眺めてほくそ笑む。怖いドウコクは水の底。いけしゃあしゃあと六門船に戻ってきたアクマロは、何をしようと企んでいるのか。



そして大夫は。
綺麗に直った三味線を撫でながら、大夫はドウコクの言葉を、姿を思い出す。

「てめぇは外道に落ちた。他に行く場所はねぇ・・・。」

海を望む断崖にじっと佇み想いに沈む大夫。

その後ろ姿を遠くから見つめ、腑破十臓は何を思うのか。


後姿が色っぽい…切ないです。
それにつけても西さんの息でしゃべるセリフがヤバイです。



エンディングで劇場版の予告が流れましたね!ゴーオンジャーの陣幕も作ったんだー(笑)カッコつけてるけど、やっぱり様にならないですねー。
流れる映像が何から何までとにかく楽しそうです。私は中の方々のファンなので、戦隊のVSシリーズは、どなたが入ってるのか取っても気になっちゃうんですよね。ヒーローがいっぱいいるし。



次週のシンケンジャーは、久々ですね。コトハのターンです!
でも、日曜日は法事で、リアルタイムで見れないんですよねー(T‐T)ルー
大好きなおばあちゃんの一周忌だから仕方ないっすけどね。

なので来週のレビュー、月曜日以降になりまする。

関連記事
スポンサーサイト
web拍手 by FC2

第40幕感想

ノラ様、おはようございます。
御多忙の中での、感想up 御疲れ様でした。

第40幕、外道衆編と言っても過言でないエピソード。
熱気がビンビンに伝わって来ました。

本来極悪非道で、毛嫌いされるかと思われていた外道衆達に、
此処まで『悪のドラマ』を被せてきた、小林 靖子氏の筆力に敬服しました。
本当にワルがキャラ立ちすると、ドラマが盛り上がりますね。

実写版ドウコク。存命だったら松田 優作氏に演じて頂きたかったと、
ヒシヒシと感じました。着包み、カメラ、CG担当者にドウコクの表情を、
優作氏寄りに修正して頂きたいですねー。

圧倒的パワー差の前に、ボコボコにやられてしまったシンケンジャー。
そして重傷を負ってしまった丈瑠。あの国民的ボクシング漫画に例えれば、
丈 瑠・・・・・・矢吹 丈。
十 臓・・・・・・力石 徹。
ドウコク・・・・・ホセ・メンドーサ。
位のランキング差を感じました。

他のメンバーには「別の居場所」が有る反面、丈瑠は「殿で有り続ける事」が、
アイデンティティーなので、他の人生を想像する事が、難しくなって来ました。
皆が「本来の人生」に旅立って行った後、丈瑠一人だけ志葉屋敷内の中で
「最終兵器・殿」として燃えつきてしまい、後の人生は「おまけ」みたいな感じで。

日本人なら上記で納得ですが、アメリカ人は「ロッキーシリーズ」に縋りたくなる
展開でしょうね。

こんにちわ!M NOMさん!

お待たせしてしまって、本当にスミマセンでした。

>第40幕、外道衆編と言っても過言でないエピソード。

本当にそうですね!外道衆がただの極悪非道な悪役に終わらない所が小林脚本らしいです。これだけキャラクターに奥行きがあると、番外編として、外道衆側のドラマも見たくなります。・・・どう考えても『お子様向き』にはなりそうにありませんが(^^;)

ドウコクに人間態があるのなら、どなたが適役か・・・なんて楽しい妄想♪ ドウコクは人の年齢ならば何歳くらいなんでしょうね。ハードボイルドと言えば、真っ先に名前が浮かぶ松田優作さんも確かに雰囲気は在りますね。
私が考えると、どうしてももう少しお年が上の方ばかり出てきてしまいます。(おじ様趣味なので ^^;)凄味があるだけでなく、男の色気を漂わせていなければなりませんし、なかなか難しいですね~。

強さランキング!あしたのジョーは大好きで最初からリアルタイムで見てましたから、私には大変判りやすいです!ああ、なるほど!と感心してしまいました。

全ての戦いが終わった後、おっしゃる通り、みんなはそれぞれ帰る場所がありますけど、丈瑠は・・・どうするんでしょうね。志葉家18代目としての役割を全うし、ただの「志葉丈瑠」という青年に戻った時、彼はどう生きていくのか気になります。

就活する殿が想像できない・・・e-263
非公開コメント

今日の誕生石
ほねほね時計
FC2カウンター
ノラのつぶやき
最新記事
最新コメント
イラスト置き場
ご自由にお持ちいただいて結構ですが、公の場での無断使用、転用はご遠慮くださいませ。使用したい場合は、一言お声かけください。よろしくお願いいたします。
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
Page Select
TOTAL Pages
カテゴリー
リンク
月別アーカイブ
01  12  09  08  07  06  05  04  03  01  11  02  07  03  02  08  07  01  11  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09 
プロフィール

路地裏のノラ

Author:路地裏のノラ
高岩成二さんのファンです。
仮面ライダー大好きです。
来世は絶対男に生まれ変わってJAEに入って、仮面ライダーを目指します。

検索フォーム
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
FC2ブログランキング

FC2拍手ランキング
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。