でも考えてみたら、コトハってまだ高校生って設定なんですよね。学校に通っているような描写は無かったので、今は休学してるんでしょうか。おそらくは潜入捜査でしょうけど、なんとなく嬉しそうな表情にも見えます。
流ノ介の顔から笑みが消え、目を細めて注意深く生徒たちを見回します。担任の戸塚が言うには、以前は学校一騒がしいクラスだったのに、ここ最近急に大人しくなってきたようです。見るからに気が弱そうな戸塚にしてみれば、仕事がやりやすくなって喜んでいますが。
担任の戸塚センセイ。こういう先生いそう!となんだかとってもツボにはまってしまいました。とってもナイスなキャラクターで、癖になりそうです。演じていらっしゃる松原正隆さん、
【志葉家】「ああああ!も、あいつ等大丈夫かなwww!!」
必要以上にそわそわと落ち着かない千明。動きに合わせたSEが可笑しいです。シンケンジャーのボケ担当ツートップの流ノ介&コトハのコンビですからね、シンケンジャーのツッコミを一手に引き受けている千明としては気が気じゃないというところでしょうか(笑)他のメンバーは落ち着いたものですが。
信用できない・・・とか、そういう意味ではなくて心配で落ち着かない・・・という気持ちはよくわかります。なんだか千明ってば、お母さんみたいだw。
外道衆出現に逃げ惑う人々。駆け付けたシンケンジャーがいつもの如く外道衆と激しい戦いを繰り広げる中、無表情のまま微動だにしない学生たちがいた。危険だから・・・と避難を促しても無反応で一歩も動かず、逆に外道衆との間に立ちはだかって、シンケンジャーの邪魔をする始末。
彼らを傷つけることは出来ない・・・戸惑っている間にナナシ連中は隙間へと逃げて行ってしまった。
彼らは皆同じ学校の生徒らしかった。
私立鷹白学園。
その学校が怪しいと踏んだシンケンジャーは、潜入捜査に踏み切ったというわけです。
潜入とくれば実際に高校生のコトハば一番適任というところでしょうか。大人しくて素直なので目立たないし。流ノ介のことですから、「私がついて行きますから大丈夫です!」と胸を叩いて名乗りを上げたんじゃないかとも思いますが、学生達と教師達、両方の調査を進めるためには、教生の池波センセイ・・・なるほどな人選ですね。殿は…無理でしょうし、源太も怪しすぎるし、千明は若すぎる。
「あああ、やっぱ俺が行けばよかったよw!」(←気持はわかる!!)
「だから、心配しすぎだって!ちゃ~んとダイゴヨウも付けといたからよ

」
転入生のコトハちゃんが、不必要にでっかい鞄を持ってるなぁ・・・と思っていたら、こんなヤツが潜んでいたんですね!怪しすぎる(笑)案の定、隣の席のお嬢さんに「それ、何?」とつっこまれるコトハ。答えに窮して、よりによって「お弁当」って、いやいやナイナイ!誰も信じないでしょ・・・と思ったのに、意外とあっさり納得していただけましたね。高橋恵里ちゃん、案外柔軟な思考の持ち主です。
転校生のコトハに気さくに話しかけてきてくれた恵里も、クラスメイトの変貌に戸惑っている様子です。
池波センセイのコミカルな芝居が素晴らしいですよね!相葉さんはやはりお上手です。
【三途の川・六門船】シタリはアクマロが鼻につく存在なんでしょうか。チクリチクリと嫌味な言葉を投げつけます。
「アクマロ、ドウコクの為に働いてくれるんじゃなかったのかい。
見ているだけじゃ三途の川の水は増えないよ。」
「心配ご無用。
もうすでに吾の配下が動いておりまするに。」
いつのまにやら六門船の片隅で怪しく蠢いている1体のアヤカシ。
今週のアヤカシは
クグツカイ。元になった妖怪は、これまたマニアックな妖怪ですねー。「
