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魍魎の匣 第11話

先週の木場さんと陽子のシーンを受けた、静かな導入部です。
陽子が亡き母に宛てた手紙の体裁になっていますが、これは独白ですね。

「これじゃ殺人のパラドックスだ!」
連続バラバラ殺人の犯人であると目されていた久保竣公が殺されてしまいました。一体誰が久保を殺したのでしょう。

「本当のことを言え。本当にあの男は加奈子の事件とは無関係なのか?」
「中善寺さん、バラバラの犯人と、他の事件の犯人は同一じゃないんですね?」

振り出しに戻った事件の解決の糸口を求め、京極堂に疑問をぶつける関口君と鳥口君・・・そして一見いつもどおりに見えて、いつに無く本気で事件の核心を掴もうとしているエノさん。
他にも同時多発的に起こっている複数の未解決事件の犯人はわからないままです。
 
  他の未解決の事件・・・
  武蔵小金井の駅のホームから加奈子を突き落とした犯人は誰なのか・・・。
  箱館から加奈子を誘拐したのは誰なのか。
  須崎太郎を殺したのは誰なのか。

  柚木加奈子はどこにいるのか・・・・。(それはエノさんの仕事じゃん。by関口くん)
  頼子は加奈子を突き落とした黒衣の男を目撃している。その男が犯人なんじゃないか。

しかし、京極堂は苦い表情で黙して語らず。そんな京極堂にエノさんは。
「ほらみろ、京極。隠し事をするからこういう目にあうんだ。僕にはさっきから気になってしょうがないんだ。その白衣の男が」
エノさんは京極の後ろに何か見えたようです。やがて京極堂は・・・重い口を開いたのです。

物語の核心に迫る事実がひとつひとつ明らかになっていきます。京極堂だけが知る情報。
それは、京極堂がかつて所属した陸軍の研究施設である箱館で、共に働いた事のある美馬坂の研究の内容。それは、死なない研究だったのです。
人体のパーツを壊れたら取り替え、永遠に死なない人造人間を作る・・・。
 
そう聞くと一瞬猟奇的な、何か魔術的な研究のように思えますが、いわゆる人工臓器の研究につながるものです。かつて京極堂が知る美馬坂教授は、骨の髄まで科学者で機械のように研究に没頭していました。瀕死の加奈子が美馬坂の研究所に運び込まれたのなら、彼は彼の研究を駆使して加奈子の命を繋いだに違いありません。それが、医者としてではなく、科学者としてであっても。
ならば彼は何も罪を犯してはいないのです。
美馬坂の研究テーマを聞いて猟奇的なイメージが先行し、あらぬ偏見の目に彼を晒す事を、京極堂は避けたかったのです。
そして美馬坂の妻の名は「美作馬 絹子」・・・絹子。

「刑事じゃねぇな。出陣だ」
窓に映る自分のいでたちを見てつぶやく木場さん。
腹に晒、軍人服にゲートル、南部式自動拳銃をホルスターに収めて、木場刑事は何処へ向かうというのでしょう。
・・・・・ううう、渋い!!木場さんかっこいいなぁもう。

一方、青木の病室に顔をそろえる薔薇十字探偵団の面々は。
発見された両手両足は箱に入っておらず、ヒモで括られていました。遺体の手の特徴は久保のそれと一致し、被害者は久保竣公で間違いないようです。

「もしそれが久保のものであったとしても、一連の事件の犯人は久保に間違いない。・・・・・あそこは・・・人の住む所じゃない・・・魔窟だ」
青木刑事の脳裏に甦る悪夢の光景。
「あそこにいたなら僕だって娘達を殺していたかもしれない。・・・そういう場所でした」
そう、通りものに当たれば、誰もが久保になり得たのかもしれません。

そして・・・木場は。
木場は朝一番で大島警部に謝り、事件の捜査にあたると言って拳銃を持って出て行った・・・。
青木の言葉を聞いた途端、険しい表情になり、無言で目を見交わす京極堂とエノさん。

「さあ、関口君、鳥口君。いよいよ本当の終わりにしよう。一刻の猶予も無い。」

3人しか乗っていないのに「4人乗りだから僕は乗れない。確認する事が済んだらすぐに追いかける!」と言う京極堂を残し、猛スピードで発進するダットサン。榎木津は言葉を交わさずとも、全てを承知しているが如く無言である。

このあたりの、言葉を交わさなくてもわかる、そしていちいち確認しなくてもヤツには安心して任せられる・・・みたいな男同士の・・・友情というんじゃないですね。絶対的な信頼ってヤツですね。背中を預けられる関係って、ものすごくツボです。あああ、憧れます。かっこいいなあ・・・。いいなぁ、男の世界。

その少し前。陽子の家を訪れた木場と陽子の会話。
増岡は、一ヶ月の間に加奈子の死亡が確認出来ない場合は、代理人として陽子と遺産相続に関する交渉を再開すると言って来たようです。今まで頑なに相続を拒否してきた陽子が一転、遺産を相続すると決めたのは、加奈子が戻れば美馬坂が施す治療にお金がかかるから・・・。

榎木津の運転するダットサンは陽子の家の前に止まりました。問答無用に陽子の手首をつかんでダットサンに乗せる榎木津。
「貴方はどなたです?」「探偵です。みればわかるでしょう?」・・・わかりませんて。

「とにかく木場が危ない。あんたが大事に思っているあの男が風前の灯だ。ぐずぐずしていては死ぬよ」
一見あわてているようにも見えないのですが、エノさんいつになくシビアに辺りかまわず急いでいます。それが事の重大さを示していて、物語がいやおうなく緊迫していきます。

完全武装で箱館に乗り込んだ木場刑事は、一連のバラバラ事件の犯人を美馬坂と思い込み、拳銃を構えて美馬坂と対峙します。睨み合う二人の男のその後ろには、瀕死の加奈子が寝かされていた巨大なカーテンに仕切られたベッドと、無数の金属の箱。
加奈子が誘拐されてしまった今、その機動を停止していたはずのその装置が、再び作動している事に木場さんはまだ気付いていません。

通りモノは・・・いつでも・・・どこにでも・・・。

【12/18 追記】
誤字をこっそり直しました・・・。

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路地裏のノラ

Author:路地裏のノラ
高岩成二さんのファンです。
仮面ライダー大好きです。
来世は絶対男に生まれ変わってJAEに入って、仮面ライダーを目指します。

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