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今更ですが。仮面ライダーW 最終話 『Eにさようなら/この街に正義の花束を』

 緑色の視線が見つめている―――。


翔太郎は憤っていた。ミックの為に購入しようと思っていた『レジェンドデリシャスゴールデン缶』が、今日入荷すると事前に確認したにもかかわらず入荷していないと、ペットショップの店員に詰め寄っていた。いつの間にかペットショップの店長に収まったサンタちゃんが、言った言わないと押し問答をする二人の間に割って入り、店員を諫めて、翔太郎に別のネコ缶を渡して場を収めた。

「誰なんスかぁー!あの人ォォ!!」

一方的に叱られて不満げな店員に、サンタちゃんは言った。

「左翔太郎。どんな危機でも救ってくれる、この街の顔さ。」

サンタちゃん遂にお店を持ったんですね!ペットショップとは意外だ。冒頭に登場したネコちゃんずも可愛いんですが(ついでにワンちゃんも)、ずーっとサンタちゃんの左腕にしがみ付いてるリスザルが物凄く気になったんですよね。可愛いったらありゃしない。

『レジェンドデリシャスゴールデン缶』の代わりに渡されたネコ缶の包みを抱え、サンタちゃんの店を出た翔太郎の様子をじっと覗う少年がいる。彼は一体・・・?



 フィリップ・・・お前が消えてもう1年になるなァ・・・。
 風都タワーもようやく再建されたぜ。
 
 でもな・・・・・・俺はお前に合わせる顔がねぇ・・・。


NEVERの事件で崩壊した風都のシンボルタワーは、およそ1年をかけてようやく元の姿を取り戻し、風を受けて穏やかに回っている。
フィリップが消えて1年。翔太郎はこうして、事あるごとにフィリップに語りかけて来たのかもしれない。フィリップとの約束通り、翔太郎は一人で風都の平和を守って来た。表面的には風都タワー同様、以前と変わらない翔太郎に戻ったように思えるけれど、彼の心に”風”は吹いているのだろうか・・・。

そして、フィリップに顔向けできない事とは・・・?



フィリップが消えたあの最期の戦いの後、若菜姫は警察病院に収容され、しばらくして昏睡から醒めた。翔太郎は、おそらく入院直後からフィリップに託された若菜を頻繁に見舞っていたのだろう。だが若菜は心を開かなかった。彼女には、父の遺志を継いで自分がミュージアムの後継者となるのだという思いがあったのかもしれない。ならば仮面ライダーは敵・・・という事か。

「命の恩人のつもり?・・・それとも来人の差し金?」

彼女は弟の末路を知らない。

 「翔太郎、姉さんにはこの事内緒にしといてくれ・・・。」
 「・・・わかった。」

最期の時、翔太郎はフィリップと約束したのだ。彼女には言えない。彼女の命は救えても、心は救えずにいる。翔太郎はやるせない思いを抱いて病院を後にした。



 街の危機は終わる気配はねぇ・・・。
 なぁ、フィリップ・・・お前の力が欲しいよ・・・。


ペットショップを後にした翔太郎は真っ直ぐに事務所には帰らず、フィリップの影をなぞるようにキャッチボールをした砂浜や、フィリップが消えたあの最期の戦いの跡へと足を運んだ。

 緑色の視線が見つめている―――。

 ハードボイルドじゃないね・・・って笑われそうだが、
 俺には今でも、お前がすぐそばにいる様な気がしてならないんだ。

 ・・・今も俺の近くに・・・。




「何だ?ボウズ。うちに・・・用か?」

事務所の前で足を止め、翔太郎はペットショップからずっと自分の後をついて来た小さな尾行者に声をかけた。少年はサンタちゃんの「どんな危機でも救ってくれる、この街の顔役」という言葉を聞いていたのだろう。半信半疑な表情で翔太郎を眺めて、躊躇いがちに口を開いた。

「姉さんを・・・取り戻してくれる?」



仮面ライダー、いよいよ最終回。全体の物語としては、48話で完結しているんですが・・・後日談といった体のお話ですね。こういうのって、嫌いじゃないわ(笑)
ただ、時系列が複雑です。場面場面が一体どの時点でのエピソードなのか、象徴的なモチーフや演出で判断しないとこんがらがっちゃいますね。一度最後まで見ればなんとなくわかるんですが。
新たに現れた小さな依頼人の事件は間違いなく現在ですよね。あとは風都タワーが復興工事中か完成後か。それと翔太郎を見つめ続ける不思議な緑色の視線。翔太郎の服が全部一緒なのでややこしいです。

