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今更ですが。仮面ライダーW 最終話 『Eにさようなら/この街に正義の花束を』

 緑色の視線が見つめている―――。


翔太郎は憤っていた。ミックの為に購入しようと思っていた『レジェンドデリシャスゴールデン缶』が、今日入荷すると事前に確認したにもかかわらず入荷していないと、ペットショップの店員に詰め寄っていた。いつの間にかペットショップの店長に収まったサンタちゃんが、言った言わないと押し問答をする二人の間に割って入り、店員を諫めて、翔太郎に別のネコ缶を渡して場を収めた。

「誰なんスかぁー!あの人ォォ!!」

一方的に叱られて不満げな店員に、サンタちゃんは言った。

「左翔太郎。どんな危機でも救ってくれる、この街の顔さ。」

サンタちゃん遂にお店を持ったんですね!ペットショップとは意外だ。冒頭に登場したネコちゃんずも可愛いんですが(ついでにワンちゃんも)、ずーっとサンタちゃんの左腕にしがみ付いてるリスザルが物凄く気になったんですよね。可愛いったらありゃしない。

『レジェンドデリシャスゴールデン缶』の代わりに渡されたネコ缶の包みを抱え、サンタちゃんの店を出た翔太郎の様子をじっと覗う少年がいる。彼は一体・・・?



 フィリップ・・・お前が消えてもう1年になるなァ・・・。
 風都タワーもようやく再建されたぜ。
 
 でもな・・・・・・俺はお前に合わせる顔がねぇ・・・。


NEVERの事件で崩壊した風都のシンボルタワーは、およそ1年をかけてようやく元の姿を取り戻し、風を受けて穏やかに回っている。
フィリップが消えて1年。翔太郎はこうして、事あるごとにフィリップに語りかけて来たのかもしれない。フィリップとの約束通り、翔太郎は一人で風都の平和を守って来た。表面的には風都タワー同様、以前と変わらない翔太郎に戻ったように思えるけれど、彼の心に”風”は吹いているのだろうか・・・。

そして、フィリップに顔向けできない事とは・・・?



フィリップが消えたあの最期の戦いの後、若菜姫は警察病院に収容され、しばらくして昏睡から醒めた。翔太郎は、おそらく入院直後からフィリップに託された若菜を頻繁に見舞っていたのだろう。だが若菜は心を開かなかった。彼女には、父の遺志を継いで自分がミュージアムの後継者となるのだという思いがあったのかもしれない。ならば仮面ライダーは敵・・・という事か。

「命の恩人のつもり?・・・それとも来人の差し金?」

彼女は弟の末路を知らない。

 「翔太郎、姉さんにはこの事内緒にしといてくれ・・・。」
 「・・・わかった。」

最期の時、翔太郎はフィリップと約束したのだ。彼女には言えない。彼女の命は救えても、心は救えずにいる。翔太郎はやるせない思いを抱いて病院を後にした。



 街の危機は終わる気配はねぇ・・・。
 なぁ、フィリップ・・・お前の力が欲しいよ・・・。


ペットショップを後にした翔太郎は真っ直ぐに事務所には帰らず、フィリップの影をなぞるようにキャッチボールをした砂浜や、フィリップが消えたあの最期の戦いの跡へと足を運んだ。

 緑色の視線が見つめている―――。

 ハードボイルドじゃないね・・・って笑われそうだが、
 俺には今でも、お前がすぐそばにいる様な気がしてならないんだ。

 ・・・今も俺の近くに・・・。




「何だ?ボウズ。うちに・・・用か?」

事務所の前で足を止め、翔太郎はペットショップからずっと自分の後をついて来た小さな尾行者に声をかけた。少年はサンタちゃんの「どんな危機でも救ってくれる、この街の顔役」という言葉を聞いていたのだろう。半信半疑な表情で翔太郎を眺めて、躊躇いがちに口を開いた。

「姉さんを・・・取り戻してくれる?」



仮面ライダー、いよいよ最終回。全体の物語としては、48話で完結しているんですが・・・後日談といった体のお話ですね。こういうのって、嫌いじゃないわ(笑)
ただ、時系列が複雑です。場面場面が一体どの時点でのエピソードなのか、象徴的なモチーフや演出で判断しないとこんがらがっちゃいますね。一度最後まで見ればなんとなくわかるんですが。
新たに現れた小さな依頼人の事件は間違いなく現在ですよね。あとは風都タワーが復興工事中か完成後か。それと翔太郎を見つめ続ける不思議な緑色の視線。翔太郎の服が全部一緒なのでややこしいです。

一生懸命考えたつもりですが、勘違いしている部分もあるかもしれません。
違っていたらすみません。最初に謝っておく。


ああ、OPがバッサリ省かれてる。本当に最終回なんだなぁ・・・。



少年の名は、青山晶。小学6年生。
依頼内容は、3日前から行方不明になっている姉の青山唯を探して欲しい。警察にも届けているが未だ連絡はない状況だ。

亜樹子、変わりましたね。落ち着いた・・・というか、ちゃんとした探偵事務所の所長みたいです・・・って言い方も変ですが。服も大人っぽいし。キチンと依頼人の聞き取りをして書類に書き込んでますし。竜との恋愛が亜樹子を成長させたとも考えられますけど、彼女なりに所長として、フィリップの分まで翔太郎をサポートしていかなければ・・・という思いがそうさせているのかもしれませんね。亜樹子も風都を守るチーム仮面ライダーの一人だし。