小袖の手」です。この妖怪は人を操る・・・といった類の物ではないんですけどね。着物の袖から伸びる手は、遊女の手・・・ともいわれてますし、未練怨念を残して死んだ女が無念を晴らしたくて、冥界から小袖を通じて手を伸ばすんですね。どちらかといえば幽霊っぽいですよね。無念を残して死んだ女の着物が供養もされずにいると妖怪になる・・・という一種の付喪神的な妖怪なのでしょう。
ああ怖い。衣桁にかけられた着物の袖から白い女の手がにゅうぅと伸びてきたら。着物でなくとも、ハンガーにかけられた洋服の袖から・・・・・いやいや、やめときましょう。(もうおそいか・・・すみません)
なぜ小袖の手がクグツカイなのか、良くわかりませんが、手首にひもを巻いて操るから・・・というこじつけでしょうかねぇ。
「今しばらくお待ちくださりませ、ドウコクさん。
果報は寝て待て・・・と申しますれば・・・ほっほっほっ。」
「ま、好きにしな」
ドウコクは相変わらずアクマロと距離を置いている印象です。
【志葉家】鷹白学園で潜入捜査をしていた流ノ介とコトハでしたが、手がかりは一向に掴めず、また生徒たちを操るアヤカシ本体がどこに潜んでいるのかも見当もつきません。
かつてシンケンジャーが戦ったナリスマシのように、生徒や教師に化けているのかもしれないし、はたまたウラワダチのように服にとりといているのかもしれない。
様々な可能性を視野に入れ、明日こそはなんとしても手かがりを!と発破をかける彦馬さんと、「頼んだぞ!」と重要な任務を二人に託す丈瑠。それに応えるべく、力強くうなづく二人。
【鷹白学園】
「おはよう!」
元気に教室に飛び込んだコトハは、無表情なクラスメイトが昨日よりも増えていることに愕然と立ち尽くす。転校早々に仲良しになった恵里も不安げな表情だ。流ノ介は・・・・・殿に真剣な顔で頼むぞ!・・・なんて託されたからなんでしょうか、やなテンションで張り切りそうな予感が・・・(^^;)
その時校内放送でクラッシックが流れ始めます。歴史の岡村先生がクラッシック好きで、頼まれもしないのに朝放送で流しているらしいのですが、その話を聞いた流ノ介が、なにやらピンときたみたいです。
「音だ!外道衆は音で生徒を操っているに違いない!!
まさかあの岡村先生が外道衆だったなんて!!」
しかし放送室に飛び込んだ流ノ介がそこで見たものは、生徒たちと同様に無表情に立ち尽くす岡村先生の姿だった。彼女もまたアヤカシに操られている!!思惑が外れた流ノ介は、トイレでの生徒の会話から、戸塚教諭に疑惑を移す。
「戸塚の授業ってさぁ、ホント眠くなるんだよなー・・・。」
「そうか!!授業中に催眠術!!
まさか、戸塚先生が外道衆だったとは!!」
流ノ介はもと慎重に物事を判断した方がいいんじゃないかとw。頭は切れそうなのに、思い込みが激しすぎるんですね。そこがまた流ノ介の愛すべき魅力なんですけどね。
意気込んで教室の戸塚教諭に詰め寄った流ノ介でしたが、その戸塚もまた、操られたようにぼんやりと表情を無くしていた!! また振り出しに戻ってしまった流ノ介は愕然とこぶしを握りしめる。
一方コトハは、生徒たちの服に潜むアヤカシ探索に懸命だった。片っ端から服を擦り、アヤカシの痕跡をつかもうとしますが、一向に手がかりはつかめません。
いきなり背中をこすられて「どうしたの?」驚く恵里に、しどろもどろになりながらも取り繕おうとするコトハ。しかし恵里はにっこりと微笑んで、転校生のコトハの為に次の授業の英語のノートを貸してくれたりします。嬉しそうなコトハ。
仲良く教室に戻った二人を待ち構えていたのは、一人残らず表情を無くしたクラスメイト達!!
愕然と立ち尽くすコトハと不安げに声を震わす恵里。その様子を見つめ、何かを掴んだというように眼を細める流ノ介・・・!