一生懸命考えたつもりですが、勘違いしている部分もあるかもしれません。
違っていたらすみません。最初に謝っておく。


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今更ですが。仮面ライダーW 第48話 『残されたU/永遠の相棒』(後篇)

「発動係数98%・・・素晴らしい! 」

ユートピアは満足げに呟いた。
装置の上にしつらえた椅子に縛りつけられ、苦痛に叫び声を上げる若菜姫は、もはや地球の”巫女”ではなく“生贄”のようだ。拘束具の中心に嵌めこまれたバックルの様な部分が強い光を発し、装置の下の方からオレンジ色のエネルギーがせり上がっていく。

コツコツと足音が響き、通路の向こうに一人の男が姿を現した。
黒づくめに白いネクタイ。そして、ツバに裂け目のある白い中折れ帽。

「君か・・・。なんの用です?」

「邪魔しに来た。」

もはやにもなれない君に何が出来る・・・。
ユートピアは小馬鹿にしたように言った。
翔太郎は帽子の下から鋭い視線を向け、静かに言った。

「だったら、仕留めて見ろ。」

生意気な・・・。ユートピアは掌から火球を繰り出し、お望み通り仕留めてやろうと言いたげに翔太郎を狙い撃つ。翔太郎は右に左に転がりながらそれを躱わし、怯むことなく敵との距離を詰めていく。爆風に弾き飛ばされ、立ち並ぶなにかの装置に叩きつけられても、翔太郎の強い目の光は消える事は無かった。
若菜を縛り付けた装置にエネルギーが充満していくに従って、若菜の苦痛に満ちた絶叫も大きく激しくなっていく。もう時間は無い。
翔太郎は真っ直ぐにユートピアに突っ込んで行った。

「終わりだ。」

人が人として生きる為に必要な希望や願望を吸い取ってしまうユートピアの右手が、翔太郎に向かって伸びる。精神波攻撃に抵抗力のある照井竜をも瀕死にしたほどの力。この生意気な探偵などひとたまりもないだろう。ユートピアは勝利を確信した。だが。

ユートピアの手を受け止めた白い帽子。そしてその向こうには、微かな悲哀と強い信念を秘めた男の瞳。その心は、事務所で亜樹子に付き添っていたフィリップに届いた。

「翔太郎!!」

顔を奪われ生命エネルギーも吸い取られた亜樹子の手を握り締め、項垂れていたフィリップは弾かれたように振り返り、嬉しそうに目を輝かせた。
翔太郎はユートピアの手を受け止めた帽子を支点に、相手の身体の上を乗り越えて体を入れ替えた。後回し蹴りがユートピアにヒットする。帽子を深く被り直し、翔太郎は振り向いた。

「終わりはそっちの野望だ。」

いつの間にか集結したガジェット達がユートピアを攻撃し拘束する。その間にスタッグフォンが若菜を縛りつけた装置のコントロールパネルを破壊する。作動が停止した装置から翔太郎が若菜を担ぎ下ろす。

「貴様ァァァ!!」

怒りに満ちたユートピアは爆炎に飲まれた。



翔太郎の登場シーンが震えるほどカッコ良くて涙が出そうになりました。ここでW-B-Xが流れるなんて卑怯だなぁ・・・。いつものハーフボイルドな翔太郎ではなくて、ハードボイルドな翔太郎が本当にカッコよかった。目が。目の力がおやっさんのそれと同じ、甘さの無い鋭さと絶対に依頼をやり遂げるという強さを秘めて痺れましたよね。帽子の使い方がね。もう…。この辺りから涙線が崩壊し始めてきたんですが。

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今更ですが。仮面ライダーW 第48話 『残されたU/永遠の相棒』(前篇)

「ちょっと死んでみてください。」

翔太郎が殺されてしまう・・・。
フィリップが恐怖に駆られて叫んだ途端、若菜の身体は強い光を放った。若菜はフィリップの精神的苦痛に反応して能力数値が上昇していくのだ。ユートピアは吊り上げていた翔太郎の身体を地面に叩きつけ、狂喜の色を浮かべた。

「仲間を痛めつけられるのが、君の苦痛ですか?」

ユートピアはフィリップをいたぶる様に、ステッキで翔太郎の身体を強く突いた。とりあえず今すぐ殺す気はないらしいが、いつユートピアの気が変わってもおかしくない。その気になれば翔太郎の命など、一撃で消してしまえる力を持っている。危機的な状況には変わりはなかった。