「ボク、姉さんがいないと何にも出来ないんです。」

当然のように言い切る晶に、翔太郎は盛大にコーヒーを吹いた。
そんなセリフを男が胸張って言うな!翔太郎は晶に向かって説教を始めた。

「いいか?いかなる事態にも心揺れず、独りで耐え抜く・・・。
 それが、ハードボイルドってもんだ。」

亜樹子のジト目が「お前が言うな」と言っている(笑)
翔太郎のハードボイルドの極意を聞いて、しかし晶は小馬鹿にしたように言った。

「それっていい事なんですか?
 第一、完全な人間はいないって言うじゃないですか。
 ボクは子供で、まだ半人前だし、人に頼るのは当然ですよ。」

完全な人間はいない・・・それはおやっさんが遺した言葉『Nobody's Perfect』。そして半人前という言葉。31・32話で散々半人前の力不足に悩んで苦しんで絶望した翔太郎を『Nobody's Perfect』というおやっさんの言葉が救ったんですよねー。翔太郎にとっては一番大切な言葉と一番痛い言葉。晶のセリフは、キーワードは一緒でも全く話の印象が違う。人間は不完全だから、半人前のボクは他人に頼るのは当然という晶の考えは翔太郎にとっては我慢できないだろうなぁ。それを言い訳にして甘えちゃだめだろうと。

でも、もしかしたら今の翔太郎にとっては別の思いもあったのかなと思わないでもないです。人知れず「フィリップお前の力が欲しいよ」と、弱音を吐いている翔太郎。晶のように思えたら楽なんでしょうけど、頼りたいフィリップはもういない。相棒の思いも背負って、悲しみも寂しさも自信の無さも押し込めて、歯を食いしばって精一杯虚勢を張って翔太郎は戦ってるんですよね。鳴海壮吉の魂と、フィリップの思いに応える為に。簡単に「一人じゃ何もできないから人に頼ればいい」と当然のように言う晶に「それは違うぞ!」と伝えたいのかも・・・考え過ぎかな。


自分が信じてきたハードボイルドの美学を頭から否定され、翔太郎はワナワナと震えた。

「っああ!もう!耐えられん!!
 おい亜樹子!!こいつを調査に連れてくぞ!」

翔太郎は怖い顔をして「ボクは依頼人ですよ!」ともがく晶の首根っこを引っ掴み、少々乱暴に事務所の外に連れ出した。亜樹子は慌てて立ち上がり、それでも止めはせずに「無茶しないでね!」と送り出した。

一陣の風が吹いて、フィリップが翔太郎に遺した本のページをぱらぱらとめくった。

フィリップが消えて1年後の鳴海探偵事務所には、メモリアルスペースがあるんですね。3人で撮った写真。フィリップが遺した本。そして様々な形のたくさんのクリップが入った小箱。



 緑色の視線が見つめている―――。

高校生の事は高校生イレギュラーズに聞くのが一番。
翔太郎は晶を連れてクイーンとエリザベスの元にやって来た。
同席していたウォッチャマンも、EXEについての情報を持っていた。

唯が通う嵐が丘高校は、悪いグループと関わっている輩がいるらしい。
そのグループの名は「EXE(エグゼ)」
ガイアメモリを売買している若者のグループだ。
リーダーは「エナジー」と呼ばれているらしい。

「エナジー?メモリの名前か・・・。
 よし!キーワードは揃った!【嵐が丘高校】【EXE】
 相棒に連絡だ!」

スタッグフォンを取り出し、翔太郎は早速電話をかけようとした。

「フィリップ君、海外留学から帰って来たの」!?

エリザベスが少し驚いたように尋ねた。そのとたん、翔太郎の動きが止まった。

「ああ…いけねぇ。・・・つい癖で・・・。」

自分自身の行動に戸惑う様に、翔太郎は少し青ざめてスタッグフォンを閉じた。
そうだ、フィリップはもういない。



翔太郎と晶はEXEの溜まり場になっている工場にやって来た。
二人の目の前に現れたのは、一人の若者だった。
翔太郎は指を鳴らし、若者の前に進み出た。

「子供のくせにメモリの取引なんかしやがって。
 お仕置きだぜ。」

彼は荒んで狂気をはらんだ目で翔太郎を見据え、愉快でたまらないという風に笑った。

「お仕置きするなら、コイツからだろ!?」

もう一人の若者が、後ろ手に縛られた少女を連れて来た。青山唯・・・晶の姉だ。一体どういう事なのだ。疑問を投げかける翔太郎。リーダー格らしい若者の周りに、わらわらと他の仲間も姿を現す。
若者は可笑しそうに言った。

「俺たちのメモリ売買は、もともと唯が始めた事なんだ。」

そんなのウソだ・・・!信じがたい事実を突き付けられて晶が震える声で叫ぶ。けれどそれは紛れもない事実だったのだ。唯自らが告白した。
ある日、一度偶然見つけたガイアメモリを売ったら、凄い値段で売れたらしい。それをこの若者たちに知られたのか、教えたのか。いずれにせよ唯の偶然がEXEを生み出したのだ。もはや唯の罪悪感や後悔など、EXEにとってなんの意味も持たない。
EXEを構成する若者たちは、狂気じみた笑い声を上げた。

「俺たちはミュージアムを継ぐ者。偉大なカリスマもいる!
 ・・・今は街で静かにしている『あの方』を迎える為、
 俺たちは残りのメモリをかき集めるのさ!!

