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魍魎の匣 第12話

その扉が開く時・・・物語は終わるのです・・・。

もう少し遅かったら、木場刑事に通りモノが訪れたかもしれない、そんな刹那、飛び込んできた陽子は、衝撃の事実を口にする。あたかも悲鳴のような悲しい叫び・・・。
「その人は・・・私の父です!!」

「このバカ!いい加減にしろ!」
榎木津礼次郎の拳が、愕然と立ち尽くす木場刑事を狂気から正気へと引き戻す。
きびすを返して美馬坂の前に進んだ探偵は、細めた眼差しで不吉に告げる。
「今日物語に終わりを告げる為に、ある陰気な男がここに来る事になっているのです・・・。」
・・・それは関口巽の小説『目眩』の文句・・・。

魔物の体内の如き不気味な稼動音を響かせる箱の中で、得体の知れぬ不安に誰もが言葉を失い、時は過ぎる。沈黙を破り、美馬坂教授が口を開いたその時・・・!
その扉は開き、物語に終わりを告げる黒衣の男が現れた。

黒い着流し、手には手甲。黒足袋に黒下駄、鼻緒だけ赤い。
憑き物落としの装束に身を包み、魍魎に当たった人間を一同に集めて、京極堂の憑き物落しが始まる。
今回は説明はいりませんね。ただただ京極堂の語る言葉を聞き、絡まった物語の糸が一つずつ解きほぐされてゆくのを見ているだけです。
京極堂はただ淡々と理路整然と事実を語るだけです。その一言一言に暴かれる真実の姿に、その場に集まったそれぞれの物語の関係者達が驚き動揺し、戸惑い、そしてやるせない切ない空気が場を包んでゆきます。
悲しい勘違いが、些細な出来事を事件へと変貌させてしまっていたのです。

加奈子を助けたい一心の陽子と雨宮を口車に乗せて、柴田財閥の遺産を搾取しようと画策した須崎がどのように加奈子を連れ出したのか・・・?その謎を明らかにする為に、京極堂が語った美馬坂近代科学研究所の真の姿にその場にいた全員が凍りつく。
そして、手足を残して行方不明になり、すでに死んだと思われていた久保竣公は、ここにいる?!

さっきからずっと久保はここにいるんだ。・・・いや、ここは久保の中なんだよ。



背筋が寒くなりますね。広田さんの抑揚を抑えた淡々とした語りが、不気味で悲しい終局を予感させて、見ていて気がついたら生唾飲んでたりして。
残り1話ですね。まだまだありますよ、衝撃の展開が。

ところで、お約束のご本人登場、ありましたね。黒衣の殺し屋役で京極夏彦さん登場です。
本当に作家にしておくのが勿体無いくらいの美声&七つの声の持ち主です。
一体どれだけの引き出しを持っていらっしゃるんでしょうね、京極先生。
いやもう色んな才能を拝見させて頂いて、ファンとしても嬉しいんですが。一つ希望が。
・・・・・・早く新作書いて下さい。
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Author:路地裏のノラ
高岩成二さんのファンです。
仮面ライダー大好きです。
来世は絶対男に生まれ変わってJAEに入って、仮面ライダーを目指します。

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