「翔太郎!!今度こそ変身だ!!」

フィリップは必死な形相で叫び、サイクロンメモリを押した。
翔太郎もステッキで抑えつけられながらも内ポケットを探り、ジョーカーメモリを取り出してスイッチに指をかけた。わなわなと震える指先。
翔太郎、お願いだ・・・フィリップは翔太郎を見つめ、必死にそう呼びかけているようだ。
フィリップの依頼を受けた時、どんなに辛い事が待っていたとしても、「お前の為に耐えられない事なんてねぇ」・・・そう答えたはずだった。けれど・・・。

翔太郎は相棒から視線を外し、俯いた。
フィリップが永遠に消えてしまうなんて、耐えられない。
変身など、出来ない。

「翔太郎!!」

若菜の身体が輝き、ユートピアの手にある端末の数値が上がった。

「数字が上向いている。72%・・・もう一声!」

フィリップにさらなる精神的苦痛を与えようと、足元に転がっている翔太郎に向けて、ユートピアはステッキを振り上げた。その時。どこからともなく飛んできた赤い光球が、ユートピアの身体を弾き飛ばした。絶え間なく襲い掛かる光球に彼はじりじりと後退させられ、遂には変身も解けた。

助けに入ったのは意外な人物だった・・・いや、ドーパントと言った方がいいか。
タブー・ドーパントは左手に新たな光球を作り出しながら、加頭を睨みつけた。

「来人!早く若菜を連れて行きなさい!」

タブーの放った攻撃は生身の加頭を直撃し、彼は大きく飛ばされて壁に叩きつけられた。加頭はゆらり・・・と立ち上がり、肩越しに恨みがましい目で冴子を睨んだ。


「冴子姉さん・・・まさか・・・ボク等を助けて・・・?!」
「まさか・・・こいつの方が気に入らなかっただけよ。」

タブーはそっけなくそう言うと、加頭に向かってがむしゃらに光球を連打し始めた。自分の中に澱む思いを叩きつけるかの如く。それとも・・・冴子自身が気付かない、彼女の中にある家族への情愛がそうさせたのか。
タブーの集中攻撃を受けて加頭がいた辺りは激しい炎に包まれた。この業火の中で加頭は生きてはいられないだろう。タブーは攻撃の手を止めた。加頭順は全身から炎を吹き出して燃えながら、ゆっくりと振り返る。駆けつけて来た翔太郎達も我が目を疑った。生身のままタブーの攻撃を受けたのに・・・!!
加頭順は氷の様な冷ややかな目で冴子を睨み、真っ直ぐに近づいてくる。

「私、ショックです、冴子さん。
 死んでいるところですよ?私がNEVERでなかったら。」

死者蘇生兵士NEVER・・・!加頭順は大道克己と同じ、不死の兵士・・・いや、既に死んでいる人間だったのだ!

「この場は逃げなさい!来人!」

タブーは緊張した声でフィリップに声をかけると、加頭に向かって再び畳みかけるように光弾を連射した。だが、加頭は平然とした顔で眉一つ動かさずにユートピアに変身した。

冴子に促され、フィリップ達は大急ぎで意識を失っている若菜と大火傷を負って瀕死状態の竜の元へ戻った。今加頭と戦うのは拙い!とにかく一旦退いて体制を立て直す必要がある。冴子が・・・タブーがユートピアを足止めしている間に!しかし変身したユートピアは重力を操る力を使いタブーの光弾の弾道を歪め、こともなげに距離を詰めて、逆にタブーの身体を己の腕の中に引き寄せた。そして、フィリップの腕の中にいた若菜の身体も、ユートピアの引力に引き寄せられ奪われた。

ユートピアの杖の先から放たれた火球が、両者の間に炎の壁を作る。若菜を取り返そうと炎に向かうフィリップを亜樹子が必死に止め、引き摺るようにして連れて行った。
園崎の美しい姉妹を両手に抱え上げ、人間の姿に戻った加頭順は不敵に微笑んだ