 ・・・再起動の日は近い。」

みんな何かに取り憑かれた様な目をしている。
一人の若者が唯を後ろに押しやり、ガイアメモリを掲げ、ドーパントに変身した。

アノマロカリス!

一度メモリブレイクしたガイアメモリがまた流通しているのか。
翔太郎は晶を横にどかすとドライバーを装着した。

「いくぜ、フィリップ!」

懐から取り出したジョーカーメモリを右手で翳してスイッチを押したが、相棒からのいらえはない。
ああ、いけね・・・また癖が・・・。翔太郎は左手にメモリを持ち替えて、ロストドライバーに差し込んだ。

仮面ライダージョーカー。

探偵の正体に唖然とする晶。EXEの面々は驚きはしたものの、さして動揺する事も無く、後をアノマロカリス・ドーパントに託して唯ともどもその場を引き上げた。

仮面ライダージョーカー!劇場版だけでなく、本編にも登場です!あああ、高岩さんカッコいい。
通常版のも翔太郎の身体がベースなので、動きは翔太郎っぽいんですけど、ジョーカーはアクションも芝居も少し違いますよね。劇場版、結局1回しか見れなかったのでハッキリ覚えてないんですが、ここまで孤独感が滲みだしてはいなかったと思います。このジョーカー、確かに風都を守る仮面ライダーとして真剣に戦っているんですが、どこか孤独感を漂わせている気がする。悲哀を押し込めて、使命感を背負って、それを支えに仮面ライダーとして敵の前に立ちはだかっているような気がする。それが返ってハードボイルドな雰囲気を醸し出しているのかもしれない。
アクションも、通常の翔太郎の熱いアクションとは逆に、一見余裕がある冷静な戦いという印象が・・・そうか、虚勢を張ってカッコつけたところがないんだ。けれど一撃一撃に、どこかやるせない思いを込めているようにも見えます。
仮面ライダージョーカーは、鳴海壮吉のスカルを思い出させるハードボイルドライダーですけど、気のせいですかねぇ・・・翔太郎の心が泣きながら戦っているように感じるんです。

「これで決まりだ」

マキシマムスロットにジョーカーメモリを挿す。
仮面ライダージョーカーのマキシマムドライブが発動した。

「ライダーパンチ」

ジョーカーは低く呟くと、飛びかかるアノマロカリスに拳を打ち込んだ。ドーパントの変身は解け、人間に戻った若者は壁に叩きつけられて気絶した。 
変身を解いて晶に歩み寄り、唯を追おうという翔太郎の言葉に晶は尻込みをする。

ガイアメモリ売買は姉の唯が始めた。人間が突然怪物に変身した。ただの探偵かと思っていた翔太郎が仮面ライダーに変身した・・・!目の前で次々に展開する状況を晶は受け止めきれないでいるのだろう。

「もう嫌です!何も知りたくない!したくない!!」

現実から目を背けるように、晶はその場を逃げ出した。

「殻にこもっている場合か!!」
「ボクはあなたみたいに強くないんだ!!」

翔太郎は晶の後を追い、その腕を捕まえて自分の方を向かせた。晶の顎をしっかりと押さえ、真っ直ぐに瞳を覗き込んで静かに言った。

「俺は強くなんかねぇ。お前と一緒だ。」
「え?」
「本当は一人じゃなんも出来ねぇけど、無理矢理独りで踏ん張ってるだけさ。」

それがハードボイルド?わかんないよ・・・。戸惑い見上げる晶の頭にポンと手を乗せて、翔太郎はため息をついた。

「先に事務所に帰ってろ。俺は調べる事がある。」

翔太郎は晶に背を向けてヒラヒラと手を振った。
その背中をじっと見送り、晶はなにを思う。



時は再び1年前に遡る。
警察病院は騒然としていた。園咲若菜が突然力を解放して暴れ出したのだ。刃さんもマッキーも自分たちが知っている可憐な若菜姫とは別人のような豹変ぶりに動揺するばかりで、手も足も出せないでいる。
駆けつけた翔太郎と竜は、変身しない状態でドーパントの力を使う若菜の姿に唖然とした。
取り押さえようとする警官達をなぎ倒し、狂ったように高笑いをする若菜。彼女は裸足のままフラフラと屋上へ出た。急いで後を追う竜、そして翔太郎。

「パワーが足りない・・・!」

若菜は胸を押さえて苦しそうに喘ぐ。
最後の戦いの後、若菜がどれ程の時間昏睡していたのか。あれほど重傷だった竜がすっかり傷も癒えて元気になるくらいの時間は眠り続けていたんでしょうか。
屋上で一体何をする気なのか、竜は若菜を止めた。若菜は振り返りキッと竜を睨みつけた。

「私は再起動し、この汚れた街を浄化する!!」
「この街は汚れてなどいない!!そう思うのは、お前の心が歪んでいるからだ!
 風都を危機に晒す者は、この俺が許さん!!」

若菜は父の遺志を継いで、たった一人でガイアインパクトを実行するつもりなのだろうか。竜はフィリップの思いを知ってなお、正義の仮面ライダーとして若菜を止める事で彼女を救おうとしているのか。
翔太郎は悲痛な顔でじっと2人のやり取りを聞いていた。 

竜はアクセルに変身し、若菜にエンジンブレードを突き付けた。

「待ってくれ、照井!!」

翔太郎が両手を広げて若菜を庇う様に立ちはだかった。力ずくでも若菜を止めなければ!と叫ぶ竜に、翔太郎は「待ってくれ」と懇願した。

「今彼女を傷つけたら・・・
 フィリップはなんの為に命を投げ出したんだ!!