外道衆がわかった・・・!何か答えを見つけたらしい流ノ介が、次に疑いの目をつけたのは、なんとクラスメイトの恵里だった!彼女だけがクラスで唯一操られずに済んでいる。理屈はわかるが、転校生の自分に優しくしてくれた恵里を疑うことをためらうコトハ。珍しく強い口調で流ノ介の推理に異論を唱える。
「お二人とも!言い合っている場合じゃないのでは~?」
率先して調査に乗り出すダイゴヨウ。
校門の外では丈瑠と茉子が、心配そうに中を窺っている。
「やっぱ気になってんじゃん。姐さんも、丈瑠も。」
現れた千明は鷹白学園の制服を纏っています。鈴木勝吾さん、20歳だそうですが、まだまだ高校生役いけますねー!というか、まるっきり違和感なありません。普通にいそうです、こんな高校生。
表立って転入するのは無理だけど、潜り込むだけなら・・・と言う千明に丈瑠も茉子もなるほど・・・といった表情です。しかし、次に現れた源太の姿に、一同あんぐり口をあけるやら、眼をパチクリさせるやら・・・・。見ていた私も思わずツッコミましたとも。
お前は岩鬼か!(@ドカベン) いつの時代の人だ!
私の現役時代にもいなかったぞ、こんなヤツ。
必死に源太を取り押さえようとする丈瑠たち。
流ノ介とコトハは、ダイゴヨウと共に恵里のもとへ。
「貴様・・・よりにも寄って生徒に化けているとは!!」
詰め寄る流ノ介。固唾を飲んで見守るコトハ。しかし、恵里の様子がおかしい。
コトハの呼びかけに、ゆっくりと振り向いた恵里にはもはや表情がなかった。彼女もまた、見えないアヤカシに操られてしまったのだった。
「私が間違えていた。コトハが信じていた人を疑ったりして・・・すまなかった。」
潔くコトハに頭を下げる流ノ介。
自分の非を認め、頭を下げる流さんをカッコいいと思いました。今週一番かっこいいと思った場面はここでした。かくありたいですね、ホント。
だがコトハは何も答えず、怒ったように眼を背ける。
しかしコトハの怒りは流ノ介ではなく自分に向けられたものだったのです。
最初流ノ介の口から恵里が疑わしい・・・と聞いた時、動揺して恵里を追おうとする流ノ介を止めてしまった。あの時流ノ介の言うとおり恵里を追っていたら、外道衆から守れたかもしれない。
コトハはそう言って泣きながら自分を責める。無表情は恵里にすがってゴメン・・・ゴメンな・・・と泣きながら詫びるコトハ。
ふと、恵里の手首に巻きついた白い紐が目に止まり、コトハが不思議そうにつぶやく。
「恵里ちゃん・・・さっきこんなんつけてへんかった・・・!」
見るとクラスメイト全員の手首には、動揺の紐が巻かれている。まさか!
ダイゴヨウが総てを照らすように気合いを入れて光を発すると、教室の中央に不審な紐の束が浮かび上がる。流ノ介がシンケンマルで斬り払おうと試みますが、弾力のある丈夫な紐を斬る事が出来ない。
ピン・・・とはじかれた紐に、自分の存在が気付かれたことを悟ったクグツカイは、ついに人間界にその姿を現すのか・・・。
ダイゴヨウの光に照らし出された紐を辿りながら、急ぎ流ノ介が丈瑠に外道衆発見の一報を入れる。緊迫する状況の中、相変わらず源太を止めようとすったもんだしている3人を振り返って溜息をつき、丈瑠は一喝して現場へ走り出す!!
紐を辿って行き着いたのは美術室。この部屋のどこかに外道衆がいる・・・!油断なく部屋の中を窺う流ノ介に向かって、あの怪しい紐がどこからともなく襲いかかってくる!間一髪、その紐を弾き飛ばした流ノ介の目が鋭く光り、クグツカイが潜んでいた石膏像をシンケンマルで打ち砕く!
ついに目の前に姿を現したクグツカイ。奴の口から語られた恐ろしい計画は、人を操り、人と人を戦わせ、人と人の命を奪うこの世の地獄を作り出す事・・・!