「若菜さんを復活させる為に、来人君には後でゆっくり味わって貰いますよ?
 理想郷の力を。」



まさか加頭順がNEVERだったなんて!大道克己率いる不死軍団が劇場版の中に留まらずに、TVシリーズの方にまで食い込んで来るとは!物凄く贅沢な布石ですよね。劇場版のNEVERたちはとても人間臭くて感情豊かなヤツがいましたけど、堂本剛三とか京水とか京水とか京水とか(笑)大道克己も激しい野心丸出しでしたが、他の2人は、戦いは激しかったけどあまり表情が変わらなかった・・・かな?1回しか見れてないので自信ないですが(涙)自分の命が疑似生命だから、傷つく事も死ぬ事も怖くはないし、だから他人の命や痛みに対しても無感情、無関心になっちゃうんでしょうかねぇ。NEVERってのは。

随分と遅くなりましたが、事実上の最終回・48話のレビューでございます。


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仮面ライダーW 第47話 『残されたU/フィリップからの依頼』

来人・・・。

蒼ざめた若菜が横たわっている。

来人・・・!

彼女の目が・・・開く・・・。



事務所の赤いソファで居眠りをしていたフィリップはびくりと身体を震わせて目を覚ました。
夢か・・・いや、あれは・・・。
ぼんやりした頭で考え込むフィリップの耳に、にゃあと柔らかい鳴き声が聞こえた。

「ミック!!」

目の前のテーブルの上にミックがいた。翔太郎が得意技の猫探しで見つけて来たのだ。

「とりあえずミックだけだが、お前の家族を取り戻してきたぜ。」

ミックを抱き上げ嬉しそうに笑うフィリップを見つめ、翔太郎が得意げに言った。せっかく全員が揃った家族も、みんなフィリップの手を擦り抜けて消えていった。立ち去った者、そして燃えてしまった者。園咲家は崩壊し、フィリップはまた一人ぼっちになった。そんな彼の元に戻った小さな家族。ミックの温もりを抱きしめてフィリップは本当に嬉しそうな笑顔を向けた。

「ありがとう!翔太郎!亜樹ちゃん!」

フィリップの喜ぶ顔に、翔太郎と亜樹子はホッとしたように目を見交わして笑った。
だが・・・。
ミックの丸い背中を撫でていたフィリップの右手が、微かな碧い光と共に分解されて行く。一瞬、凍りついたように手を見つめ、フィリップは反射的に翔太郎達からそれを隠した。総てがわかってしまう・・・というのは時には残酷なものだ。フィリップは瞬時に自分の運命を知ってしまった。そうか、ボクは・・・。
フィリップは顔を上げ、真剣なまなざしで翔太郎を見つめ、静かに言った。

「翔太郎、頼みたい事があるんだ。」

なんだよ急に、他人行儀な・・・翔太郎は気持ち悪そうに笑った。フィリップと翔太郎の間で今更頼み事もないだろう。相棒なのだから、水臭い・・・。そんな気持ちだったのだろう。
けれど、それは日常の他愛ない頼み事とは違った。

「若菜姉さんを探して・・・助け出して欲しい・・・。」

翔太郎も亜樹子も、若菜は琉兵衛と共に園崎の屋敷の爆炎に飲まれて燃えてしまったのだと思っていた。だが、フィリップの目は真剣だった。彼にはわかるのだ。姉・若菜は生きている・・・。
フィリップは立ちあがり、必死な目をして翔太郎の前に立った。

「引き受けてもらえないだろうか!?姉さんの事・・・!」
「もちろん引き受けるさ。若菜姫は、俺が必ず助け出す。」

翔太郎は相棒の真剣な思いを感じ取り、その依頼を受けた。
そう、これはフィリップからの”依頼”だ。

「どんなに辛い事が・・・待っていたとしても・・・かい?」

「お前の為に耐えられねぇ事なんかねぇわ。相棒。」


 これが・・・フィリップの最初で最後の依頼だった・・・。

 ずっと2人で一人のつもりだった俺たちが、

 あんな事になるなんて・・・思いもしなかったよ。

 なぁ・・・・・・フィリップ。




冒頭のシーンを書いてるだけで、既にもう泣きそうなんですけど(ノ_<。)
切なすぎて心が痛い。フィリップは・・・データによって再構築されたデータ人間。だから、自分の事など簡単にわかってしまう。それが残酷で悲しい結末だったとしても、理性的であるが故に冷静に受け入れてしまうんですね。これ普通の人間であったら、嘆き悲しんだり、不条理な運命を呪ったり、やり場のない憤りをぶつけたりして、自分の心の苦痛をなんとか和らげようとするのに。
そんなものわかりの良い顔をしないで。泣いてもいいんだよ、と抱きしめたくなります。
フィリップが泣けないのなら代わりに泣いてあげたい。