しまった・・・!翔太郎は自分の言葉に息を飲んだ。若菜は顔色を変えて翔太郎に詰め寄った。

「来人が命を・・・?!一体どういう事!?・・・ねぇ!どういう事!?」

翔太郎の肩を乱暴に揺さぶり、涙に濡れた声で問いかける若菜。翔太郎は後悔と痛みに俯き、絞り出すように真実を告げた。

「フィリップは消えた・・・。
 君を守るために、最期の力を振り絞り・・・地球の中へと・・・。」

「いやぁぁぁ!!」

若菜は悲しみに絶叫し泣きながら緑色の光となってゆらりと歪み、大気の中に消えた。



重い足取りで事務所に戻って来た翔太郎は、扉の向こうから聞こえてくる聞き覚えのある声に顔を輝かせた。

「問題ない。亜樹ちゃん。」

「フィリップ!!帰ってたのか?!」

勢いよくドアを開けて中に入ると、亜樹子と晶が笑顔で”誰か”と話している。
翔太郎は安堵したように天を仰ぎ、喜びを隠しきれない様子で”フィリップ”の元に歩み寄った。

「やっぱりなァ!いつからだ?俺はなぁ、ずーっと気配を感じてたんだよ!」

だが、亜樹子と晶の視線の先に、フィリップの姿はなかった。
「おい、フィリップ!」翔太郎は相棒の姿を探し回ったが、簡易ベッドのカーテンの陰にも、デスクの下にも彼の気配すらない。翔太郎の心に言い知れぬ不安が頭をもたげたその時。

「亜樹ちゃん、問題ない。さぁ、検索を始めよう。」

再びフィリップの声が聞こえた。振り向いた翔太郎の目に飛び込んできたのは、椅子の下で得意げにピョンピョンと跳ねるフロッグポットだった。残酷な現実―――。

「たまたま・・・晶君にフィリップ君の話をしてて・・・!
 フロッグポットに・・・声が残ってたもんだからっ!!ついっ!!
 ごめんね!翔太郎くん!!ホントごめん!!
 ・・・どうかっ!これで一発!!」

蒼ざめ泣きそうなほど後悔をする亜樹子の必死な言葉も、翔太郎の耳には何も届いていない。
フィリップは戻らない―――。
ただ絶望だけが翔太郎を包んでいた。希望の後の絶望は深い。
翔太郎は声も無く、茫然とガレージへ消えた。

 緑色の視線が見つめている―――。



「ははっ!な~んだ、相棒がいなくなってメソメソしてるなんて、カッコわる!
 僕の事、偉そうに言えないじゃないか!」

翔太郎が入っていったガレージの扉を眺め、晶がバカにしたように鼻で笑った。
亜樹子は泣き出しそうな顔で俯き、スリッパで自分を叩いた。意図的ではないにしろ、翔太郎を傷つけた自分の迂闊さを責めた。何も知らない晶は、さらに翔太郎を小馬鹿にするような口調で言葉を続けた。

「だって、外国に言ったくらいで!」

「・・・あれ、嘘。
 本当は、この世から消えちゃったの・・・。」

いたたまれなくなった亜樹子が、悲痛な顔で真実を告げる。ハードボイルドな虚勢の下に、翔太郎がどれ程の痛みと悲しみを隠しているか、知っているから晶の言葉が悲しかったのかもしれない。
晶は小さく息を飲み、言葉を失くした。

「フィリップ君は、翔太郎くんの大事な相棒だったの。君にとってのお姉さんと同じ。
 居てくれないと何も出来ないくらい・・・二人で一人だったの。
 ずっと・・・痩せ我慢してるんだよ?」

晶は数時間前の翔太郎の言葉と、晶を覗き込んだ彼の物悲しい瞳を思い出した。
――― 俺は強くなんかねぇ。お前と一緒だ。―――

相棒のいないガランとしたガレージで、翔太郎はホワイトボードに遺された文字を指でなぞる。
フィリップはもういない。
改めて突き付けられた残酷な現実に、翔太郎の顔は涙に歪んだ。


「痩せ我慢・・・・・・それが、ハードボイルド・・・。」

晶が呟いた。その時、晶の携帯が鳴った。
唯の携帯から送信されたメールは、探偵には内緒でひとりでアジトに来い、というEXEからの呼び出しだった。
ひとりで、敵のアジトに・・・?
晶のハードボイルドが試される。



「それで・・・何を望むの?」

シュラウドは若菜に問いかけた。ミュージアムの崩壊後から、シュラウドはずっとこの森で独りひっそりと過ごしていたのだろう。そこへ、昏睡から覚めた後、翔太郎と竜の目の前から掻き消えた若菜が訪れた。若菜は、強い決意を秘めた瞳で答えた。

「”再起動”。そして・・・私なりのガイアインパクト・・・!」

「そう・・・。あなたの知りたい答えは、地球ほしの本棚にある・・・。」

シュラウドが意外にあっさりと協力してくれた事に、若菜は少なからず驚いた。けれど、次の瞬間のシュラウドの言葉は、若菜をもっと驚かせた。
シュラウドの手がゆっくりと上がり、若菜の手を愛おしそうに握り締める。

「家族だもの・・・。」

「・・・え?・・・」

「若菜・・・あなたは、思う様にするといいわ。」

傍らに座った娘の手を握り、シュラウドは・・・いや、園咲文音は空を見上げた。

「あなた・・・今、行くわ・・・。」

スローモーションのように・・・文音の身体は静かに揺らぎ、母は娘の膝の上で息絶えた。最期に母と娘に戻れた。顔を覆う包帯とサングラスの下で、きっと幸せそうな微笑みを浮かべていたのだろう。