「そんなことはさせるか!!」
シンケンジャーに変身し、名乗りを上げる流ノ介とコトハ!ダイゴヨウを左手に持ちながらの名乗りは大変そうでしたね。
外へといざなうクグツカイを追って部屋を飛び出す二人。そこへ他のメンバーも合流し、6人揃ってクグツカイに立ち向かう!しかし・・・!
「まだまだ・・・奥の手がある!」
クグツカイが手を挙げると、学校じゅうから操られた生徒や先生たちが集まり始め、シンケンジャーの前に立ちはだかり、クグツカイに攻撃する事が出来ない。
「源太!上から行くぞ!!」
業を煮やした丈瑠が源太に声をかけ、源太とのコンビネーションで上からクグツカイに斬りかかるが、操られた生徒が飛び出してきて届かない。
打つ手もなく戸惑うシンケンジャー。その時、コトハが機転を利かし、土のモヂカラで地面に穴を穿ち、流ノ介に声をかける!
「その手があったか!!」
穴に飛び込み、クグツカイの背後から飛び出した流ノ介が、スーパーシンケンブルーとなってついに一太刀、二太刀、クグツカイを斬り払う。宙高く弾き飛ばされたアヤカシを真・水流の舞で見事にとどめをさし、厄介な敵クグツカイの1の目を撃破する事に成功した!
操られていた生徒や先生の手首から、アヤカシの紐は消え、正気を取り戻しキョトンとする人々を眺めてほっとしたのも束の間、クグツカイの2の目が出現する。
イカダイカイオー!天下無双!!
そして丈瑠たちもシンケンオーに・・・と言うところで、「ちょっと待ってくだせぇ!おいらも!!」と自己主張するダイゴヨウ。そういえばずっとコトハが持っていたんでしたっけ。
さすがシンケンジャーのボケ担当、コトハはうっかりコックピットの中でダイゴヨウと巨大化しちゃいました。
変なタイミングで大変化したダイゴヨウは、今まさに合体しようとした獅子折神を撥ね退けて、うっかり龍・熊・亀・猿折神と合体しちゃいました(笑)ええええww?!合体した本人(?)のダイゴヨウもたまげてるし(笑)
「なんか・・・よう分らんモンになってもうた・・・!」というコトハの言葉が無性に可笑しいし、殿がいない事にうろたえキョロキョロ辺りを見渡す流ノ介もツボですし。丈瑠の溜息や、「もういいよ、このままいこうぜぃ!」「そうね。なんか新鮮な気持ちだし。」というあっさりした千明と茉子の会話に鼻水飛ばしそうになりましたし(爆)
とどめが丈瑠の
「お前ら・・・また俺余ってるだろ!!
」ですねw!またって。そういやありました。伝説のおでん合体。懐かしい!
ホントに良く分からないww!ホントに何でもアリですね、シンケンオー。というか、シンケンジャーの侍巨人。やってくれました。脚本の石橋大助さん、GJでございます

結局よくわからないシンケンダイゴヨウの十手一直線で強敵・クグツカイを見事に成敗したのでした。終わってみれば、丈瑠が何にも活躍してない回ってのも珍しいですね。
勝利のポーズをとるシンケンダイゴヨウの上空を横切ってゆく獅子折神が、そこはかとなくマヌケで可笑しいです。wwww!
戦い終わって、偽転校生のコトハと偽教育実習生の流ノ介は学園を去らなければいけません。
校門の前に集まり見送ってくれる、束の間のクラスメイト達。
「忘れないでね、私の事、みんなの事。」
恵里と手を取り合って忘れない・・・と約束するコトハの笑顔が、心なしか泣きそうでキュンとしてしまいました。隣で流ノ介が、校門の外では源太がもらい泣きしてましたが(^^;)
良い話で終わりそうなのに、すっかり先生になりきってしまっている流ノ介の暴走のおかげで、残念な感じで終わるという・・・(笑)しんみりしないのがいいですね。
さて次回!出た!ハイパーシンケンレッド・キョウリュウマル・恐竜折神!
銀幕版から再登場ってのがうれしいですね!また初代シンケンレッドのお話も絡んできたりするんでしょうかねぇ。
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