ダメだ・・・涙が出てくる・・・。違う事を考えよう。

ラスト3話は石田監督なんでしょうか。
石田監督は、時にはお遊びが過ぎたりするんですが(笑)、男同士を描かせたらほんっとうにカッコいいんですよね。時には対決だったリ、友情だったり、様々なんですが、どれもこれも本当に痺れるような演出をされるんです。私が石田監督のファンなのは、男同士の世界をカッコ良く演出してくださるからに他ならないのです。

ラスト3話は翔太郎の物語。それが石田監督ですから、きっと強烈に胸に刻まれる終幕になるに違いありません。アタシの勘に間違いはないわ・・・(by 神崎沙奈子 @龍騎)

余談ですが、ダイワハウスのCMに出てくる監督が石田監督に似てる。
まさか石田監督がモデルじゃないでしょうが(笑)
でも見てると物凄く石田監督をイメージしちゃうんですよねー。



このオープニングもあと2回か…と思うと・・・さびしいですねぇ・・・(しみじみ)
こんなにカッコいいのに。


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仮面ライダーW 第46話 『Kが求めたもの/最後の晩餐』

 今週の47話見て涙ぐんだ後で、46話のレビューってのも変な感じですね。47話見て、とある考えが頭を過っちゃって、そしたら考えるだけで涙が出てきてしまうんですよね。自分の勝手な想像でなに泣いてんだって感じですが、だってそんなの切なすぎる・・・。

とにかく、今は46話のレビューを。



フィリップが・・・死んでいる・・・?

「そこにいる来人は人間じゃないわ。データの固まりよ。
 人類の未来を変える為に必要な。」

テラーの恐怖さえ忘れてしまうほどの衝撃に立ちつくし、悲しそうなフィリップの横顔を茫然と見つめる翔太郎に、若菜は吐き捨てる様に言った。
もう、終わりにしよう・・・テラーの合図でテラードラゴンが舞い戻り、咥えていたトライアルを吐きだした。地面に投げ出されて変身が解けた照井竜は、服が裂け、全身が血に染まって、それでも意識はかろうじて保っていた。完膚なきまでに痛めつけられた竜の姿に、ひどく衝撃を受けたようにガクガクと膝を折るフィリップ。
テラーの頭部にドラゴンが戻っていく。父は息子に呼び掛けた。

「さあ来るんだ、来人。」

「ボクは物じゃない!!」

フィリップはよろよろと立ち上がり、翔太郎に駆け寄った。半ば悲鳴のように声を振り絞って、テラーへの恐怖に竦んでいる相棒に向かって必死に呼び掛ける。

「翔太郎!!・・・変身だ!」

翔太郎は歯を食いしばり、身を包む恐怖を振り払ってジョーカーメモリを取り出した。CJエクストリームに変身する2人。だが、変身したところで翔太郎の畏れが消えるわけもなく、恐怖に駆られてがむしゃらに打ちかかって行ったCJエクストリームは、テラーの気に飛ばされてコンクリートの柱に派手に突っ込んだ。

「これが真の恐怖だ。」

CJエクストリームはテラーの青い波動に飲み込まれた。
園咲琉兵衛の負のオーラに触れただけで、無意識のうちに彼に恐怖を抱くようになっていたのに、テラーの波動の直接攻撃を受けた翔太郎の精神は崩壊した。今翔太郎を取り巻くこの世の総てが恐怖の対象になってしまったかの如く、何かから身を隠すように頭を抱えて絶叫し続けている。

「君はもう終わりだ。一生恐怖の中で生きろ。」

変身を解いた琉兵衛は翔太郎に残酷な宣告すると、今度はへたり込んでいる轟響子に歩み寄った。

「ああなりたくなかったら、私の事は忘れるんだ。轟くん。」

悲鳴を上げ続ける翔太郎を顎でさし示し、琉兵衛はにっこりと笑った。
イービルテイルは園咲琉兵衛の手に落ちた。変身解除で意識を失っているフィリップを若菜が抱き起こし、耳元に囁く。

「さあ、来人。帰るわよ。」

フィリップは若菜に抱きかかえられて、テラーの波動の中に消えた。


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路地裏のノラ

Author:路地裏のノラ
高岩成二さんのファンです。
仮面ライダー大好きです。
来世は絶対男に生まれ変わってJAEに入って、仮面ライダーを目指します。

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