EXEのアジトに、晶は一人で姿を現した。
入り口でこわごわと中を覗っていた晶は、リーダー格の遠藤に呼ばれて恐る恐る中へ足を踏み入れた。

どうでもいい事ですが、この操車場って、橘さんの前のギャレン適合者だった桐生豪が最期を迎えたあの場所ですよね。多分。あのシーンは、橘さん役の天野さんが気持ちが入り過ぎて思わず「桐生さん・・・!」と呟いてしまったという力の入った名シーンでしたよね。もう一度ブレイドを最初から見たくなっちゃった。

「僕は・・・あなた達なんか怖くありません!姉さんを返して下さい!」

痩せ我慢がハードボイルド・・・。晶は翔太郎の姿を見て、自分の守りたいものは自分で守ろうと決意したのかもしれない。だが、晶がどんなに虚勢を張ろうと、EXEの若者たちはただ面白そうに嘲笑うだけだ。
遠藤たちに威嚇されて怯える晶を守ろうと、今度は唯が叫ぶ。

「なら早くメモリの場所を教えろよ!唯!あぁ?!弟が痛い目見る前に!」

遠藤が怖い顔をして唯の頭を小突いた。
唯は晶を呼び寄せ、晶が肩から提げているバッグの、縫い付けられていた内ポケットを無理矢理剥がした。そこに隠されていたメモリを、唯の手からひったくるように奪い取り、スイッチを押す。

オーシャン!

これはレアだ、と狂喜するEXEの若者たち。
その隙をついて、唯は晶の手を引っ張って外へ飛び出した。「おい逃げたぞ!」相手は子供と女、逃げ切れるはずが無い。EXEの若者たちは笑いながら後を追った。からかい、いたぶる様に囃し立てて二人を取り囲む若者たち。晶は姉を守ろうと、必死にバッグを振りまわして戦おうとしていた。
操車場の中から、コックローチ・ドーパントに変身したヤツが走り出してきた。ああ、女子供相手に大人げない・・・。獅子はウサギを狩るのにも全力を出す・・・というより、線香花火に火を点けるのに火炎放射器使うようなもん・・・すみません、例えが変でした。思いもよらぬ力手に入れて、使いたくて使いたくて仕方なくて、些事にわざわざ使ってみるバカという事を言いたかった。

ドーパントに出てこられたらひとたまりもない・・・。
その時、駆けつけた緑と黒の疾風。ハードボイルダーはコックローチを跳ね飛ばし、遠藤の前で止まった。

「翔太郎さん!どうしてここが・・・!?」

誰にも言わずにここへ来たはずなのに!晶は不思議そうに叫んだ。一緒に駆けつけた亜樹子がにっこりと笑って、踵を指差した。

「念の為!」

見ると、晶のスニーカーの踵には、いつのまにか発信器が取り付けられていた。バイクから降り立った翔太郎は、ニヤリと笑って晶に声をかけた。

「よぅ、晶!一人で踏ん張ったんだなぁ!見直したぜ!」
「翔太郎さんも、一人で踏ん張ってるから!」

二人は目を見交わし、ハードボイルドにポーズを決めた。

「行くぜ?」

翔太郎は仮面ライダージョーカーに変身した。
仮面ライダー!?後ろから襲いかかるコックローチを、後回し蹴り一発でぶっ飛ばす。そこへ照井竜も駆けつけた。竜は唯と晶姉弟を取り囲んでいた若者たちを蹴散らした。すかさず亜樹子が二人を安全な場所へ誘導する。遠藤が険しい顔で竜を睨みつけた。

「なんだ?お前。」

「俺に質問するな!」

ジョーカーは鮮やかな足技でコックローチに反撃の暇を与えない。コックローチは蹴り飛ばされて無様に地べたに転がった。

「さぁ、お片付けの時間だ。」

ジョーカーのマキシマムドライブが発動する。

「ライダーキック。」

コックローチは倒れ、人間の姿に戻った。
先のアノマロカリスもそうだったんですが、メモリブレイクの描写が無いですね。これはT2メモリって事ですかね。
NEVERの事件の時に街中にばら撒かれ回収されなかったT2メモリ?それとも、独自にガイアメモリを密造してばら撒く大小様々な闇組織が跋扈してるんでしょうか。唯が言う事が本当なら、かなり高額で取引されるようですし、悪いヤツらが食いつきそう。超常犯罪捜査課もまだまだ忙しそうです。

仲間がやられて逆上した遠藤ともう一人の仲間が、ガイアメモリをかざしてドーパントに変身しようとした。すかさず背後から竜が一人の手をに練り上げ、ジョーカーが遠藤の腕を押さえ込む。

「出番が無かったなぁ・・・エナジーさんよ。」

ジョーカーは遠藤の額を、強力なデコピンで弾いた。なんてうらやまs…もとい、仮面ライダーのデコピンて脳震盪起こすくらい強力なのね(笑)
ジョーカーは遠藤の傍らに落ちていたガイアメモリを思い切り踏み潰した。

「左、あとは任せろ。俺の仕事だ。」
「任せたぜ。」

事件は解決した。

「翔太郎さん!」

晶が笑顔で進み出て、ジョーカーの決めポーズをして見せた。それに応える翔太郎。
かつて、鳴海壮吉が翔太郎に遺してくれたハードボイルドの魂を、今度は翔太郎が晶へと伝える事が出来たようだ。優しい目で晶を見つめる翔太郎は、やはりどこか寂しそうに見える。

遠藤達は気絶したまま連行された。粉々に壊れたガイアメモリから、最期の音声が漏れた。
エ・・・ジ・・・・・・!?



園崎若菜は風都の風の中、両手を大きく広げた。

その一年後の同じ場所を、翔太郎と亜樹子、そして唯と晶が晴れ晴れと歩いている。

「ありがとう、晶。アンタがあんな勇気出すなんて。」
「覚えたてのハードボイルド・・・だよ!」

このヤロウ、調子のいい奴め!翔太郎は嬉しそうに晶を抱えた。
その時、正面から歩いてきた一人の男が、翔太郎の前で立ち止まった。
男は、サンタちゃんのペットショップにいた店員だった。

「エ~ラそうに、何が街の顔だよ!」

男はおもむろにガイアメモリを取り出し、スイッチを押した。

エナジー!

EXEの偉大なカリスマ・エナジーは遠藤ではなかった!翔太郎は表情を引き締めて3人を後ろに下がらせた。エナジー・ドーパントに変身した男は、いきなりエネルギー弾を放った。

「危ない!!」

咄嗟に3人を庇った翔太郎の背中を、エナジーのエネルギー弾が直撃した。
大きく身体を仰け反らせ、翔太郎は膝から崩れ落ちた。亜樹子達の悲鳴にも似た声が辺りに響く。遠藤達を連行し戻って来た竜もその場に凍りついた。驚いたように目を見開き、翔太郎はゆっくりと地面に倒れて、静かに目を閉じた。

まさか・・・翔太郎が・・・!亜樹子は衝撃にがくりと座りこむ。亜樹子は自分の父の死に立ち会っていないが、それは鳴海壮吉の最期と重なる。
男は翔太郎に背を向けると、狂ったように笑いながらフラフラと歩き出した。

「はっはっはっは!!誰も知らない!俺がこの街で一番強い事を!
 EXEの真のヘッドだという事を!!」

「翔太郎くん・・・翔太郎くん!翔太郎くん!!!」

亜樹子の悲痛な絶叫がこだまする。



「”再起動”の為の総てを閲覧した。」

若菜の目の前に建つ風都タワーは、まだNEVERの爪痕が残り、だが着々と元の姿を取り戻そうとしている。風都タワーは近い将来再起動して、また風都の風を受けて回るのだろう。

「来人・・・」

若菜はそっと語りかける様に囁いた。



エナジーの弾を受け、倒れていた翔太郎が微かなうめき声と共に目を開けた。てっきり凶弾に倒れたと思っていた4人は驚きと安堵の表情を浮かべた。
直撃を受けたはずなのになぜ・・・。当の翔太郎も不思議そうに身を起こした。見ると、翔太郎の背後にピッタリと寄り添う様に、最期の闘いで消えたはずのエクストリームメモリが浮かんでいた。エナジーが放った弾が翼に食い込んでいる。翔太郎には衝撃波だけが届いていたのだ。ヨロヨロと立ち上がる翔太郎、駆け寄る仲間たちの目の前で、エクストリームメモリが緑色の光を発した。データの光りは足元に広がり、徐々に人の姿を形作っていく。

見覚えのある服。見覚えのある指先。見覚えのある背中。

「フィリ・・・ップ・・・。」

目の前で起こった奇跡を今度こそ信じていいのだろうか。
翔太郎は懐かしい後ろ姿を食い入るように見つめ、ただただ立ち尽くしていた。
涼しい顔をして立ち上がったフィリップは、まるで何事もなかったように翔太郎に悪戯っぽく笑いかけた。

「やぁ!翔太郎!」

懐かしい声。懐かしい眼差し。懐かしい笑顔。
フィリップは確かに目の前にいる。翔太郎の瞳に涙が光る。

「なんでだよ・・・。」

「1年前、若菜姉さんがボクに身体をくれたんだ。」



「来人―――!これが私の決めたガイアインパクトよ!!」

若菜は自らの身体を緑色のデータに分解し、エクストリームメモリに姿を変えた。

「来人―――!」

フィリップは自分の名を呼ぶ声で目を覚ました。辺りは真っ白な世界。見上げるとそこに若菜がいた。

「来人・・・私の身体をあなたにあげる・・・。
 あなたの相棒の泣き顔、見てられなかったんですもの。」

若菜は笑って言った。翔太郎は泣いているのか・・・。フィリップは表情を曇らせて悲しそうに目を伏せた。そんな弟の様子を優しい眼差しで見つめ、若菜は言葉を続けた。

「人類の未来の為に、地球を変えるのは園咲の使命。
 でも一番相応しいのは私じゃない。誰よりも優しい貴方よ・・・来人。」 

「でも・・・ボク・・・どうやって?」

誰よりも優しい・・・と言われて照れたように笑っていたフィリップは、ふとなぜ自分の意識がここにあるのか不思議に思った。最期の戦いの後、地球の記憶に溶け込んで消えてしまったはずなのに。

「答えはそのうち見つかるわ。
 とりあえずこれからも、風都を守る風でいなさい。」

いつの間にか、そこには冴子もいた。冴子だけではない。父も、母も、失くしてしまったと思っていたフィリップの家族全員が揃っていた。

「私たちは地球に選ばれた家族だからね。この星の中から、お前を見守っているよ。」

父の声は相変わらず厳かで、だけどどこか温もりがあった。
父さん!母さん!姉さん!!
駆け寄るフィリップを、父は厳しい顔で、片手を上げて制した。そして、にっこりと穏やかに笑いかけた。いつの間にか皆、ミュージアムを取り仕切っていた幹部ではない、昔の当たり前に幸せだった頃の仲の良い家族の姿に戻っていた。

「来人・・・来てはダメ。」

母も優しく止めた。

「さよなら・・・来人。」

冴子が柔らかく微笑んだ。

「さようなら・・・ありがとう。」

若菜は泣き虫な若菜姫に戻って、涙声で別れを告げた。

「若菜姉さん・・・始めてもらったポストカードと同じ笑顔だ・・・。」

フィリップの声も濡れて震えている。
堪え切れずに、冴子の胸に顔をうずめて泣きじゃくる若菜を、冴子は優しく抱きしめた。
家族の誰もが本当に望んでいた家族の姿がここにある。満足そうな笑顔を浮かべ、父が頷いた。
父の、母の、姉達の身体が緑色の欠片になって消えていく。
そして・・・園咲家は地球とひとつになった。

「ありがとう・・・。」

フィリップそっと呟いた。頬を幾筋もの涙がつたう。



「身体を復元しながら、ボクはずっと君を見ていた。」

フィリップは翔太郎を振り返り、ヒラヒラと手を振って見せた。 

「気のせいじゃなかったんだ・・・」

まだ茫然としたままの翔太郎が、喘ぐように呟く。

「私・・・聞いてない・・・!」

亜樹子が嬉しそうに言った。傍らで竜が静かに笑っている。

「あなたがフィリップさん・・・?翔太郎さんの相棒!?」

噂には聞いていた翔太郎の大事な相棒・・・晶は目を輝かせて声をかけた。
フィリップは大げさに振り返ると、派手な仕草で晶に歩み寄った。

「やぁ!青山晶くん!君の事は既に検索済みさ。よく頑張ったね。
 ボク達の仲間になれるかもしれないね♪」

フィリップは晶の頭を撫でた。
フィリップが帰って来た・・・ようやくその実感が身体の隅々まで浸透したのか、全身をプルプルとふるわせて俯いていた翔太郎が、泣きだしそうに顔を歪めて喜びを爆発させた。

「うぉぉぉ!!フィリップ!!お前ェェ!!」

「翔太郎!相変わらず全然ハードボイルドじゃないねぇ!」

絶叫しながら組み付いてくる翔太郎から、スルリと身を交わしてフィリップは愉快そうに言った。
安堵しすぎて、がくり・・・と両手両膝を地面につけて脱力する翔太郎をからかう様に、亜樹子も「翔太郎くんは完成されたハーフボイルドだからね♪」と笑った。

「んな、完成したかねぇ!!」

翔太郎は今度は天を仰いで笑いだした。フィリップも嬉しそうに笑った。竜も笑っている。亜樹子は、エイッと竜に抱きついて、やっぱり笑った。唯も晶もみんな笑顔だ。
笑ってないのはただ一人・・・・・・。

「こらーっ!!さっきからなんだー!!無視すんなー!!」

『偉大なカリスマ』は、地団太を踏んで悔しがっている。そう言えばこんな奴もいたっけ(笑)
今度は一人じゃない。フィリップが傍らにいる。二人で一人の仮面ライダー。
すっかり元の調子を取り戻した翔太郎が、カッコつけて前に進み出た。

「おっといけねぇ・・・忘れてたぜ。さぁいこうか、フィリップ。」

「ああ。相棒。」

翔太郎とフィリップ・・・そして亜樹子が、いつものポジションに着いた。竜が力強く頷く。
『カリスマ』は再びエナジーに変身した。

翔太郎とフィリップもそれぞれのメモリのスイッチを押す。

サイクロン!ジョーカー!

二人は目を見交わしクールに笑って変身した。
倒れるフィリップの身体をすかさず支え、亜樹子も感慨深そうに「くぅぅぅ!!コレコレ!!やっぱこれよぉ!」と叫びながら、フィリップの身体を引き摺っていく。

「だな!」

は真っ直ぐにエナジーに向かって駆けていき、思いっ切り飛び蹴りを喰らわせた。喧嘩アクションには変わらないですが、ジョーカーのクールでハードボイルドなアクションと全然違いますね!いつもの翔太郎の、ちょっと空回り気味な熱さが、いつもより余計に弾けてる感じです。亜樹子じゃないけど「くぅぅ!コレコレ!!やっぱこれだな!」という感じ。それにしても寄りの画面での後回し蹴りで綺麗に足が上がってらっしゃる。なのに身体の芯はぶれてないんですよね。この安定感のある、美しいハイキックが私は大好きです、高岩さん。

風都の平和を乱すドーパントとの戦いに、こんな表現は適切ではないかもしれませんが・・・またフィリップと一緒に仮面ライダーとして戦える喜びに満ちているようです、翔太郎。
サイクロンジョーカーからルナトリガー、そしてヒートメタルへとフォームチェンジして、エナジーを翻弄する。最期はやっぱりこれ。

「さぁ、いくよ、翔太郎!」

「ああ、ハードボイルドに決めるぜ!」

翔太郎はカッコつけてスーッと左の触角(?)を撫で上げた。高岩さんのアドリブ?(笑)
ルナトリガーの立ち姿が麗しくて、何度もリピートしてしまったのは秘密。

マキシマムドライブ・ジョーカーエクストリーム!!

必殺技をまともに食らったエナジーは、人間の姿に戻り、歩道の端の方まで派手に転がって伸びてしまった。

「決め台詞を・・・忘れてないだろうね?翔太郎?」

「当り前さ!フィリップ!
 街を泣かせる悪党に、俺たちが永遠に投げ掛け続けるあの言葉。」

は、チャッっと手首を回した。

「さぁ、お前の罪を数えろ!!」



最期の振り向きざまの決め台詞!やってくれました!カッコいいです。本当に正当なヒーロー番組っぽいラストシーンですよね!いや、むしろ冒険活劇な少年漫画の最後のひとコマのよう。本当に気持ちのいい最終回でした。見終わって1点の心残りも、もやもやも無い、実に後味の良い仮面ライダーでございました。

フィリップの家族・・・園咲家は最期の最期に幸せな家族に戻れたし、フィリップも元通りの身体を取り戻して翔太郎達の元に帰って来たし、翔太郎は一人で戦っている時はハードボイルドでカッコ良かったけど、でも見ていて痛々しかった。やっぱり翔太郎は、ハーフボイルドがちょうどいいです。それに亜樹子と竜は冬の劇場版で・・・!!

最後の敵は、なんだか思い込みが激しいだけのつまんない奴でしたけど、これからも風都には似たような奴等が現れて、チーム仮面ライダーの戦いは続いて行くんでしょうね。
そう言えば、エナジーの末高斗夢さんは340さんのDON!(日テレの情報番組)仲間で、最終回に末高さんが出てきて、見ていた340さんが思わず吹いた・・・というお話はどこで見たんだっけ。ツイッターだったかな。

1年間、本当に本当に最初から最後まで楽しませていただきました!仮面ライダーのキャストの皆様、スタッフの皆様、番組制作にかかわってこられた総ての皆様、心からありがとうございました。
番組は終わっても、世界のどこかにある風都という街には仮面ライダーがいて、今もガイアメモリという社会悪と戦っているんですよね。屋上でクルクルとかもめが回っている探偵事務所には、ハーフボイルドな探偵と、浮世離れした魔少年と、威勢のいい所長と、そして振り切れた刑事さんが賑やかに暮らしてるんですよね。
そう、仮面ライダーは永遠に!



ようやく最終回のレビューを書き上げました。
最終回はとっくに終わって、新番組のオーズも夜が明ければ第3話放映ですよ。どんだけ提出に時間食ってるんだという話ですよね。課題のレポートだったら、とっくのとんまに落第です。ホント、すみません。

とにかくこんなに遅れたらほとんど自己満足でしかないレビューですが、仮面ライダー、大好きな作品の一つになりましたので、途中で投げ出したくなかったです。なんとかやり終えて満足です。

これで心置きなく休養に入れます。

長いレビューにお付き合いいただいた皆様。
だらだらと纏まらない拙文しか書けませんでしたが、最期まで読んでいただき心から感謝しております。
本当にありがとうございました。


 
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最終話感想&暫しの御別れ

ノラ様、おはようございます。
オール感想up、御疲れ様でした。

ハードボイルドなラストを意識していましたが、
やはりハーフボイルドだった翔太郎。
そしてWの最終回でした。

・エクストリームメモリ内に保存されていたフィリップのデータ。
 その肉体を復活させる為、肉体を提供した若菜。

・地球の記憶の中で復活した園崎ファミリー。瑠兵衛さん、妙に爽やか。
 或る意味、自分達の行為の尻拭いを、息子に丸投げ状態ですね(苦笑)

・欲を言えば、ドーパントの攻撃に斃された翔太郎が人込みの中を、
 傘を差して歩いていき、待っていたフィリップと男同士の相合傘で、
 町の中を去って行く『探偵物語』オマージュ最終回も面白かったかも。
 次回劇場版は、たった一度の黄泉路からの帰還バージョンで。

・4クール、綺麗に纏めて欲しかったのですが、Wラストのポージングで、
 由といった処でしょうか。此れからも、風都を護り抜け。
 さあ、風都の悪党共、お前達の罪を数えろ・・・。
 フォーエバーW。

長いようで短い感想up、楽しかったです。
新たなる復活、ゆるりとお待ちしております。

ありがとうございました、M NOMさん!

最終話までレビューにお付き合いいただきましてありがとうございました。M NOMさんのコメントを、毎週楽しみに読ませていただきました。

遂に仮面ライダーWも完結いたしました。笑顔の最終回でしたね!私はハッピーエンドが好きなので、非常に満足でした。でも、M NOMさんのコメントを読んで、相合傘のラストシーンもちょっと見て見たかったなと思ったり。
園咲家の皆さんも、地球の記憶の中で、元通りの幸せな家族に戻れてよかった・・・。あの穏やかな笑顔と若菜姫の泣き顔に、うるっときました。

M NOMさんには、シンケンジャーのレビューからコメントをいただいてきましたよね。本当にありがとうございました。
私の勝手でお休みをいただきますが、再開いたしました折には、是非また、言葉を交わせたらと思います。
その節は、どうぞよろしくお願いいたします。

本当にありがとうございました。


フィリップがエクストリームメモリから姿を現したくだりを見て、ちらっと「ターミネーター・・・?!」と思ったのは秘密です(笑)



勝手な理由でお休みいただく事にいたしましたが、
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路地裏のノラ

Author:路地裏のノラ
高岩成二さんのファンです。
仮面ライダー大好きです。
来世は絶対男に生まれ変わってJAEに入って、仮面ライダーを目指します。

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